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【2025年】愛煙家必見!今後のJTタバコ値上げ全銘柄一覧

たばこコラム
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こんばんは、加熱式たばこブロガーのゲンキです。

近年たばこの値上げが続き、愛煙家にとって厳しい状況が続いています。中でもJT(日本たばこ産業)は2025年にも値上げを予定しており、愛用している銘柄が対象となるのか、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

本記事では2025年に予定されているJTのタバコ値上げについて、対象となる銘柄一覧や値上げの背景、今後の見通しをわかりやすく解説します。さらに値上げに備えるための対策として注目されている「VAPE(ベイプ)」などの代替手段についても紹介します。

愛煙家の皆さまがこれからの喫煙ライフをどう乗り越えるべきか、ぜひ参考にしてください。

WRITER / 執筆者

加熱式たばこブロガー

国内最大級の加熱式たばこ、電子たばこブログ「モクログ(MOQLOG)」を運営。日本の加熱式たばこブロガーの一人。2016年3月より運営を開始、紙巻たばこに変わる加熱式たばこ、電子たばこの専門家として、たばこに関する様々な情報を発信中。

取材協力oricon news 週刊プレイボーイ など

2025年のJTたばこ値上げとは?

2025年に予定されているJTのたばこ値上げについて、実施時期や背景、過去の値上げとの比較を解説します。

2025年の値上げはいつから実施?

JTは2025年5月1日からの特定銘柄の値上げを公式に発表しています。(JT公式HP:一部銘柄の小売定価改定の認可について)​
これは財務省への価格改定申請が承認された結果となります。​

JTが値上げを発表した理由

今回の値上げの主な理由として、以下の点が挙げられています。

たばこ税の引き上げ

​政府は健康増進を目的として、段階的なたばこ税の引き上げを実施しています。​2025年度の税制改正においても今後のたばこ税の増税が予定されており、これに伴いJTも製品価格の改定を行う必要が生じました。

原材料費や物流費の高騰

​近年原材料費や物流コストの上昇が続いており、企業の収益を圧迫しています。​JTもこれらのコスト増加に対応するため、価格改定を余儀なくされています。

たばこ価格年表

主要銘柄の昨今の価格推移は以下のようになっています。今後のたばこ増税の影響で、この値上げの傾向も継続することが予想されます。

値上げ対象のJT銘柄一覧【2025年版】

2025年5月1日より、日本たばこ産業(JT)は一部銘柄の小売定価改定を実施します。​この値上げは、紙巻たばこの「キャメル・クラフト」シリーズ全18銘柄と、加熱式たばこ用デバイス「ウィズ」専用のたばこカプセル全6銘柄が対象となります。

​以下に、各銘柄の現行価格と改定後の価格を一覧でご紹介します。

キャメル・クラフト シリーズ(全18銘柄)

銘柄名現行改定後値上げ幅
キャメル・クラフト・14・ボックス430円450円20円
キャメル・クラフト・12・ボックス430円450円20円
キャメル・クラフト・10・ボックス430円450円20円
キャメル・クラフト・6・ボックス430円450円20円
キャメル・クラフト・3・ボックス430円450円20円
キャメル・クラフト・1・100’s・ボックス430円450円20円
キャメル・クラフト・メンソール・5・ボックス430円450円20円
キャメル・クラフト・メンソール・1・100’s・ボックス430円450円20円
キャメル・クラフト・メンソール・ベリーカプセル・8・ボックス430円450円20円
キャメル・クラフト・メンソール・ベリーカプセル・5・ボックス430円450円20円
キャメル・クラフト・メンソール・ベリーカプセル・1・100’s・ボックス430円450円20円
キャメル・クラフト・メンソール・ペアーカプセル・8・ボックス430円450円20円
キャメル・クラフト・メンソール・ペアーカプセル・5・ボックス430円450円20円
キャメル・クラフト・1・100’s・スリム430円450円20円
キャメル・クラフト・メンソール・5・100’s・スリム430円450円20円
キャメル・クラフト・メンソール・1・100’s・スリム430円450円20円
キャメル・クラフト・メンソール・ベリーカプセル・5・100’s・スリム430円450円20円
キャメル・クラフト・メンソール・ベリーカプセル・1・100’s・スリム430円450円20円

ウィズ用たばこカプセル(全6銘柄)

銘柄名現行改定後値上げ幅
メビウス・プレミアムゴールド・レギュラー・ウィズ用580円600円20円
メビウス・プレミアムゴールド・シルク・レギュラー・ウィズ用580円600円20円
メビウス・プレミアムゴールド・フローズン・ウィズ用580円600円20円
メビウス・プレミアムゴールド・メンソール・ウィズ用580円600円20円
メビウス・ゴールド・レッド・ミント・ウィズ用580円600円20円
メビウス・ゴールド・パープル・ミント・ウィズ用580円600円20円

キャメル・クラフト シリーズ全18銘柄およびウィズ用たばこカプセル全6銘柄ともに、一律20円の値上げが行われます。

なお、「メビウス・プレミアムゴールド・シルク・レギュラー・ウィズ用」は、2024年11月上旬以降、在庫がなくなり次第販売終了となりますので、ご注意ください。​

これらの価格改定は、JTが2025年2月3日に財務大臣への認可申請を行って承認され、2025年5月1日より実施される予定です。

たばこの値上げは今後どうなる?

