こんばんは、くだらないモノにお金を使うげんちゃんです。
JTの次世代タバコと言えば、プルームテック、プルームテック・プラス、プルーム・エスの3つを思い浮かべることでしょう。
最近では、「プルームテック」と「プラス」の棲み分けも進み、たばこ感よりもフレーバーを楽しみたい人はプルームテックに。
満足度を求める人には「プラス」、高温加熱式で臭いも抑えたい人向けに「エス」と、アイコスからこぼれ落ちた層を着々と掴んでいますよね。
そんなプルーム・シリーズですが、もともとはプルームテックのみで長いこと展開していました。
今回ご紹介するのは、そんなプルームテックの前身となる「初代プルーム(Ploom)」のお話です。
既に発売停止となっており専用たばこも売られていないので、手に入れても使い道がないデバイスですが、プルーム・ファンの皆様には、プルーム・シリーズには幻の4台目があったことを知って頂きたく今回レビューさせていただきます。
暇つぶしにどうぞお付き合いくださいませ。
初代プルームとは?
これをご存知の方は相当な加熱式マニアです、なぜなら、プルームテックが発売される以前のデバイスで、2016年2月には小売店へのデバイスの出荷を停止、専用たばこ自体も2016年12月に発売停止となっているからです。
この当時は、プルームテックがとにかく手に入らない時代で、今でこそ3,000円で買えちゃうプルームテックが転売で20,000円オーバーだったこともあり、初代プルームの話題なんてほとんどありませんでした。
この「初代プルーム」は、2013年12月にひっそりと発売されたJT初の高温加熱式たばこデバイス、ですが早過ぎたんでしょうね・・・ほとんど受け入れられることなく消えていきました。
余談ですが、この初代プルームは、JTが買収したアメリカの会社「プルーム社」の商品で、その名残が説明書にも記載されていました。
まったく別のテクノロジーでプルームテックが生まれたワケですが、名前だけは残り今に至る・・・なんだか歴史を感じますよねー。
どこで売っているのかって?
公式には既に販売停止となった商品なので、どこにも売ってません。
買えるとしたら、当時の所有者さんから譲り受けるしかないです。
そこで役に立ったのが「メルカリ」、なんと2,000円前後でポツポツ出品されているではないですか。
私も最初はデバイスだけを購入したのですが、これだけではまともな記事が書けないと思い、ちょこちょこメルカリをチェックしていたら出てたんですよ、たばこポッド付きのプルームが。
さすがに2年以上前のモノなので、味はだいぶ劣化していると思われますが、とりあえず吸ってみよう!ということで再度購入して今回のレビューに至ります。
初代プルームの外観など
化粧箱
縦長の化粧箱にデバイスの写真がどーんと描かれているシンプルなデザイン。
プルームテックでお馴染みの気流のようなデザインはなく、どちらかと言うとVAPEのスターターキットみたいな感じ。
横にスライドさせる作りで、小洒落た印象を受けました。
セット内容
セット内容は凄くシンプルで、デバイス本体とUSBチャージャー、あとはユーザーマニュアルのみ。
特徴的だったのはUSBチャージャーで、マグネット式のスタンド・タイプ。
ユーザーマニュアルも細長いので折りたたみ式かと思いきや冊子型で、手が込んでいます。
Ploom本体
プルームテックはボールペンと言われますが、初代プルームは万年筆みたいな形状。
気になるのはマウスピースとの接続部近くに巻かれているテープのようなもの、この部分がめちゃくちゃ暑くなるので火傷防止に巻かれているっぽいです。
2台目に購入したホワイトのほうは、持ち主さんが勝手に張ったのかと勘違いして剥がしちゃいました(汗)
説明書のクダリ
読めますかね、このページによると「著作権等も含むすべての権利はPloom社が保有している、名称、ロゴ、キャッチフレーズはPloom社の商標です」と書かれています。
JTがプルーム社からブランドの商標権や特許などを買収したのは2015年2月なので、発売当時は正規代理店みたいな感じだったんですかね。
結局この買収で残ったのは「Ploom」という名称だけになってしまいましたが、もしかすると「エス」にその技術が多少なり活かされているのかもしれません。
公式アクセサリー
