プルームテックの純正バッテリーを分解しちゃった話
こんばんは、モクログ管理人のげんちゃんです。
先日グローをバラバラに分解した記事をアップしましたが、ただの興味で「プルーム・バッテリー」の構造も気になってしまい、ついに敢行しました。
結論から言うと、想像以上に大変な作業になってしまい、やったことを激しく後悔しています。
ついでに言うと、やってはいけないこともやってしまい頭痛が・・・。
みなさん、プルームテックだけは分解してはダメです!
構造が気になったら、今回の記事を読んで満足してくださいね。
プルームテック分解の流れ
「プルームテック 分解」でググると、先人たちが分解した画像が見つかります。
それによると、プルーム・バッテリーを接続部分から先端まで一直線に切断して、中を取り出す方法が掲載されています。
真似してみようと思いカートリッジで試してみましたが、ミニルーターのパワー不足で断念。
半ば無理やりでしたが、以下の手順で分解しました。
分解に使用した道具
最初に用意したのは、精密ドライバーとハンマー、前回のグロー分解のときと同じセットです。
グローのときと同様に、接続部分などにマイナスドライバーを差して、テコの原理で引っ張り出す作戦でしたが、ドライバーが全く刺さらず断念。
ミニルーターで削ることは出来たので、それで溝を掘ってドライバーを挿せるようにしようと考えました。
一通りやってみて思ったのは、接続部分から分解しようとするとミニルーターは必須で、それくらい頑丈な造りでした。
分解箇所の選択
接続部分で分解することにした理由は、バッテリーの中心部分には当然リチウムイオン電池が内蔵されているハズなので超危険、となるとカートリッジの接続部分か先端のLED部分しか選択肢がありませんでした。
分解するまでは先端LED部分の素材がわからなかった為、場合によっては割れるなどの可能性があると思い、消去法で接続部分から作業をすることにしました。
ただ、終わったから言えることですが、中を取り出すなら先端LED部分から行うのが正解かと思います。
1.カートリッジ接続部分を削る
画像のように接続の少し下あたりを剤って、ドライバーを挿し込む溝を作りました。
これならイケるやろ!と思ってドライバーとハンマーで引っこ抜こうとしますが、ピクリとも動きません。
結局まるまる一周溝を作り、グラグラになるまで削るハメになりました。
2.リチウムイオン充電池を引っ張り出す
接続部分の口金を取り出すことが出来ましたが、ペンチで引っこ抜いた際に配線がプチっと切れました。
恐らくこの配線を引っ張ればリチウムイオン充電池が出てくるはハズ!
今度は配線が切れないように慎重に引っ張り、切れることなくご対面。
これで残るは先端のLED部分のみです。
3.LED部分はプラスチック製
パッと見た感じは硬い素材かと思っていましたが、精密ドライバーがズブっと刺さり、簡単に外すことができました。
最初からLED部分でやっていれば、もう少し楽だったかもしれませんが手遅れです。
中を除くと何やらコンパクトな基盤が備え付けられています。
4.基盤を押し出して完了
この基盤はLED側から抜き取るのが難しかったので、本体から中身を取り出してスカスカにして、接続部分からドライバーで押し出しました。
シリコン製のカバーに包まれた基盤がポロッと取れましたが、基盤の裏面に豆電池みたいなものがついています。
この小さな基盤で、LEDを光らせたり、自動吸引を感知したり、50パフをカウントしていると思うと凄いですね(汗)
5.プルーム・バッテリーの構造
プルーム・バッテリーの全パーツはたったのコレだけ。
グローはガチャガチャしている感じでしたが、プルームテックは3つのパーツ(カートリッジ接続部分、リチウムイオン充電池、基盤)から出来ていることが判明。
カートリッジを装着したら吸うだけでOKのシンプル・スタイルなだけに、構造もめちゃくちゃシンプルでした。
プルームテックの秘密
無煙君という自作加熱式タバコを制作している方が分解、解説してくれているので参考にしました。
ちなみに、この方はアイコス、グロー、プルームテック全て分解、自作で加熱式たばこを作っているという強者です。
それではプルームテックの秘密をご紹介します。
先端LEDが光る仕組み
赤マルで囲んだ部分が超小型のLEDのようです。
ここの光をフタ裏面で拡散して、均一に光が漏れるような仕組みになっています。
側面だけが光るのも、表面、裏面ともに光を通さない染料で加工されており、加工していない側面だけが光を通すからです。
自動吸引の仕組み
基盤の裏側に設置されている豆電池のようなもの、実はこれ「センサー」なんだそうです。
このセンサーが、バッテリー内の減圧を感知することで、基盤に信号を送って動作するとのこと。
こんな小さな部品がねー、大したものですね。
プルームテック分解にあたり、やってはいけないこと
いや、そもそもプルームテックもグローも分解なんてしてはいけないんでしょうが、中でもこれだけは絶対やってはいけないことを、うっかりやってしまったので、注意喚起の意味も込めてご紹介します。
今でこそ頭痛も直りましたが、1時間近く頭が痛くなったので、マジでヤバイです。
この段落の最後に「注意喚起にぴったりの動画」も見つけましたので参考にどうぞ。
動画を先に見ていたらこんなコトしなかったのですが、興味って怖い・・・。
リチウムイオン充電池が気になる
なんだか黄色のシールがペタペタ貼ってあって気になりますよね。
グローも加熱部分がくるくる巻きになっていたので、もしかして外していくと何かあるのかも?
