ここから近くの喫煙所

グロープロスリムがハイパーよりも人気の理由、BAT担当者さんに聞いた意外な真実。

グロープロ・スリムがハイパーよりも割高なのに売り切れる理由、BAT担当者さんに聞いた意外な真実。 glo グロー
glo グロー gloラキスト gloクール gloエアー gloケント gloコンビニPR含む

こんにちは、加熱式たばこブロガーのゲンキ(@MOQLOG_JPです。

今日はBATさんのグローの話題を皆さんにご紹介したいと思います。

先日、グローハイパー・シリーズではなく、グロープロ・シリーズの最新モデル「グロープロ・スリム」が発売されたのはご存知かと思います。

BATの広報チームの方からリリースをもらったときは、なぜグローハイパーではなくグロープロでの新製品なのか?と疑問だったのですが、以前参加した「BATジャパン 事業戦略説明会」で直接担当さんに話しを聞くことが出来ました。

しかも今、売り切れ状態の人気ぶり。

今日はグロープロ・スリム人気を裏付ける意外な真実“をBATさんから伺うことが出来たので、是非ご覧になってください

グローについてモヤモヤしていたことが少しスッキリするかもしれませんよ。

グロープロ・スリムが人気の理由と意外な真実

グローは発売当初、スリムサイズのたばこスティックを使用するモデルしかありませんでしたが、アイコス並の吸いごたえを実現するため、太めのスティックを使用するグローハイパーを2020年4月に発売。

これに手応えを感じたBATさんは、一気にハイパー押しに切り替わり、製品価格はもちろん、フレーバーの追加など、ハイパーの拡販に力を入れます

それに引き換えスリムサイズのたばこスティックを使うシリーズは、最新モデルのハイパーのほうが安く買える価格の逆転現象や、限定モデルの発売、フレーバーが増えるどころか減っていくなど、明らかに力が抜けているのを皆さんも感じたはずです。

これは言うまでもなく、グローハイパーを拡販するためで、BATの担当者さんからもそのような話しを聞くことが出来ました。

ではなぜ、下火のグロープロ・シリーズで新モデルを発売することにしたのか?そして、なぜ売り切れになるほどの人気なのか?気になりますよねー。

実はユーザーの比率はほぼ同じだった!

ユーザーの比率はほぼ同じ

私のまわりがほぼ全員グローハイパー・シリーズに切り替えたことから、グロー・ユーザーのほとんどがハイパーかハイパープラスを使っている・・・と思っていたのですが、どうやら違うみたいなんです。

担当者さんに話しを聞いたところ、グロープロやナノなど、スリムタイプのたばこスティックを使用する旧モデルの利用者はおよそ半数にのぼるらしく、ないがしろには出来ないとのことなんです

あれだけ価格差をつけていても、対応モデルを減らしていったり、フレーバーを減らしていっても離れないユーザーが半数を占める・・・凄いですよね。

会社としてはハイパーを押したいけど、プロ・ユーザーさんに対してのアプローチも必要、これがスリム発売の理由であり、人気の理由でもあります。

グロープロ・ユーザーは熱い!

グロープロ・ユーザーは熱い!

グロープロをはじめとした旧型のグローを愛用する人は、まだグローが苦戦していた発売当初からグローを利用している人が多く、グローを支え続けてきた人たちと言っても過言ではありません。

しかも、難しいことに、旧型のグロー愛用者からはグローハイパーの太いスティックがあまり受け入れられておらず、公式サイトには手厳しいコメントも多数寄せられています。

お願い、プロを無くさないで

ハイパーいろいろ試しましたが、プロのスムースフレッシュが1番です。ハイパーのはクセがあって合わないのです。どうか、どうか、プロを残してください。

ハイパーはキツい

ハイパーはキツイんです。やはりプロで吸い慣れていたから、プロが1番美味しいです。 テイストも随分減ってしまって、在庫も減って、このまま無くなるのではないかと懸念しています。

ハイパーが合わない・・・という声だけでなく、たくさんのグロープロを押すユーザーの声が公式サイトであがっているんです。

プロがなくなるならグロー自体を辞める!というコメントもあるくらいなので、プロ・シリーズはある意味、企業側からではなくユーザーから生まれたデバイスなんです

グロープロへのコメント(公式サイト)
※ログインしないと見れません

専用たばこのシェアもほぼ半分を占めていた事実!

