ビルドセットは超便利「Geekvape 521 Master Kit V3」レビュー
こんばんは、モクログ管理人のげんちゃんです。
今日はドラえもんの映画を子供達と見てきてホッコリ気味ですが、朝からダラダラと書いていたら0時を回ってしまいました(汗)。
ここまで来ると今更ではありますが、2個目のビルドに挑戦しようと思い、ついでだからビルドセットのレビューもしちゃえ!的なノリです。
一応このエントリーでは、コイルビルドのやり方をベースに書いていますが、あくまでも主役はビルドセットのツール達ですので、ツールの写真を多めにしてみました。
かなり細かく解説していますので、ビルドセットに興味のある方はもちろんですが、ビルドのやり方に興味がある方にも参考になるように頑張ります!。
Geekvape 521 Master Kit V3を選んだ理由
世の中には色々なビルドセットがリリースされていますが、このセットを選んだのはGeekvapeが好きだから、以上(汗)
もう1つ理由を挙げるとすれば、セットに同梱されている「Tab Pro」でしょうか、自分で巻いたコイルが何ohmか知りたかったんです。
ぶっちゃけ、そこそこのテクニカルMODがあれば、コイルが何ohmかもわかるんですが、当時の私にはその知識がなかったので必須項目だったんですね。
あとは、ケースが迷彩柄なこと・・・当ブログ記事でちょこちょこ書いていますが、私はたまにサバゲーに参加しておりまして、迷彩小物が大好きなんです。
Geekvape×迷彩×フルセット=買う
それ以外の選択肢がありませんでした。
Geekvape 521 Master Kit V3のセット内容
45° Bent needle nose pliers × 1
Folding scissors × 1
Phillips screwdriver × 1
Flathead screwdriver × 1
Ceramic Tweezer × 1
Elbow tweezer × 1
Mini HEX screwdriver 1.25mm × 1
Mini HEX screwdriver 1.5mm × 1
Battery case × 1
Cotton balls × 2
Clapton coils × 2
Geekvape coiling kit × 1
英語で書いてあるので、なんのこっちゃわからないですよね(汗)
取り敢えず言いたかったのは、11種類のビルドツールと、おまけでコットンとクラプトンコイル、バッテリーケースも付属してますよ!ってこと。
私のような初心者は、1つづつ集めるのは不可能なので、こうやって全部がセットになっているのは非常に重要なことなんです。
早速、1つづつ見ていきましょう。
Diagonal pliers / ニッパ
主な用途はワイヤーを適当な長さで切るときに使います。
コイルを作る時に、恐らく一番最初に使うであろうツールの1つ。
あとはデッキにコイルを装着したときに、余分なワイヤーを切るのにも使います。
45° Bent needle nose pliers / ロングノーズペンチ
完成したコイルをデッキに挿し込むときに使っています。
絶対にペンチを使わなければいけないワケではありませんが、微妙に先が曲がっているのが使い易さの秘訣?
