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ホテルのロビー・ホワイエ(待合廊下)喫煙室の「ドア開閉時の煙漏れ・受動喫煙クレーム」対策と法基準2026!二重扉(前室)・エアカーテン・負圧管理の実践ガイド

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「ホテルのロビーや結婚披露宴・大規模セミナーのホワイエ(待合廊下)に面した喫煙専用室で、換気扇は回っていて開口面風速0.2m/sの基準も満たしているはずなのに、『ドアを開け閉めするたびに廊下へタバコの煙や臭いが漏れてくる!』と非喫煙者の宿泊客や参列者からクレームが入ってしまう…」「なぜ扉を開閉する瞬間に煙が逆流するのか?二重扉(前室・エアロック)や引き戸化、エアカーテン、差圧(負圧)管理による確実な防臭・防煙改修ノウハウを知りたい!」

2026年11月現在、シティホテル・ブライダル会場・国際会議場・百貨店・オフィスビルの共用ロビーなどに設置されている『喫煙専用室(または指定たばこ専用喫煙室)』において、施設管理者や総務・支配人の方々が最も頭を悩ませているのが、「定常時は風速0.2m/s以上で室内へ空気が吸い込まれているのに、利用者がドアを開けて出入りする瞬間にだけタバコの煙と臭気が廊下(ホワイエ)へ溢れ出す『扉開閉時の煙漏れ(パルス漏洩)』」.

特にホテルの宴会場や結婚式場、学会・株主総会などのホワイエでは、「乾杯後や中座・プログラム休憩の10分〜15分間に、20人〜50人のスーツ・ドレス姿の喫煙者が一斉に喫煙室のドアを開け閉めする(ラッシュアワー現象)」ため、通常の開き戸(スイングドア)1枚だけの構造では空気力学的に100%煙が廊下へ引きずり出されてしまいます。

في هذا المقال،2026年11月最新の「改正健康増進法・厚労省技術的基準における『扉開閉時の煙流出防止』の法的解釈と行政指導リスク」から、「なぜ風速0.2m/sでもドアを開けると煙が漏れるのか(スイングドアのピストン効果と人体後流カルマン渦の流体力学)」、「クレームをゼロにする4大建築・設備ソリューション(①前室・二重扉エアロック構造、②自動引き戸+アンダーカット/ガラリ設計、③エアカーテン併用、④高静圧ファンによる負圧維持)」、そして「助成金(受動喫煙防止対策助成金)を活用した改修費用相場」まで徹底解説します。

1. なぜ「風速0.2m/sクリア」の喫煙室でも、ドアを開閉する瞬間にホワイエ(廊下)へ煙が漏れるのか?3つの流体力学的メカニズム

建築設備検査で「扉を全開にした状態で、開口面の上・中・下3点の流入風速が0.2m/s以上ある」と合格判定を受けているにもかかわらず、実際の営業中にホワイエの絨毯エリアまでタバコ臭が漂ってしまうのには、明確な3つの空気力学的(流体力学的)原因مسجل سابقاً.

