こんにちは、加熱式たばこブロガーのゲンキ(@MOQLOG_JP)です。
今日は、珍しく真面目に”啓蒙”記事となります。
最近部屋の大掃除をした関係で、部屋にあった様々なモノを処分しました。
当然古くなったアイコスやグロー、プルーム製品なんかも捨てたんですが、注意しなくてはいけないのがその捨て方。
ということで、加熱式たばこユーザー(電子タバコも)に必ず守って頂きたい「捨て方」についてご紹介します。
まずは重要な動画をご覧ください。
ANNnewsCH – ごみ収集車などで火災9700件 リチウム電池が原因か(2021年4月8日)
この動画によると、ごみ収集車やゴミ処理場での火事は年間9700件も発生しており、そのうち4500件は実際に火が出たとのこと。
残念ながら、その原因として言われているのが、加熱式タバコやモバイルバッテリーなどが可燃ごみやプラスチックゴミに紛れていたことが原因とされています。
なぜ可燃ごみやプラゴミとして出してはいけないのか?
加熱式たばこやモバイルバッテリーなどには、ご存知のとおりリチウムイオン電池が含まれています。
これが結構危険なものでして、間違った捨て方をすると発火、爆発する恐れがあるんです。
日本容器包装リサイクル協会さんによると以下のように書かれています。
モバイルバッテリー、加熱式タバコ、電子機器のバッテリーなど、リチウムイオン電池を含む電子機器がプラスチック製容器包装のベールに混入し、プラスチックのリサイクル工場での発火トラブルが近年増加しています。
乾電池や、その他の電池についても、発火の可能性はありますが、リチウムイオン電池は中に燃えやすい液体が入っていることもあり、発火リスクが特に高いと言われています。
リチウムイオン電池は、プラスチックリサイクル工場における第一段階である「ベール解砕機」や「破袋機」の刃によって、リチウムイオン電池が押し潰されて、ショート・発火し、周囲にあるプラスチックに着火してしまうことがあります。
リチウムイオン電池等の発火物が原因になる発煙・発火トラブル
燃えるゴミなんてのはもっての他で、燃えないゴミでも捨ててはいけませんよ!
リチウムイオン電池を含むものはどうやって捨てればいいのか?
ゴミの回収というと、自治体が行ってくれているサービスが主流ですが、それ以外にもリチウムイオン電池の自主回収をしてくれているところもありますので、併せてご紹介します。
まずはお住まいの「自治体+ゴミ回収」で検索してみると、分別の仕方や回収の有無がわかりますので、それが一番手っ取り早いです。
ただ、自治体によっては回収してくれないところもあるので、そういう時は、続きを読んで頂くと捨てられる場所がわかると思いますので参考にしてください。
1.自治体によるゴミ回収
これは私が住んでいる柏市のごみ分別表です。
このように細かく分けられており、集荷のタイミングも違っています。
何が可燃ゴミ(=燃えるゴミ)に含まれるのか、そうでないものはどういう区分なのか、がわかりやすくまとめられていますよね。
ちなみに、加熱式タバコやモバイルバッテリーなどのリチウムイオン電池を含むものは有害ゴミとして捨てるよう定められており、「中の見える袋に入れて資源品の集積所に出すこと」と書かれてます。
ただし、この区分や内容は各自治体によって違いがあるため、ご自身のお住まいの分別表を確認してください。
他の自治体はどうなのか?と思い、埼玉県のさいたま市をチェックしたところ、さいたま市ではリチウムイオン電池は有害ごみとしても捨てられない、と記載されてました。
自治体によっては回収自体をしてくれないところもあるので注意が必要です。
2.自主回収してくれる場所がある!
リチウムイオン電池は、基本的にはゴミとして処理されずリサイクルされています。
ですので、あまり知られてませんが、リチウムイオン電池などの二次電池は回収に協力してくれる企業さんやお店があります。
家電量販店さんが有名ですが、リサイクルボックスを設置しているお店なら回収してくれるんです。
「JBRC」という小型充電式電池のリサイクル活動を共同で行う団体のホームページには、各都道府県の市町村で、自主回収を協力してくれる企業さんやお店を検索することが出来ます。
お住まいの自治体で回収してくれない場合は、この検索サービスを使って回収してくれるお店などを探すと良いですよ。
柏市で調べたところ、23件も出てきました!結構あるんですねー。
3.プルームとグローのみ「たばこ販売店」などで回収してくれる
2020年2月から首都圏のみで行われていたプルーム&グローのデバイス自主回収が、2021年4月より全国で実施されるようになりました。
あれ?アイコスは・・・と思われた方も多いかと思いますが、残念ながら回収してくれるのはプルーム・シリーズのデバイス、及びカートリッジ、あとはグロー本体のみ。
シェア・ナンバーワンのアイコスを回収してくれないので微妙ですが、家電量販店などよりも店舗数の多い「たばこ販売店」さんが加わったことで、より捨てやすくなったのではないでしょうか。
回収に協力してくれる「たばこ販売店」さんには、画像のようなリサイクルマークステッカーが貼られています。
加熱式たばこなどはルールを守って捨てましょう!
言わずともわかると思いますが、いつもゴミを回収してくれている方達の命の危険にも繋がりますので、捨て方は必ず守ってくださいね!
冒頭でニュース動画をお見せしましたが、こんなことが続くとゴミ回収が有料になったり、最悪やってくれなくなる可能性だってあります。
加熱式たばこの世間的な印象だって悪くなるでしょうし、いいことなんて何一つありません。
面倒だからプラゴミで捨てちゃえ!という安易な行動が、ルールを守っている多くの人はもちろん、自分にもいつか跳ね返ってきますので、是非ルールを守って正しく廃棄してくれることを願います。
あとがき
いつも当たり前のようにゴミを出したりしてますが、それって回収してくれる人がいるからこそ成り立っているんですよねー。
そういう様々な当たり前を提供してくれている人たちに感謝を忘れず、迷惑をかけないようにしないといけないな・・・と改めて思いました。
珍しく真面目な内容になりましたが、今日はこの辺で失礼します。
それでは、最後までお付き合い頂きありがとうございました!
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