シールを全部剥がしてみた
剥がしている途中は気づかなかったのですが、全部剥がしてみたらあることに気が付きました。
あれ、これ袋になってる!イメージは袋の中に棒が入っているような感じ。
袋を開けてみた
中は画像の通りですが、写真とってすぐに袋を巻き直して、バッテリー本体に戻しました。
これですね、袋を向いている途中でヤバイ臭いがしたんですよ。
本能的にこれ以上やるとマズイ!と思い中断しましたが、コレ、リチウムイオン充電池の中身そのものでした。
暫くの間、頭痛が止まらず目も痛かったのですが、ようやく収まってきましたよ(汗)
あの銀色の分厚い袋は、電池の外装と同じ役目だったんですね、
リチウムイオン充電池は、発火の可能性も高く非常に危険なので、絶対に真似しないでください。
プルームテック分解まとめ
寿命が近づいていた2台目バッテリーがあったので、つい興味でやってしまいましたが、大事には至らなかったものの痛い目にあいました。
グローの分解は、技術と知識を持つ人がやれば、もしかしたらバッテリー交換も可能になるかも、という期待も感じさせてくれましたが、プルームテックの分解は今のところ何も見いだせません。
もう二度とやることはありませんし、この記事にどれだけの需要があるのかもわかりませんが、やらない方が良いです。
構造についても、基盤の小ささには驚きましたが、概ね想像通り・・・電子タバコとなんら変わりませんね。
それが実際に確認できたこと、それが今回のプルームテック分解の成果だと思います。
あとがき
いかがでしたでしょうか。
プルームテックがどんな造りなのか、お分かりいただけたかと思います。
前回のグローに続きプルームテックも完了したので、あとはアイコスくらいか・・・。
あと少しで私の2代目アイコスちゃんが寿命を迎えそうなので、その時にアイコスもバラしてみようかなーなんて考えてますが、プルームテックはもう懲り懲りですね。
3月も本業が忙しそうなので毎日更新とはいきませんが、これからも、どうぞ宜しくお願い致します。
コメント
あらら、やっちゃいましたか(^。^;)
いつかは分解されるだろうと思ってましたが (;^_^A
にしてもホントに事故が起きなくてよかったです(-_-;)
そうですね、考えようによっては既存の技術(電子タバコ)の流用ですから確かに生産コストは抑えることができますよね。
ではなぜここまで出荷量が少ないのか・・・(-_-;)
単純に
【出荷量が少ないから売り上げが上がらず利益が伸びない】→【利益が伸びないから出荷量を増やせない】→【出荷量が増えないからシェアが広がらない】
という悪循環の無限ループにハマってる気もしますが(;^_^A
これ以上はまたまた妄想が止まらなくなりそうなので自重致します(^▽^;)
私の周りではPloomTechは女性に人気が高いようです(^.^)b
見た目のスタイリッシュさとメンテナンス不要の使いやすさ、匂いのなさや純正ケースのコンパクトさから「これなら欲しい!」という人が多いようです。
加熱式参入の前に、とりあえずPloomTechを1日でも早く「全国レベル」にして欲しいですね(^▽^;)
そうならなかったらPloomTechは尻すぼみで消えてしまいそうな気も…(;^_^A
KENさん
こんばんは、お見通しでしたか(汗)
ついついやってしまいました、今更ですが、事故が起きなくてホントに良かったです。
前回のグローでも冷っとしましたが、今回のプルームテックは五感で冷っとしましたね。
二度とやらないっす。
でも、構造からするとそれほど手が掛かっているようには見えないので、この出荷調整はKENさんの言うとおり負の連鎖なのかもしれません。
これだけ専門店を乱立させただけに消えちゃうことはないと思うのですが、今の原型はなくなるかもしれませんね。
たばこカプセルも現プルームテック・ユーザーのことを考えると変更できないハズですから、進化版の第一候補はディファスモみたいなコンパクトなMODっぽいデザインかと予想しています。
全国展開のタイミング、進化版のタイミング、加熱式新製品のタイミング、この3つでいかに話題を作れるか?興味深いところです。