【原因解明】扉開閉時に0.2m/sの気流を打ち破って煙が逆流する3大現象

  1. 原因①:外開きスイングドア(開き戸)の「ピストン吸引効果(ふいご現象)」
    建築基準法や避難規定の兼ね合いで、喫煙室のドアを「廊下側へ向かって手前に引く『外開きスイングドア』」にしている施設が非常に多いです。しかし、幅80cm×高さ200cmのドアを1秒間で手前にガバッと引くと、ドア板の先端速度は「秒速1.0m〜1.5m/s」に達し、ドアの裏側(室内側)に強力な負圧渦(ふいごの吸い出し作用)が発生して、喫煙室内の煙の塊を秒速0.2m/sの吸気風速に逆らって廊下側へゴッソリ掻き出してしまう.
  2. 原因②:退室する人の背後に発生する「人体伴流(カルマン渦・ウェイク)」
    人間が歩くスピードは「秒速1.0m〜1.2m/s(時速約4km)」です。喫煙室でタバコを吸い終わった人がドアを開けて廊下へ歩き出すと、その人の背中側のすぐ後ろに渦状の低圧領域(人体伴流・スリップストリーム)が生まれ、室内に漂う煙をマントのように背中にまとったまま廊下へ2m〜3m先まで引きずり出します。しかも吸い終わった直後の人の肺からは、まだ15秒〜30秒間にわたって濃厚な「呼気タバコ煙(三次喫煙ガス)」が吐き出され続けています。
  3. 原因③:ドアを閉めた時の「給気不足(密閉窒息状態)」と再開放時の圧力バウンド
    これも極めて多い設計ミスです。気密性の高いホテルの扉に十分な大きさの「ガラリ(給気ルーバー)」や「アンダーカット(扉下の隙間)」を設けていないと、ドアが閉まっている間に排気ファンが室内の空気を吸い出しすぎて室内が過剰な真空(強負圧)になり、ファンが空回り(サージング)して風量が激減します。その状態で急にドアを開けると気流が乱れ、さらに空調機(エアコン)の吹き出し風がドアの上部に当たって廊下へ跳ね返る現象が起きます。

改正健康増進法(2020年4月全面施行・2026年現在も厳格適用)において、第二種施設(ホテル・旅館・商業施設・オフィス等)に設置される喫煙専用室が満たすべき3つの技術的基準を再確認しましょう。

厚生労働省が定める「喫煙専用室」の3大技術的基準と『経過措置・実質判断』の厳格化

  • 基準①(流入風速):出入口において、室外から室内へ流入する空気の気流が「0.2メートル毎秒(0.2m/s)以上」であること(※扉を完全に開放した状態で、開口面の上部・中央部・下部の3点すべてで0.2m/s以上が必要)。
  • 基準②(壁・天井による区画):たばこの煙が室内から室外に流出しないよう、壁・天井等によって区画されていること。
  • 基準③(屋外排気):たばこの煙が屋外または外部の場所に排気されていること(※技術的に屋外排気が困難な既存特定飲食提供施設や一部の経過措置における脱臭機能付き喫煙ブースでも、室外への煙・臭気流出防止が絶対条件)。

المهم هنا هو:「測定器で0.2m/s出ていれば、ドア開閉時に廊下がタバコ臭くなっても法的に問題ないのか?」というと、答えは『NO』であるという点です。基準②には明確に「たばこの煙が室内から室外に流出しないよう区画されていること」と定められており、宿泊客や披露宴参列者から「ロビーの待合ソファまでタバコの煙が流れてきて気分が悪くなった」と管轄保健所へ通報が入れば、立入検査・改善指導の対象となるだけでなく、ホテルの口コミ評価(Googleマップ・一休・楽天トラベル・ブライダル口コミサイト等)に決定的なダメージを与えてしまいます。

【ホテル・ブライダル施設における喫煙室区分】改正健康増進法に基づく3大設置形態と技術的基準比較表

喫煙スペースの区分 喫煙可能なタバコの種類 室内での飲食・滞在可否 法的な技術的基準とホワイエ臭気リスク
① 喫煙専用室
(最も一般的なロビー・宴会階喫煙室)
紙巻きタバコ・加熱式タバコ・葉巻すべて可 飲食不可
(喫煙のみを目的とする部屋)
・開口面風速0.2m/s以上・壁天井区画・屋外排気必須
・紙巻きの副流煙が充満するため、ドア開閉時の煙漏れクレームが最も発生しやすい(前室または引き戸化が強く推奨される)
② 指定たばこ専用喫煙室
(加熱式タバコ専用室・ラウンジ)
加熱式タバコのみ可
(IQOS・Ploom・glo・with 2等/紙巻き厳禁)
飲食・喫茶等の提供が可能!
(ラウンジ形式も可)
・開口面風速0.2m/s以上・壁天井区画・屋外排気必須
・タール(ヤニ)と燃焼副流煙が出ないため、ホワイエへの臭気漏洩リスクや壁紙黄ばみを大幅に低減できる
③ 屋外喫煙所
(中庭・ガーデンテラス・屋上等)
紙巻き・加熱式とも可(施設ルールによる) 原則喫煙のみ ・建物の出入口や給気口、歩行者動線から十分な距離を離し、煙が館内へ逆流しない配置が必要

3. 【完全解決策】ドア開閉時の煙漏れをゼロにする4大建築・空調エンジニアリング(前室二重扉・引き戸・エアカーテン・負圧制御)

では、ホテルのホワイエや高級オフィスロビーのように「美観・静粛性・完全防臭」が求められる空間で、ドア開閉時の煙漏れを物理的にゼロにするにはどうすればよいのでしょうか?プロの空調・建築設計現場で採用されている4大ソリューションبالتفصيل.

