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加熱式たばこ業界の振り返り。2020年から2021年にかけてディスプレイ付きが熱いのか?

加熱式たばこを振り返って思ったことをダラダラ買いてみた。2020年から2021年にかけてディスプレイ付きが来るのかな?! たばこコラム
たばこコラム アイコスとは プルームとは グローとは ベイプとはPR含む

こんにちは、加熱式たばこブロガーのゲンキ(@MOQLOG_JPです。

ついに10月もあと一週間で終わりですか・・・朝晩はだいぶ冷え込むようになってきましたよね。

こう寒くなってくると、つい昔を振り返るクセみたいなものがありまして、あの頃はああだった、こうだったと考えているうちに、加熱式たばこについても考えてみました。

まだ2020年が終わったワケではありませんが、ちょっと振り返ってみたので、お暇な方はどうぞお付き合いくださいませ。

加熱式たばこ(次世代たばこ)

モクログでは「紙巻きたばこ」に対して加熱式たばこや電子タバコのことを総称して「次世代たばこ」と呼んでいました。

残念ながらこの言葉はあまり広がることはありませんでしたが、火を使わずに電気の力で・・・という仕組みは画期的で、焼かないことによりタールや一酸化炭素が大幅に削減され、しかも煙も出ない(代わりに蒸気が出る)って凄いことですよね。

そして、毎年進化を続けていて、今ではデジタル家電みたいな感じになりつつあります。

今日はそんな次世代たばこ達の進化の歴史を振り返ってみようと思います。

日本初の加熱式タバコはアイコスではなかった!

まだ「加熱式たばこ」という言葉すらない頃、日本で初めて売り出された加熱式たばこってなんだと思います?

多くの人がPMさんの初代アイコス(名古屋プロトモデル)を想像されるかと思いますが、発売されたのは2014年11月。

ですが、それよりも先に発売されていたデバイスがありまして、JTさんの初代Ploomが2013年12月にひっそりと売られていたんです。

この初代プルームは、2016年3月にPloomTECHの発売により終売となりましたが、メジャーではこれが日本初の加熱式たばこなんです。

ブームの火付け役はアメトーーク!

じわじわとユーザーを増やしていったアイコスですが、これが大ブレイクしたのが2016年4月に放送された「アメトーーク! / アイコス芸人」。

ここで注目されたのはアイコスだけなんですが、その少し前に発売されたプルームテックも同じ加熱式であることから人気を二分するようになります。

転売市場は大盛りあがりをみせ、アイコスは約1万円の定価がプレミアム価格で20,000円、プルームテックに至っては4,000円が20,000円と異常事態に。

無いと言われると欲しくなってしまうもので、このブームは供給が安定する2017年末まで続きました。

連続吸いをスタンダード化したグロー

ブームの最中、2016年12月に発売になったBATさんのグローは、加熱式たばこに新しい進化をもたらしました。

それは「連続吸い」という機能です。

当時は、加熱式たばこと言えばアイコスのみ(プルームテックはアイコス以上に買えないレア・ガジェットだった)で、毎回ホルダーを充電する手間があり、1台ではどうやっても2本連続で吸うことが出来なかったんです。

この不満を解消したのがグローで、初代グローから「連続吸い」をアピールすることで、アイコスとの差別化を図ってきました。

高温加熱式と低温加熱式

2017年半ばにもなるとプルームテックがある程度買えるようになってきます。

すると、アイコスとのあまりの味の違いに驚き、ようやく別物であることが判明。

この頃から「吸いごたえのある高温加熱式=アイコス、グロー」、「吸いごたえはないけど匂いや有害物質の少ない低温加熱式=プルームテック」というカテゴリ分けがされました。

これまで一括で「加熱式」と呼ばれていたのですが、根本的な仕組みもまるで違うので、それぞれ別の進化をしていくことになります。

高温加熱式の進化と歴史

アイコス、グロー各種、プルームエス、パルズが、俗に言う「高温加熱式たばこ」に該当します。

まとめてみて思ったんですが、アイコスのセパレートモデルだけは独自進化を続けてるんですよね。

最終的に、アイコスはマルチではなくアイコス3をベースとしたデュオ押しになりましたが、いずれ発売されるだろうアイコス4がどんな進化をするのか、今からちょっと楽しみです。

オールインワン×連続吸い

高温加熱式は、チャージャーとホルダーを必要とするアイコスと、一体型で且つ連続吸いが可能なグローの二択しかありませんでしたが、アイコス3マルチが人気を博したことでオールインワンが主流に。

2018年11月にアイコスがフルモデルチェンジしてアイコス3とマルチが発売されます。

このマルチがポイントで、アイコスでは初となる連続吸い対応モデルで、しかもオールインワン機なんです。

これがとにかく人気で、「オールインワン×連続吸い」が定番となり、後に発売されるプルームエスもパルズも、これにならって「オールインワン×連続吸い」モデルでリリースされることになります。