他にもコイルやコットンのカタチを整えるのに使うとのこと。
Folding scissors / 折り畳みハサミ
余分なコットンを切るのに使います、とりあえずハサミはあれば色々使えるので必須です。
パッと見メガネのような形状ですが、取っ手を引っ張ると刃の部分が出てきます。
これを折り曲げるとハサミになるわけですが、内側に指などがある状態で折り曲げようとすると怪我をする可能性がありますのでご注意。
Phillips(Flathead) screwdriver / プラス(マイナス)ドライバー
RBAを購入すると、ほとんどの場合は付属するのですが、コイルを装着する際にポールのネジを緩めたり締めたりするのに使います。
アトマイザー付属のドライバーって小さくて無くしやすいので、万が一に備えて持っていた方が良いでしょう。
六角で緩めたり締めたりするタイプもありますので、そのときは出番無しです。
Ceramic Tweezer / セラミック・ピンセット
ビルドする際に重要な「コイルの調整」をするのに必須のアイテム。
金属のピンセットだと、感電したりショートしたりする原因になるので、このような先端がセラミック(電気を通さない)加工されたピンセットを使います。
アトマイザーを挟むことが出来るタイプもありますが、このセットでは一般的なピンセット・タイプが同梱されています。
Elbow tweezer / エルボー・ピンセット
めちゃくちゃ先が尖っている先端に角度がついたピンセット。
こちらはコットン・ワークで活躍するツールで、コットンを透いたりカタチを整えるのに使います。
先程のセラミック・ピンセットでも代用できますが、コットン・ワークではこちらを使った方がやりやすいです。
Tab Pro / オームメーター
作ったコイルに焼きを入れるときや、コイルの抵抗値を計測するのに使います。
ある意味、テクニカルMODと同じなのですが、抜群の安定感なので作業台としてはピカイチ。
もちろん、Tab ProをMODとしてベイピングを楽しむことが出来ます。
Mini HEX screwdriver 1.25mm(1.5mm) / 六角ドライバー
先程のプラスとマイナスのドライバーと同様で、デッキ上のポールのネジを緩めたり締めたりするのに使います。
デッキのネジ穴はプラス、マイナス、六角のどれかになっているので、六角だった時に活躍します。
六角のサイズによって使い分けてください。
Battery case / バッテリーケース
この記事を書くまで気付きませんでしたが、18650バッテリーが2本収納できるようになっています。
購入時は、ケースの中にコットンボール(2個)とクラプトンコイル(2個)が入っていました。
なるほど・・・バッテリーケースだったんですね。
Cotton balls & Clapton coils / コットンボールとクラプトンコイル
ボール上に丸められたコットンとクラプトンコイルがバッテリーケースの中に入っています。
それぞれ2個づつ同梱されていますが、コットンやコイルを持っていない方用ですね。
付属品から使わないといけないワケではないので、気が向いたら使ってみてください。
Geekvape coiling kit / コイルジグ・セット
ワイヤーを巻いてコイルを作る際に使う「コイルジグ」のセットです。
20、25、30、35と書かれているのは、作るコイルの直径を表しており、直径が小さいと低抵抗になります。
ただし、抵抗値は巻く回数(ラップ数)でも調整できるので、2.5mmや3.0mmあたりが最初は良さそうです。
Geekvape 521 Master Kit V3でコイルビルド
ここからは、このビルドセットを使って、実際にビルドをしていきます。
使うのは前回ビルドで使用した「Dead Rabbit SQ」を使ってみたいと思います。
STEP01:coiltoy.ermeso.comで目標抵抗値をチェック。
前回ビルドした際に、何も考えずに作ってみたら1.07Ωでしたので、今回は「coiltoy.ermeso.com」を使って、0.5Ωを目標に巻いていきたいと思います。
カンタルA1の26ゲージのワイヤーを使って、コイルの直径2.5mmで4巻きで作ると、目標の0.5Ωコイルが出来るようです。
ちなみに、ワイヤーの長さも46.5mmとありますので、ざっくり10cmくらい切れば大丈夫そうです。