ホワイエへの煙・臭気流出を100%シャットアウトする4つの改修アプローチ

  1. ソリューション①:【最強の王道】「前室(エアロック・二重扉構造)」を設けて煙の緩衝地帯を作る
    高級ホテル(帝国ホテル・ホテルニューオータニ・外資系ラグジュアリーホテル等)の宴会フロアで最も多く採用されているのが、廊下と喫煙室の間に奥行1.2m〜1.8m程度の『前室(ぜんしつ / エアロック・風除室)』を設け、扉を二重(廊下側ドア+喫煙室側ドア)にする構造.
    ・喫煙室本体を「強負圧(排気)」、前室を「中負圧」、ホワイエ(廊下)を「正圧(給気)」という『3段階の圧力勾配(カスケード差圧)』に設定します。
    ・利用者が喫煙室から出てきた際、背中にまとった伴流煙と肺からの呼気煙はすべて「前室」の中で吸い上げられ、さらに前室を2〜3歩歩いて外側のドアを開ける頃には体周りの煙が完全にクリアになっているため、ホワイエへの煙流出を文字通りゼロに抑え込むことができます。
  2. ソリューション②:外開きスイングドアを廃止し、「自閉式引き戸(スライディングドア)+給気ガラリ」へ変更する
    スペースの都合で前室が作れない場合に劇的な効果を発揮するのが、「開き戸(スイングドア)から『引き戸(横スライドドア)』への変更」.
    ・引き戸は扉が壁と平行にスライドするため、開き戸のような「ピストン吸引効果(ふいごの掻き出し渦)」がほぼゼロ(開き戸の約10分の1以下).
    ・さらに引き戸の下部に適切な開口面積の給気ガラリ(ルーバー)を設けることで、扉が閉まっている時も常に廊下から喫煙室へ秒速0.5m〜1.0mの安定した吸い込み気流(常時負圧)が維持されます。
  3. ソリューション③:扉上部に「循環式エアカーテン」を設置し、室内エアコンの風向を最適化する
    出入口の上部にスリムな「エアカーテン(見えない空気の壁)」を設置し、扉が開いた瞬間に上から下(または斜め室内側)へ向かって気流のスクリーンを形成することで、熱気とともに上部から漏れ出そうとするタバコ煙(煙は温かいので天井付近から最初に漏れます)を室内へ押し戻します。同時に、喫煙室内のエアコン(ファンコイル・カセットエアコン)の吹き出し風向が「出入口ドア」に向いていると煙を廊下へ押し出してしまうため、風向フラップを必ず「排気吸込口側」へ固定することが鉄則です。
  4. ソリューション④:排気ダクト・防火ダンパー清掃により、風速を「ギリギリ0.2m/s」から「余裕の0.3m〜0.4m/s」へ引き上げる
    法令の下限である「0.2m/s」は、あくまで静止状態の最低基準です。人の出入りが激しい宴会場前では、開口面風速を「0.3m/s〜0.4m/s(特に煙が漏れやすい扉上部で0.35m/s以上)」に設定することで、歩行時の人体伴流に打ち勝つことができます。

排気ダクトのヤニ堆積による風速低下や防火ダンパー(FD)のメンテナンス基準については、喫煙室・喫煙ブースの「排気ダクト内ヤニ堆積・防火ダンパー固着」火災リスクと清掃・定期検査ルールもあわせてご参照ください。

