こんばんは、モクログ管理人のゲンキです。
2016年のアイコス・ブームにより、様々な喫煙ガジェットが誕生、注目されていますが、こと健康リスクという点で考えると、プルームテックのパフォーマンスは凄いんですよ。
今回は、JTから公表されている実験結果をもとに、プルームテックがいかに優れているのかをご紹介したいと思います。
プルームテックの健康におけるリスク
昨今では新ジャンルの加熱式たばこの有害性や危険性を謳う記事などが見受けられますが、臭くないタバコとして有名なプルームテックはどうなのか?気になりますよね。
この記事ではJtさんが公表している実験結果を紹介しながら、プルームテック凄いんだぜ!という内容を共有していますので、健康面や有害性、臭いなどが気になっている方はぜひご覧になってください。
プルームテック使用時の空気環境への影響
JTによれば、「プルームテックの使用は室内環境に影響を及ぼさない為、周囲の方々への健康に対して、実質的に影響を与えるものではない」と考えています。
つまり、プルームテックを吸うことで発生する蒸気は、ほとんど室内を汚さないので、イコールその周囲にいる人への影響もほとんどありませんよー、ということ。
かなり強気な発言ですが、なんの根拠もなくこんなことを言っているワケではありません。
JTは、この室内環境への影響について、以下の4つの調査を行いました。
2.プルームテック使用時の吐出呼気中の成分について
3.室内環境中の成分について
4.室内環境中の「におい」について
どんな調査方法と検査結果だったのか、1つづつ確認していきましょう。
1.たばこベイパー(=蒸気)中の成分について
これは吸ったときの蒸気に含まれる成分の検査なので、プルームテックを使用することが、その人にとってどれだけ有害なのか?ということがわかる検査です。
調査方法
この調査については、外部委託分析機関にお願いして実験してもらったもので、「試験用標準紙巻きたばこ」と「たばこカプセル:レギュラー」の2つの銘柄を、ISO(国際標準化機構)が定める喫煙方式と、カナダ保健省が定める方式の2つの方式で、喫煙器を使って煙、及び蒸気を発生させて調べたそうです。
調査項目は、先程もでてきた「カナダ保健省」への報告義務のある成分で、このうちの9つの成分はWHOが削減すべきと定めるものも含まれています。
カナダ保健省方式・・・30秒毎に2秒間で55mlの煙を吸引
調査結果
ISO方式による結果
カナダ保健省方式による結果
調査結果からもわかるように、紙巻きたばこと比較して発生した成分は、アンモニアとホルムアルデヒド(1%台)くらいなもので、WHOの定める有害物質はもちろん、紙巻きたばこにおける有害とされる成分のほとんどが発生していないことがわかります。
発がん性物質の1つとも言われているホルムアルデヒドも、紙巻きたばこに比べて僅か1%程度しか発生していないことから、紙巻きたばこと比べて極めて安全性が高いものと思われます。
2.プルームテック使用時の吐出呼気中の成分について
今回の室内環境に与える影響について実験したもので、副流煙ならぬ副流蒸気について調べているので、周りの人への影響を考える上で重要な実験です。
ただし、この実験についてはJT自らが行ったものなので、100%信用して良いのかは疑問も残りますが、調査方法や結果について見ていきましょう。
調査方法
この実験はJT自らが行ったもので、プルームテックを使用して、吐いた息を「ガラス繊維フィルターと捕集ビンに接続したマウスピース」に吐いてもらうことで調査したようです。
比較対象は、実験に参加した人達(23人の喫煙者)が起床から実験を始めるまで禁煙している状態の息を、同様の方法で捕集して比較しています。
調査項目は、先程の実験で検出された「アンモニア、ホルムアルデヒド、アセトン」と「ニコチン」の4項目について調べました。
調査結果
アンモニア、ホルムアルデヒド、アセトン
驚きの結果ですが、プルームテックを使用して吐いた息と、何もしないで吐いた息では、ニコチン含有量以外はほとんど差が見られなかったというものでした。
ニコチンについて