パソコン、もしくはスマートフォンでcoiltoy.ermeso.com を検索。
STEP02:ニッパでワイヤーをカット
用意したワイヤーをニッパでカットします。
一応10cmくらいを目安に切りますが、短いとどうにもなりませんが、長い分には後でカットすれば良いので、気持ち長めにカットしましょう。
ニッパ
ワイヤー(カンタルA1 26gaを使用)
STEP03:コイルジグを25で準備
コイルジグは、全部で3つのパーツ(ワインダー(ベース、トップ)とビット)から構成されています。
ワインダーベース以外は数字が記載されていますので、25と書いてあるものを選びます。
使い方は各社のコイルジグによって若干異なりますが、Geekvape 521 Master Kit V3に同梱されているジグは、ベースの先端を外して、そこにビットを挿し込み、トップを回して巻いていきます。
コイルジグ(ワインダーベース、25/30ワインダートップ、25/30ビット)
STEP04:コイルジグにワイヤーをセット、4ラップ(巻き)
ベースの根本に穴がありますので、そこから先程カットしたワイヤーを通します。
お師匠さんによると、最初の一巻きは手で巻いた方が良いとのこと、以降はワインダーのトップをくるくると回していきます。
今回は4ラップですが、トップが一周して1巻です、最初の頃は半周くらいで1巻と数えてしまうことがあるのでお気をつけください。
コイルジグ(ワインダーベース、25/30ワインダートップ、25/30ビット)
10cm程にカットしたワイヤー
STEP05:コイルが出来たら両端を真っ直ぐに伸ばす
くるくるとコイルジグで巻いていると、両端がふにゃふにゃになったりするので、指で引っ張って真っ直ぐに直します。
この時コイルジグから外した状態で引っ張ると、コイルが思いっきり型崩れしますので、少なくともビットに挿した状態で行ってください。
ビットに巻かれたままのコイル
手
STEP06:アトマイザーのデッキをTab Proにセット
大事なことを書きます、まだ電源は入れないでくださいね。
誤ってスイッチを触ってしまう可能性もありますので、あくまでもここでは台として使うイメージです。
コイルの装着など、デッキに触れる作業が残っていますので、もう暫く置いておきましょう。
デッキ
Tab Pro(電源OFF)
STEP07:デッキのポールのネジを緩める
デッキにはポールと言って、コイルをセットする部分があります。
プラス、マイナス、六角のいずれかのネジがありますので、それを緩めてコイルが差し込めるようにします。
「Dead Rabbit SQ」はマイナスのネジなので、マイナスドライバーを使いました。
デッキ
Tab Pro(電源OFF)
マイナスドライバー
STEP08:デッキにコイルをセット
先程ネジを緩めて出来た隙間に、コイルの端を挿し込みます。
この時コイルを直接手で持って行うとコイルが変形してしまいますので、ビットに挿したままセットするのがポイントです。
あとはロングノーズペンチを使って両端を挿し込んでいきます。
デッキ
Tab Pro(電源OFF)
ビットに巻かれたままのコイル
ロングノーズペンチ
STEP09:余ったワイヤーをニッパでカット
デッキにコイルを装着出来たらポールからはみ出たワイヤーをカットします。
この時、カットしたワイヤーの切れ端がデッキに落ちたままになると、ショートの原因になりますので必ず捨ててください。
もし指で取り出せないときは、先程のペンチたピンセットを使うと取れますよ。
デッキ(コイル装着済)
Tab Pro(電源OFF)
ニッパ
STEP09:焼入れ(ドライバーン)
デッキに装着したコイルを空焼きします。
まずはTab Proにバッテリーをいれて電源をONにします。
ファイヤボタン5回押しで電源のON/OFF、3回押しがモード変更(ドライバーン/抵抗値計測)です。
軽くファイヤボタンを押してみてください、コイルが赤くなりますよね。
デッキ(コイル装着済)
Tab Pro(電源ON)
STEP09:ホットスポット除去
赤くなる部分がまばらだと、均一に熱が伝わっていない証拠なんですね、キレイにコイル全体が赤くなるようにする作業を「ホットスポット除去」と言います。
セラミックピンセットを使って、コイルをつまんだり、コイルの表面をガリガリと擦ることでこのムラを無くしていきます。