4. 【工法別コスト比較表】スイングドア1枚から「引き戸化」「前室(エアロック)増設」「高性能脱臭ブース導入」への改修費用と効果

既存の喫煙室で煙漏れクレームが発生している場合、どの対策を講じるべきか、工法別の防煙効果・必要スペース・工事費用相場・工期を比較表にまとめました。

【ホテル・商業施設向け】喫煙室のドア煙漏れ対策・工法別スペック&費用比較表

対策工法・アプローチ ドア開閉時の防煙・防臭効果 必要な追加スペース 概算工事費用相場(目安) おすすめの施設・シチュエーション
① 前室(二重扉・エアロック)の新設・増設 ◎ 最強(ほぼ100%遮断)
(ラッシュ時の連続開閉や呼気煙も前室で完全捕集)
約1.5㎡〜3.0㎡
(奥行1.2m〜1.5mの前室区画が必要)
80万円〜200万円前後
(LGS間仕切り・自動ドア/建具・前室排気分岐工事)
ホテルの大宴会場・結婚式場ホワイエ・国際会議場・百貨店など、休憩時間に数十人が集中する施設に最適。
② 開き戸から「自閉式引き戸+大型ガラリ」への建具交換 ○ 非常に高い
(スイングドア特有のふいご掻き出し渦を解消)
追加面積ゼロ
(既存壁面ライン上で改修可能)
25万円〜60万円前後
(半自動/自動引き戸建具・ガラリ交換・工期1〜2日)
前室を作るスペースはないが、「ドアを開けた瞬間の煙の吹き返し」を低コスト・短工期で止めたい施設。
③ 出入口エアカーテン設置+室内エアコン風向・排気風量調整 ○ 高い(上部漏洩を防止)
(扉上部からの熱気・紫煙の溢れ出しをカット)
追加面積ゼロ
(扉上部の鴨居・天井内に設置)
15万円〜40万円前後
(ドア連動スイッチ付き静音エアカーテン+風量調整)
扉の下部は0.25m/s出ているのに、扉の上部だけ0.15m/s前後に落ちて煙が漏れている喫煙室のピンポイント改善。
④ 既存小部屋の直近に「高性能パッケージ型喫煙ブース(スモークポイント/クリーンエア等)」を設置 ◎ 非常に高い
(流体解析済みの引き戸またはエアカーテン機構を標準内蔵)
2人〜6人用ブース面積(約1.5㎡〜4㎡) 150万円〜350万円前後
(※月額レンタル・リースプランも普及)
一から壁を壊してダクト工事をするのが難しい歴史的ホテルやテナントビル、ブライダルサロンの即効対策。

5. 披露宴・大型宴会の「休憩ラッシュ時」にホテル側&喫煙ゲスト側が実践すべき定員管理と三次喫煙防臭オペレーション

ハード面(建具や換気設備)の改善と並んで、ホテル・式場スタッフおよび利用する喫煙ゲストの双方が知っておくべき「ソフト面(運用・マナー)の煙漏れ対策」を整理しました。