また、ニコチンについては、「紙巻きたばこ」のおよそ400分1くらいであることがわかります。
少なくとも呼気にニコチンが含まれていることは確かですが、その量が多いのか少ないのか?は一目瞭然ではないでしょうか。
3.室内環境中の成分について
先程の実験と似ていますが、空気汚染について調べています。
これは、部屋でプルームテックを使用した際に、部屋の空気がどれくらい汚れるのか?という点を調査したもので、この実験においては粉塵や一酸化炭素など、あくまでも空気汚染という観点での実験となります。
こちらの実験もJTさん自らが行っています。
調査方法
ある部屋の中で、実験の参加者がみんなでプルームテックを吸って、その部屋の様々な成分の濃度を測定するというものです。
実験で使う部屋の仕様は、米国加熱冷凍空調工学会の規格に記載されている条件をもとに設定されているそうで、測定対象にしたのが、建築物衛生法に定められている4項目「浮遊粉じん」「一酸化炭素」「二酸化炭素」「ホルムアルデヒド」と、たばこベイパーから発生した「ニコチン」「アンモニア」「アセトン」も含めて実施。
調査結果
予想通りと言えばそうですが、プルームテックを吸おうが吸うまいが、その部屋の環境にほとんど影響していないことはお解り頂けたかと思います。
また、建築物衛生法で定める管理基準(赤点線)を大きく下回っていることから、基準内であることも結果からわかります。
ここまで差がないと逆にホント?と思ってしまいますが、少なくともJTさんが実験したときは、こういう結果になったみたいですね。
4.室内環境中の「におい」について
プルームテックの代表的な特徴の1つ「におい」について調べたのが、この4つ目の実験です。
この実験は第三者機関に依頼されており、「株式会社環境管理センター」というところが行っています。
これまでの3つの実験結果から「におい」が少ないというのは予想できるかと思いますが、どれくらい少ないのかをご覧頂けます。
調査方法
まず、検査する人というのが特殊で、環境庁の行う嗅覚検査に合格した「一般的な嗅覚」を持つことが確認されている人が比較を行い、調査したのは、紙巻きたばことたばこカプセル各種(レギュラー、グリーン、パープル)です。
たばこの煙と、プルームテックの蒸気を捕集して、臭気判定士さんが臭気強度で採点するといった内容。
調査結果
臭気自体も吸わないときとほぼ同数値という結果ですが、更に凄いのは「たばこ」臭さについては、ほとんど感じないレベルであったということです。
判定の見方ですが、0を無臭として、1はやっと感知できる臭い、2.は弱いながらも何の臭いはわかるレベル、3になるとすぐにわかる臭いとなり、4や5は強烈な臭いだそうですよ。
プルームテックを吸っても空気が汚れなかったり臭いを感じない理由
プルームテックが凄いのはわかった・・・ところでなぜプルームテックは凄いのか?
ちょっと気になりますよねー、その辺もあわせて解説致します。
旧型電子タバコがベースなので出力が低いから
たばこベイパーに含まれる数少ない有害物質の1つ「ホルムアルデヒド」ですが、これって高出力でリキッドを気化させたりすると発生するそうです。
該当するのは、出力の強い第三世代の電子タバコくらいで、良くも悪くもパワー不足が役に立っています。
プルームテック使用時のたばこカプセル内の温度は、わずか30度くらいまでしか上昇しません。
紙巻きたばこの燃焼時の温度が800度に達すると言われています。
たばこカプセルに蒸気を通すという仕組みだから
プルームテックと同義と言っても良いのが「たばこカプセル」ですが、この「たばこカプセル」に蒸気を通すことで、ニコチンや香料を蒸気に付着させると言う発想が、この調査結果を生んでいます。
たばこ葉を直接加熱して成分を気化させて吸い込む仕組みのアイコスやグローに比べて、物足りなさの原因でもありますが、明らかに「たばこっぽさ」が足りないプルームテック・・・それだけ「たばこ成分」が少ないんですね。
あくまでも、蒸気がたばこカプセルを通るときに、成分を「付着」させるだけなので、発生した蒸気の100%に付着しているとは考えにくいですから、それが物足りなさでもあり、成分の少なさにも繋がっているのでしょう。