親切な方で未開封のアクセサリーまでつけてくれたので、こちらも掲載しておきます。
公式アクセサリーの定番として、デバイスケースとマウスピースの替えが販売されていたようです。
マウスピースは付属のものと変わりませんが、ケースは青い糸のステッチが可愛らしい革製で、結構気に入ってます。
マウスピース
わかりますか?内側の部分がとんがっているんですよ。
マウスピースも変わった構造で、先端から吸うのではなく、先端から少し下に穴が空いており、そこから吸引するようです。
おそらくタバコ葉が直接入り込まないようになっているのでは?と思いますが、真っ二つにしてみないとちょっとわかりませんね。
デバイスケース装着
2個めを購入した方もケースをつけてくれたので撮影。
ケースにいれて気づいたのですが、加熱開始にはボタン操作(長押し)が必要なんですが、ケースに入れたままだと場所がわからない・・・。
今のアクセサリーはその辺もかなり考えられていますが、当時はそこまで考えつかなかったのかも知れません。
初代プルームの専用たばこ
専用たばこ(たばこポッド)
これが本当にたばこなの?と思うほどオシャレ。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、かなり小さい箱に入っており、色とりどりのポッドが備え付けられていました。(マルチパックというセットだそうです)
写真のようにスライドさせる仕様でカッコいい!なぜ流行らなかったのか不思議なくらいです。
比較(たばこポッド)
たばこカプセルと大きさを比較してみたのですが、超小さくないですか(汗)
この小さいポッドにたばこ葉がどれだけ入っているのかは不明ですが、これがタバコだなんて誰が思うんでしょう。
これは中身が気になりますね。
見た目(たばこポッド)
この「たばこポッド」ですが、カラフルな部分の素材はアルミニウムで出来ているそうです。
フタのように貼られているアルミ箔・・・気になりますよね。
この部分は吸う時に破れることを前提にしているので、こんな作りをしています。
中身(たばこポッド)
正直これが正しい状態なのかはわかりませんが、かなり湿った状態の黒いものが出てきました。
おそらくグリセリンなどが添加されたタバコ葉なんだと思いますが、これも一見たばこには見えませんね。
余談ですが、少しアルミ箔が取れかけているポッドがあったのですが、中は見事にカビてました(汗)
初代プルームの使い方
マウスピースをはずす
マウスピースを外すと、たばこポッドを入れる穴が出てきます。
この仕組はご存知ヴェポライザーにそっくりで、この穴がヴェポライザーで言うところのチャンバーということになります。
たばこポッドに詰められたタバコ葉をこのチャンバー内で周囲から加熱、これが初代プルームの加熱方式です。
たばこポッドを入れる
たばこポッドはアルミ箔が上になるように入れます。
この状態でマウスピースを装着すると、マウスピースの内側の尖った部分がアルミ箔を突き破り、この穴から気化した蒸気を吸い込めるようになるんですね。
あのマウスピースの尖った部分は、この為にあんな形状をしていたワケです。
ボタンを長押しする
たばこポッドを入れマウスピースを装着したら準備完了です。
あとは、ボタンを長押しすると、ボタンのまわりがゆっくりと点滅し始めます。(加熱開始)
点滅が点灯に変わると加熱が完了したことを意味しますので、あとはゆっくりと吸うだけです。
喫煙終了後(本体)
驚いたことに、1つのカプセルで約10分も吸えるそうです(汗)
嬉しいけど長過ぎるな・・・ちなみに満充電でたばこポッド4個分しか使えないそうです。
吸い終わってマウスピースを取ると、キレイに穴が空いてました。
喫煙終了後(たばこポッド)
あれだけ湿っぽかったポッドの中身がカッサカサに。
むしろ水分が飛んで膨張したのか、中身がぎゅっと詰まっていて中々取れませんでした。
ピンセットで掻き出してみましたが、ポロポロしか落ちてきませんでしたね。
充電の仕方
USBチャージャーはマグネット式になっている思ったよりも安定していましたが、気持ちいいくらい直立不動(笑)
いや、ホント充電できて良かったですよ。
初代プルームのサイズ感はプラスと同じくらいなので、想像以上に存在感があります。
吸ってみた!
