こんばんは、加熱式たばこブロガーのゲンキ(@MOQLOG_JP)です。
今日は読者様から気になる質問がありましたのでご紹介させて頂きます。
【質問】プルームエックスのニコチン量ってどれくらいなんでしょうか?
そういえばプルームXのニコチン含有量については書いてなかったと思い、私自身も気になったので調べてみました。
最終的にはJTさんのカスタマーセンターにも問い合わせ、根ほり葉ほり聞きましたが、少し歯切れの悪い結果に。
加熱式たばこブロガー
国内最大級の加熱式たばこ、電子たばこブログ「モクログ(MOQLOG)」を運営。日本の加熱式たばこブロガーの一人。2016年3月より運営を開始、紙巻たばこに変わる加熱式たばこ、電子たばこの専門家として、たばこに関する様々な情報を発信中。
取材協力:oricon news 週刊プレイボーイ など
プルームエックスのニコチン量はタール10mgの紙巻たばこ相当
プルームエックスのニコチン量をイメージするにあたり、もっともわかりやすい例えとして回答頂いたのが、「タール10mgの紙巻たばこ相当」というもの。
タール10mgというと結構重めのタバコばかりで、タール10mgのたばこに含まれるニコチンは0.8mg前後が主流です。
つまり、JTさんの見解としては、ニコチン量はおよそ0.8mgとのことで、この回答をすぐに言われたので、マニュアルとして決まっていたんでしょう。
ちなみにタール10mgの紙巻たばこはどんなものがあるのか?というと以下のとおり。
セブンスター並み?という点も疑問ですが、そもそもタール10mgの紙巻たばこ相当というのが”体感”だと・・・らしく、いまいち明確な根拠がわかりません。
とはいえ、カスタマーセンターではこれ以上の回答は持ち合わせていない為、別のアプローチで答えを探すことに。
と言うのも、プルームエックスのニコチンについては、実はもう1つの指標も存在しており、具体的な数値も出ているんです。
1パフあたりニコチン0.1mg
Ploomのブランドサイトではなく、JTさんの公式サイトにある調査結果が掲載されています。
その調査というのが「プルームエックスのたばこベイパー中成分」を調べたもので、こちらは1パフあたり〇mgという記載方法で掲載されています。
カスタマーセンターに問い合わせたのも、この内容についての質問がメインだったんですが、残念ながらこのページの存在自体知らなかったようなので、この質問に対する明確な回答は頂けませんでした。
なお、気になる調査結果は以下のとおり。
物質名 | 量 | 単位 |
---|---|---|
水 Water | 4 | mg/puff |
グリセリン Glycerol | 0.5 | mg/puff |
ニコチン Nicotine | 0.1 | mg/puff |
これはメビウス・リッチを吸ったときの、蒸気内に含まれる成分を構成比の多い順に記載したものだそうです。
測定時期は2021年4月頃、60秒に1回、1回当たり35mlを2秒間かけて、計6回吸引した場合の1吸引当たりの平均値が記載されています。
いずれにしても1パフあたりの量が記載されているわけなので、単純に1本のたばこを15パフすると仮定した場合、15倍ってことになるんでしょうか?
そうするとニコチン量は1.5mgを摂取したことになり、先ほどの「タール10mgの紙巻たばこ相当(=ニコチン0.8mg)」の倍以上ってことになります。
あまりにも整合性がとれないので、計算方法を知りたかったんですが、カスタマーセンター内に回答できるものはいないと言われてしまったので、一旦電話を切りました。
プルームエックスを吸っていたらビビッと来た!
電話を切ったあと、プルームエックスを吸いながら考えてみたんですが、もしかしたら以下のようなことなんじゃないでしょうか。
先ほどのJTさんの調査結果は、吸引時の蒸気をガラスフィルターで捕集し、その成分を調査したものでしたよね。
ですので、吸ったときは確かに0.1mgのニコチンが含まれているのだと思います。
ですが、吸っていて気付いたのですが、吸ったら吐きますよね。←当たり前
ということは、その吐いた蒸気にも当然ニコチンは含まれているはずですから、0.1mgすべてを体内に取り込めていないということ。
どれくらいを吐いてしまうかは人によって違いはありますが、単純に半分を吐いてしまうと実際に摂取できたニコチンの量は0.05mg / 1パフということに。
たばこスティック1本分を15パフすると仮定した場合、0.05 × 15 = 0.75mgがニコチン量ということになります。
タール10mgの紙巻たばこのニコチン量にだいぶ近づきましたよね。
カスタマーセンターの方から明確な回答がもらえていないので、この計算はあくまでも仮説ですが、私としては一番しっくり来たので、この考え方を根拠に、冒頭のタール10mgの紙巻たばこ相当を支持したいと思います。
紙巻たばこと加熱式たばこは正確には比較できない
JTさんぐらいになると調べられそうなものですが、火で焼いた煙を吸うたばこと、電気の力で蒸気を発生させて吸うたばこは、あまりにも違うので同じように比較することは出来ません。
これは、まだ正式な測定方法が確立していないからだと思われますが、もう1つの理由に、たばこ製品の区分も関係しています。
というのも、紙巻たばこは「たばこ事業法」により、タールやニコチンの量を記載する義務が課せられていますが、そのほかの区分の製品は注意書きのみでOK。
発売当時の加熱式たばこは、どれも「パイプたばこ」区分でしたが、平成30年、新たに作られた「加熱式たばこ」区分となっています。
公表する必要もないのにわざわざページを作っているあたり、よほど質問が多いんでしょうね。
とはいえ、JTのカスタマーセンターではない(Ploomのカスタマーセンター)からと言って、プルーム関連の情報を知らないというのは考えもの。
こういう情報はちゃんと教えておいてあげないと、私みたいな”おたく”に絡まれたカスタマーセンターの方が可哀そうですよ。
プルームエックスのニコチン量について、まとめ
さて、あれこれ書きましたが、JTさんの「1パフあたり0.1mgのニコチンが含まれている」という調査結果が正しければ、プルームエックスのニコチン量は「タール10mgの紙巻たばこ相当」で概ね正しい、と思います。
実際、吸った感じも違うし味もえぐみも違うので、紙巻たばこと比べるほうがおかしいのかも知れませんが、目安としては十分わかりやすい指標ですよね。
私の感覚だとライトくらいな印象ですが、レギュラーからライトくらいをイメージして貰えれば期待を裏切らないと思いますよ!
プルームエックスは500円のキャメルや紙巻でも人気のメビウス・オプションがオススメなので、是非お試しください。
参考:プルームエックスのたばこベイパー中成分
https://www.jti.co.jp/tobacco/responsibilities/guidelines/constituents/ploomx/index.html
コメント
なるほどですねぇ!確かにと納得できるような記事でした!吸いなれてない頃にばかすか吸って気分が悪くなったことがあったんですが(普段吸ってるのは紙巻きの6mg)なるほど気分が悪くなるはずですね!確かに吸って吐く、この行為によってすべて接種されるわけではないのであなた様の解釈が概ね正しいと思います。非常に為になりましたありがとうございます。
名無しさん
おはようございます!モクログのゲンキです。
多少でも腑に落ちたようで何よりです。
ニコチン量って私たちでは調べられないので、いつもモヤモヤしちゃいますよね。。。
お役に立てたら幸いです、今後とも宜しくお願い致しますm(__)m