調査結果はあくまでもプルームテックについて
恐らくですが、アイコスやグローではここまでの結果はでないでしょう、この調査結果が出るのは、あくまでもプルームテックだからなんですね。
つまり、旧型のデバイスも、出力不足も、物足りなさも、たばこカプセルという仕組みも、ぜーんぶひっくるめて、この低スペックだから実現した結果だということです。
最新型の高出力デバイスで、とんでもなくモクモクして、直接たばこ葉を加熱するようなものであれば、このような結果は出ないだろうと思います。
JTが意図してこのスペックにしたのかはわかりませんが、少なくともアイコスやグローとは一線を画した、健康被害の少ないニコチンを摂取できるガジェットだと言えるのではないでしょうか。
たばこ感と健康リスク
*このグラフは私が思う「たばこ感」と「健康リスク」が比例しているイメージですので、数値などは適当ですのでご了承ください。
*アイコスなどが健康リスク90%削減と言われていること、プルームテックが99%削減と言っていることから勝手に予想しています。
書いていて思うのですが、たばこっぽさと健康リスクは比例していますね。
紙巻きたばこそのものが最も健康リスクが高いと仮定すると、次いで、その差は大きいかもしれませんが、たばこっぽさがそれなりにあるアイコスやグローなどの加熱式タバコ、その下あたりに超爆煙系のVAPE✕ニコリキ、プチ爆煙✕たばこカプセルのVAPE、最後にかるーいプルームテックなのかな。
とは言え、どこまで行ってもたばこですから、少ないとは言えリスクはありますので、何をやっても健康にはなれないことは確かです。
まぁ、紙巻きたばこを吸い始めたときから、リスク承知で付き合ってきたワケですから、今更何を言っているの?って感じですかね(汗)
要は、かるーいプルームテックでリスクを軽減するのか、それとも、リスク承知でたばこっぽさを求めていくのか。
あなたは何を選びますか?
あとがき
私事ですが、PinkVapeClub「PVC」の@PVC_Kotaroさんが開催されるオフ会に参加させて頂くことになりましたー!
最近は本業タコ詰めで気分も滅入っていたので、THE気分転換ってヤツですね。
ビルド講座なんてものまで開催されるそうなので、取り敢えず買っちゃったけど、使い方がわからないものも聞いちゃおう!
VAPERさん達って初心者ウェルカムな雰囲気があるので、本当に有り難いですよー。
VAPE関連のレビューの薄さは自分でも自覚しておりますので、少しでもレベルアップできるように勉強してきます。
それでは皆様、ご機嫌よう。
コメント
正月に帰省して来訪した甥が私の部屋にいる時に
「やっぱ、アイコスとグローは匂いがあるね。普段PloomTech吸ってると匂いがしないからわかりやすい」
と言ってました(^。^;)
吸わない人からすればPloomTechも匂うのかもしれませんが、それも6畳程度の締め切った室内ぐらいまでじゃないでしょうか?(;^_^A
私は多分、JTは意図的にこのスペックに収めたんだろうと思ってます(^^;
なんにせよ、一線を画すアイテムを販売していながら今更加熱式に参入しなくてPloomTechの出荷数を増やして安定供給できれば十分にIQOS・gloに対抗できると思うのですが…
もしかすると生産を増やせば増やすほど利益が出ないんでしょうか?(^。^;)
そう考えると出荷数が飛躍的に増加しないことや加熱式への参入も納得できてしまうような…(;^_^A
頼むから早くカプセルのコンビニ販売全国展開を~~~(^▽^;)
KENさん
こんにちは!やはりプルームテックは臭いについては断トツですね。
でもこの特徴を最大限活かすとなると、プルームテックの進化版は限られてきそうです。
出力をあげるわけにはいかないので、50パフ周りの機能強化?
それともカートリッジの改良なのか・・・大きなモデルチェンジはないんですかね。
バッテリー自体の原価は凄く安そうなので、利益が出ないってことはないと思うのですが、
もしかしたら「たばこカプセル」の原価が高いのかもしれません。
それにしても展開ペースは遅いですねー(ー_ー;)