2025年のJTによるタバコ値上げに続き、今後も喫煙者にとって価格上昇が続く可能性があります。政府の税制改正や市場動向を踏まえ、将来的なタバコの価格推移について解説します。

今後のたばこ税スケジュール

2025年度の税制改正の大綱(財務省HP:令和7年度税制改正の大綱の概要)によると、防衛力強化に係る財源確保のための税制措置として、今後もたばこ税の増税が予定されています

加熱式たばこ紙巻きたばこ
2026年1本あたり2~5円増税増税なし
2027年1本あたり1円相当増税
2028年1本あたり1円相当増税

これに伴い、2026年度には加熱式たばこの価格が1箱約50〜100円程度の値上がりが予想され、2027年度以降も更なる値上がりが見込まれています。

将来的に「1箱1000円」時代は来るのか?

現在、たばこ1箱の価格は銘柄によって異なりますが、500円から600円台が主流です。しかしたばこ税の引き上げや原材料費の高騰などを背景に、価格は年々上昇しています。このままの傾向が続けば、数年以内に1箱1000円に達する可能性も否定できません。​

特に2026年から2029年にかけて予定されているたばこ税の段階的な増税が実施されれば、価格上昇は加速するでしょう。​喫煙者にとっては、経済的な負担がさらに増すことが予想されます。​

愛煙家への影響と対策

たばこの値上げは多くの愛煙家にとって無視できない経済的打撃となります。しかし喫煙スタイルを見直すことで、出費を抑えることも可能です。

ここでは値上げがもたらす影響と、それに対処するための具体策を見ていきましょう。

喫煙者の金銭的負担はどう変わる?

たばこの価格が上がることで、日常的に喫煙を続ける人の経済的負担は確実に増加します。例えば1日1箱吸う人が、旧価格430円から450円に値上がりしたたばこを使用している場合、1ヶ月で600円、年間で7,200円の負担増になります。

また1箱600円のたばこの場合、1日1箱吸うと1年間の総支出が600(円)×365(日)=21.9万円となり、日々の習慣の積み重なりで長期的な家計に与える影響は無視できないものとなっています。

節約派に人気の代替手段とは?

このような状況の中、愛煙家の間で注目を集めているのが「VAPE(ベイプ)」や「加熱式たばこの低価格モデル」への移行です。特にVAPEはニコチンを含まない製品が多く、健康リスクを抑えながら喫煙感覚を楽しめる点が支持されています。

また加熱式たばこの中でも、JTの「CAMEL」シリーズのように比較的安価な銘柄を選ぶことで、一定のコスト削減が期待できます。さらに、ベイプ製品はリキッドの詰め替えでコストを抑えられるため、年間の支出を紙巻きたばこの半額以下に抑えることも可能です。

JT以外のたばこ会社の値上げ動向

JTだけでなく、フィリップモリス(PMJ)ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(BATジャパン)など、外資系たばこメーカーも日本市場で製品を展開しています。これらの企業もJTと同様に製造コストや税負担の増加に直面しており、今後の値上げが避けられない状況です。

例えばPMJが展開する「マールボロ」や「ヒートスティック(アイコス)」、BATの「グロー」シリーズも過去に複数回の値上げを行っており、今後も同様の傾向が続くと予想されています。JT以外の製品を利用している場合でも、今後の価格改定情報には十分注意が必要です。

まとめ|2025年の値上げにどう備える?

この記事では2025年に予定されているJTのタバコ値上げについて、対象となる銘柄一覧や値上げの背景、今後の見通しを解説、さらに値上げに備えるための対策として注目されている「VAPE(ベイプ)」などの代替手段についても紹介しました。

2025年のJTたばこ値上げは、愛煙家にとって大きな転機となります。対象銘柄や今後の税制動向を正しく把握し、コスト増への備えが必要です。代替手段としてVAPEや安価な加熱式たばこを検討するのも一つの方法です。

喫煙を続ける上で価格だけでなく制度や市場全体の変化にも目を向け、賢い選択を心がけましょう。

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