マルチのロースペックは失敗に

ちなみにマルチは10本弱しか吸えなかったのですが、マルチのブームから各社に勘違いを起こさせます。

グローは、少しだけ小さいバッテリー容量を半分にしたミニを売り出しますが失敗、まだ通常モデルも同時発売していたので受け皿はありましたが、悲惨だったのはプルーム。

プルームエスに至っては最初から8本程度しか吸えないモデルだった為、「やっぱり1箱吸えないのはダメだよね!」って皆が気づき始めてから、ほとんどシェアを広げられなかったんです。

高温加熱式は2モードが定番化

互換機によく有りがちな機能ですが、メジャーブランドに初めて「加熱モード」を選択できるようにしたのがパルズです。

ブームの去った2019年5月に発売されたパルズは、通常加熱モードとエコ・モードをいう2つの「加熱モード」を搭載。

この当時、加熱モードを選べるのはパルズだけでしたが、全国発売に手間取っている間に、ブーストモードを搭載したグロープロが登場。

更に、追い打ちをかけるようにプルームエスが進化して、テイストアクセルモードを搭載したプルームエス2.0が発売となり、定番化されてしまいました。

パルズはもっと早く展開すべきだった

パルズは発売当初こそ結構話題になったんですよ。

オールインワンで且つ連続吸いも対応、アイコス並の吸いごたえと、初となる「選べる加熱モード」を搭載、専用たばこもリーズナブルだったので、流行る要素はたくさんあったんです。

ですが、福岡限定発売でテストしている間に、グローからも加熱モード搭載機が発売され話題を持ってかれましたからね。

全国発売したときも告知が弱く、気付いたらコンビニにあった・・・って感じで、浮上できずにいます。

もっと早く全国展開できていれば、多少はシェアを得られたと思うんですが、現行機でこれ以上のシェアの獲得は難しいんじゃないかと思ってます。

低温加熱式の進化と歴史

このジャンルはJTさん一強なんですが、それ以上にベースが電子タバコであることから、電子タバコに似た進化をしていきます。

ただ、最近になって「lil HYBRID」がリリース予定なので、本格的に変わっていくのはこれからかもしれません。

ぶっちゃけ「VP STYLE」さんのような「lil」にそっくりなデバイスは既に発売されてますし、低温加熱式カテゴリは、まだまだ進化の余地がありそうですよ。

一気に電子タバコよりに

低温加熱式の第一号「プルームテック」は、電子タバコの世界で言うと”第一世代”をベースにしています。

電子タバコ界では第三世代が主流であることから、超ローテクであることはお解り頂けると思います。

ですので進化の流れは電子タバコと同じで、プルームテックプラスなんかは第二世代ですので、電子タバコと同じように進化しています。

ポッド型、破れる

少し脱線しますが、電子タバコ界では2018年末くらいから「ポッド型」というのが流行り出しました。

マイブルーがこれに該当しますが、最近撤退したグローセンスもポッド型だったんです。

正直グローセンスの人気がなかったのは、ポッド型だからだではなく、作り込みの甘さだったと思ってますが、低温加熱式のベースは未だペン型です。

パフカウントお知らせ機能は必須

先端にたばこカプセルを装着して吸引する低温加熱式たばこにとって、パフカウントは必須の機能。

なぜなら、たばこカプセルの使用可能回数が限られており、ずっと使っているニコチンが得られなくなってしまうからです。

ニコチンがなければただの電子タバコですからね・・・。

グローセンスは、この機能の有無を甘くみていたことから、ユーザーに見限られたんでしょう。

ディプレイ搭載がベースになる?

これも電子タバコ界では当たり前に搭載されているものですが、ついに低温加熱式にもディスプレイが搭載されるようになります。

PMさんから発売される「lil」も、11月から発売されるプルームテックプラス「with」にもディスプレイが搭載されており、今後の新モデルの定番となりそうな予感。

一層ガジェット感も強くなりましたので、こういうのが好きな男子は多いんじゃないかと思います。

振り返りまとめ

なんかダラーっと書いてしまいましたが、最初はただのボールペンにしか見えなかったプルームテックが、今やVAPEそっくりな外観になってディスプレイまで搭載しちゃってますからね。

アイコスやグローは大幅な外観の変化こそありませんが、中身は確実に進化しています。

ただ、1つ言えるのは、何か新しい機能が受け入れられると、一気に各社でも採用される傾向にあるので、アイコスやグローにも近いうちにディスプレイ搭載モデルが出てきそうな気がするんですよね。

あとはダークホースなのが「lil」で、これも消費者に受け入れられると、同じような仕組みのデバイスが他社からリリースされる可能性も大いにあります。

次はどんなデバイスが誕生するのか、楽しみにしたいと思います。

あとがき

書いていたら何を書きたかったのかわからなくなって、ごちゃごちゃになってしまいました(汗)

まあ書きたいことを書くのがブログですから、こんな記事があってもいいのかな・・・と。

文字ばかりで、しかも何が言いたいのかもわからない記事に最後までお付き合い頂きありがとうございます。

今日はこの辺で、お疲れさまでした。

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