この時、ステンレスのピンセットを使うと、感電やショートの危険がありますので、必ずセラミックピンセットで行うようにしましょう。
均一に赤くなるようになったら、Tab Proの電源は一度OFFにしておいてください。
デッキ(コイル装着済)
Tab Pro(電源ON)
セラミックピンセット
STEP10:コットンの準備
今回は付属のコットンボールを使うことにしました。
優しくほぐすと1枚のコットンになりますので、これを3分1くらいに手で千切ります。
最後は千切ったコットンの先端を、指で細く尖らせます。
付属のコットンボール
手
STEP11:コットンをコイルにセット
ホットスポットを除去し終えたコイルに、先程先端を尖らせておいたコットンを通していきます。
逆側から先端が出てきたら、ゆっくりと引っ張ってコットンの中心にコイルがくるようにします。
デッキの底につく+ちょっとくらいで両端を折り畳みハサミでカットしましょう。
この作業をやるときも必ず電源はOFFにしておいてください。
デッキ(コイル装着済)
Tab Pro(電源OFF)
先端を尖らせたコットン
折り畳みハサミ
STEP11:コットンワーク
コイルに通したのち、両端をカットしたコットンですが、密度が濃すぎるとリキッドをうまく吸い上げられなかったりするので、両端を軽く透いてあげます。
この時使うのはステンレスのエルボーピンセットが便利です。
コットンの端がふわっふわっになるまで透いてあげたら、両端をデッキに詰めていきます。
デッキ(コイル、コットン装着済み)
Tab Pro(電源OFF)
エルボーピンセット
STEP12:リキッドをコットンに供給
先程のコットンにリキッドを直接垂らしていきます。
この時、リキッドの口をコットンに押し付けると、せっかくふわふわにしたコットンが潰れてしまいますので、水滴を押すような感じで湿らせていくと良いです。
少なすぎると直ぐにコットンが焦げたりしますので、満遍なく浸してあげてください。
デッキ(コイル、コットン装着済み)
Tab Pro(電源OFF)
リキッド
STEP13:完成、ファイヤボタンを押してみよう!
ちゃんとミストが発生すればOKです。
問題なさそうでしたら、トップパーツなどを装着してベイピングを楽しみましょう。
お疲れ様でしたm(_ _)m
デッキ(コイル、コットン、リキッド供給済み)
Tab Pro(電源ON)
オマケ:Tab Proで抵抗値を計測
さて、無事コイルビルドは完了しましたが、果たして抵抗値はいくつなのか?
Tab Proはファイヤボタンを連続3回押すことで、抵抗値計測モードに切り替えることが出来ます。
結果は0.62Ω・・・あれれ?、念の為Eleaf Invokeでも計測してみましたが0.64Ωだったので、間違いないでしょう。
実はこっそり途中で計測してみたときは0.49Ωだったんですけどね(汗)
コットン通したりする過程でコイルが変形しちゃったのかな・・・残念ながら結果は0.62Ωということで、まだまだ修行が必要でした。
デッキ(コイル、コットン、リキッド供給済み)
Tab Pro(電源ON)
Geekvape 521 Master Kit V3のまとめ
いかがでしたでしょうか。
見事に全てのツールを使うことがお解り頂けたかと思います。
プラス、マイナス、六角ついては、ビルドするアトマイザーによりますが、いざという時に全種類揃っているのは心強いですよね。
また、コイルジグのワインダートップとビットについても、作るコイルによって使い分けるものなので、無いと困ってしまうんです。
このビルドセットさえあれば、ビルドするのに困ることはありませんので、これからトライする方にはオススメですよ。
あとは好みですが、Geekvapeであること、ケースが格好いいこともオススメのポイントです(笑)
コイルビルドはVAPE LIFEに更なる楽しさを与えてくれますので、興味のある方は是非トライしてみてくださいねー!
あとがき
なんていうか、自分で巻いたコイルで吸うっていうコト、それが美味しさの秘訣なんでしょう。
なんでもそうですが、自分で○○したものって、それだけで格別・・・そういうことですね。
ビルドに関しては、ワイヤーの種類だけでなく、コイルの巻き方も色々な種類があるので、暫くハマりそうな予感。
ビルド、サイコー(*°∀°)=3
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