専用たばこのシェアもほぼ半分を占めていた

これにも驚いたのですが、BATさんの加熱式たばこ製品の売上比率は、ハイパー用とプロ用を比較するとほぼ同じくらいなんだとか

ユーザー数も半数と聞いたので予想は付きましたが、フレーバーの種類が違うにも関わらず、構成比が近いというのはビックリですよね。

数字は嘘を付きませんので、こういった裏付けがグロープロの存続させ、新デバイスの発売まで決断させたんでしょう。

ハイパー・シリーズとプロ・シリーズの両軸で行くべきなのか、それとも戦略に則ってハイパーへの移行に力を入れ続けるのか、経営陣としては悩ましいところ。

そういう意味では、今回のスリムの売れ行きは、今後の展開への大きな判断材料になるのかもしれません。

グロープロ・スリムが人気な理由まとめ

グロープロ・スリムが人気な理由まとめ

ここまでお読みの方なら想像も付くと思いますが、グロープロ・スリムが売り切れるくらい人気なのは、そもそもプロ・ユーザーがまだ多数いるということです

しかも、安いから買う・・・というユーザーではなく、古参のファンも多いため、グローハイパーの限定カラーなんかよりもよっぽど売れているんじゃないかと思います。

ましてや2019年にグロープロが発売されてから2年ぶりの新型です。

そりゃあ、プロ・ユーザーにとっては”ようやく発売された新型デバイス”なわけですから、人気が出るのも当然ですよね。

私自身もBATの担当さんの話しを聞くまではピンと来ませんでしたが、なるほど・・・売れるべくして売れているというわけです。

なぜハイパー・シリーズよりも高いのか?

なぜハイパー・シリーズよりも高いのか?その理由

プロ・ユーザーの方にとって気になるのが、なぜハイパー・シリーズよりも高いのか?という点

これについても少し話しを聞いてきたのですが、参考になれば幸いです。

前提としてお伝えしておきたいのは、グロープロもグロープロ・スリムもかなり安価に提案できている(他社に比べて)
ただ、 ハイパーを広めたいという方針があるため、先行投資として今は赤字でも手にとってもらうことを一番に考えている

確かにスリムと同じく新型のハイパープラスは480円と異常に安いのに、スリムは1,980円とまあ普通なので、なんとなく”高い”と思いがちですが、そもそも1,980円でも十分に安い部類です。

古くからのファンの方ならご存知かと思いますが、初代グローの定価は8,000円でしたからね。

グローだけでなくプルームもそうですが、普通にデバイスで商売をしようと思ったら、今のアイコス並の値段が普通なんです。

そういう意味ではプロの980円、スリムの1,980円は決して高くはなく、これでも利益が取れているかどうかのギリギリのラインだと思います

ハイパーやハイパープラスが安いのは、先程も書いたとおり、ハイパーを広めるための広告費みたいな感じで、採算度外視で販売しているだけなので、それと比べちゃいけないってこと。

ハイパーやプロで使われている18650バッテリーなんて、それ単体で1,000円前後しますからね・・・そう考えたらハイパーもプロも十分に安く提供してもらっていることがわかると思います。

グロープロ・スリム関連記事

あとがき

BATさんもボランティアではないので、売れない商品は辞めざるを得ない、これは当然のことです。

私もグローセンスが販売終了になったときは残念でしたが、私が使っていようとも皆が使わなくなってしまったデバイスやフレーバーは消えていくのが定めです。

グロープロ・シリーズがこれから生き残れるかどうかはユーザーさん次第です。

是非、自分のため、皆のためにグロープロ・シリーズを支えて頂ければと思います。

コメント