ピンクのピアニッシモ味は中身の確認とカビで使えず、青のメビウス味と金色のゴールド味?なるものを試してみました。
あくまでも2年以上経ったタバコなので、本来の状態とは違うかもしれませんが、青色も金色も香りが非常にいいです。
ただ、立ち上がりは悪く、むしろ無煙タバコみたいな感じで、味も香りもするんだけど蒸気は出ない・・・こんな感じでした。
ドローはかなり軽いですが、たばこ感が強いのか肺に入れるとキツイです。
2、3分経過すると蒸気がちょろっと出てきますが、プルームテックよりも少ないかも。
味は独特で、アイコスともグローともエスとも違う・・・もちろんヴェポライザーとも違うんですよ。
何ていうかリキッドっぽさが強い印象ですね。
吸い終わってマウスピースをとってみたら、かなり水滴がついていたので、イメージとしてはヴェポライザーのシャグにリキッドをかなり足したような状態、これがしっくり来ました。、
ただし、再三書きましたが、既に2年以上も前のものなので、本来の味や喫味とは違うかもしれませんので、その点はご了承ください。
今も尚売買されている理由
人気があるとは思いませんが、今も尚売買されているのは、初代プルームの構造にあります。
要はコレ、ヴェポライザーなんですよ。
今回は試しませんが、たばこポッド=スペーサーだと考えれば簡単です。
更に付け加えると、ヴェポライザーでも蒸気を出したい人はリキッドを混ぜますよね。
たばこポッドは、いわば「リキッドを添加したシャグを詰めたスペーサー」と同じなんですよ。
そんな理由から、ヴェポライザー利用で未だに売買されているようです。
初代プルームまとめ
初代プルームのことは正直よくわからなかったんですが、今回使ってみて驚きました。
だって、JTは2013年から高温加熱式たばこデバイスを作っていたことが明らかになりましたからね。
ぶっちゃけ改良の余地はかなりありましたが、それでも2017年、2018年くらいに再度リリースしたら案外売れてたかも知れません。
そもそもアイコスが流行りだしたのも2016年4月に放送された「アメトーク」がキッカケ。
次世代タバコに注目が集まり始めたのもこの頃なので、初代プルームはブームが始まる前に販売停止になってしまったんです。
そう考えると、ビジネスってタイミングが難しいですねー。
プルームテック・・・低温加熱式たばこ / たばこカプセル
プルームテック・プラス・・・低温加熱式たばこ / たばこカプセル
プルーム・エス・・・高温加熱式たばこ / たばこスティック
あとがき
オークションサイトが業者さんで埋まってしまったので、最近ちょこちょこメルカリを見ているんですが、2年前の販売が終了したものまで買えるんだからん凄いですよね。
私はもっぱら買うだけですが、自宅に山程あるアイコスやグローの限定モノなど、売り捌いてしまおうかと思いましたよ(汗)
ですが、ちょっと遅かったかなー・・・もう保証も切れてるしブームも去ってしまったし。
ちょっと売れ行きとか相場とか調べてみようと思います、それでは今日はこの辺で・・・おやすみなさい。
コメント
こんばんは。このプルームテック、使ったことあります(^^)フェス会場の喫煙コーナーでタバコを吸っていたら、JTのお姉さんが『1日、試してみませんか?会場内(幕張メッセ)でも吸えますよ』と、声をかけてきたので、無料で本体を貸してくれるし、好きなタバコポッドを選ばせてくれるということだったので、携帯電話の番号と引換えに試したんです。確か2015年の9月だったと思います。臭わないし、東京でも売ってくれないだろうか…と、待ちましたがちっとも売られる様子がないままだったような。
なお母ちゃんさん
こんばんは!それはレアな体験をされましたねー!
お恥ずかしい話ですが私がはじめて初代プルームを知ったのはこのブログを書くようになってからなんですよ。
もともとプルームテックをメインに書いていたのですが、そのときに公式サイトでチラッと見た程度だったんです。
記事にも書きましたが、私の持っている「たばこポッド」自体は状態が良くないと思うので、ちゃんとしたのを吸ってみたかったです。
うらやましーーーデス(*´ω`*)
JTの人とお話したときに、あれは早過ぎたという話で盛り上がりました。
もう少し改良すれば今リリースされてもおかしくないモノだったんですけどねー。
貴重な体験談を教えて頂きありがとうございました!!