【ホテル施設側 vs 参列ゲスト側】ホワイエ喫煙室の受動喫煙トラブルを防ぐ実践チェックリスト

対策の主体 ラッシュ時(乾杯後・中座・休憩中)の具体的な対策アクション 得られるメリット・効果
【ホテル・式場運営側】
① 定員制限と「ドア開放固定(ストッパー)の絶対禁止」
定員4名の喫煙室に8名が詰めかけると、最後の人が入りきらずにドアを半開きのまま押さえて吸う(=風速0.2m/sが崩壊して煙が廊下へ大量流出する)原因になります。「定員○名まで・ドアは必ず閉めてご利用ください」のサイン掲示と、ドアストッパーの完全撤去を徹底する。 扉の常時開放による負圧崩壊(ホワイエ全体の汚染)を100%防止できる。
【ホテル・式場運営側】
② 喫煙室内の「加熱式タバコ専用化」または「紙巻き/加熱式の部屋分け」
ホワイエ直結の屋内喫煙室を「加熱式タバコ専用室(IQOS・Ploom・glo・with 2のみ可)」とし、強い臭いと副流煙が出る紙巻きタバコは屋外庭園や別階の独立喫煙室へ誘導する。 万が一ドア開閉時にわずかな空気が漏れても、紙巻き特有のヤニ臭クレームが劇的に減少する。
【参列・利用ゲスト側】
③ 最後の1パフを吸ってから「15秒〜20秒間」室内で深呼吸してからドアを開ける!
タバコを灰皿に消した直後(または加熱式を抜き取った直後)にすぐドアを開けて廊下へ出ると、肺の中に残っていた煙をホワイエで吐き出す(三次喫煙)ことになります。消してから室内で15秒間待ち、2〜3回深呼吸して肺の煙を排気扇へ吐き切ってから退室する。 退室時の人体伴流と口からの煙漏れを防ぎ、テーブルへ戻った際の新郎新婦・同席者へのタバコ臭も大幅に軽減できる!
【参列・利用ゲスト側】
④ フォーマルな席では「with 2(ウィズ2)」や「VELO(ベロ)」を使い分ける
タキシードやパーティードレスに一切臭いを付けたくない披露宴・祝賀会では、タバコベイパーの臭いが極めて少ない『with 2(1,980円)』や、喫煙室へ行く必要すらない完全無煙のオーラルたばこ『VELO(300円〜320円)』を活用する。 中座のタイミングを逃さず、フォーマル衣装の防臭も100%完璧にこなせる。

なお、ホテル館内の売店や周辺コンビニで購入できる2026年11月現在の加熱式タバコ専用スティック現行価格は、アイコス用がテリア(旧580円→現行640円)・センティア(旧590円〜580円→現行590円)、プルーム用がEVO(旧620円〜580円→現行620円)・メビウス(旧500円〜520円→現行590円)・キャメル(旧430円〜520円→現行570円)、グロー用がVIRTO(旧580円→現行600円)・ネオ(旧500円〜580円→現行570円)・ケント(旧550円〜530円→現行550円)・ラッキーストライク(旧530円帯比較→現行500円)、リルハイブリッド用がMIIX(旧510円→現行590円)となっています。ホテル宴会場やブライダルフェアのゲスト側マナーについては、ホテル宴会場・同窓会・祝賀会・ブライダルフェアの喫煙所マナーとフォーマル衣装の防臭対策もあわせてご覧ください。

6. ホテル・ホワイエ喫煙室のドア煙漏れ対策と法基準に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 改正健康増進法の「0.2m/s以上」の風速測定は、ドアを閉めた状態(ガラリ部分)で測るのですか?それともドアを全開にして測るのですか?
A1. 厚生労働省の測定マニュアルにより、「喫煙室の出入口の扉を完全に開放した状態(全開状態)で、開口面の上部・中央部・下部の3点においてそれぞれ室内へ向かう風速が0.2m/s以上あること」を測定するのが原則です(※のれんやエアカーテン等で開口面積を絞っている場合はその実効開口面で測定します)。そのため、ドアが閉まっている時のガラリ風速だけでなく、全開時の面風速を確保できる大風量の排気ファン選定が不可欠です。
Q2. なぜ「扉の下部と中央部は0.25m/s出ているのに、扉の上部(頭上付近)だけ0.1m/s以下になって煙が逆流する」現象が起きるのですか?
A2. 理由は「熱浮力(スタック効果・温度差対流)」です。喫煙室内では複数の人間が体温(36.5℃)を発し、さらにタバコの燃焼熱(700℃〜800℃)や加熱式デバイスの熱によって、喫煙室内の天井付近の空気温度が廊下(ホワイエ)よりも2℃〜4℃高くなります。温かい空気は軽いため天井付近から外(廊下)へ押し出そうとする浮力が働き、扉上部の流入風速だけを相殺して逆流させてしまうのです。これを防ぐには排気ファン(天井換気扇)の吸込口を「出入口から最も遠い奥側の天井」に配置し、扉上部にエアカーテンや垂れ壁(防煙垂れ壁・下がり壁)を設けるのが最も効果的です。
Q3. ホテルの改修工事で喫煙室に「前室(二重扉)」を作ったり排気ファンを増強する場合、国の助成金は使えますか?
A3. 中小企業事業主(資本金または従業員数が規定以下のホテル・旅館・婚礼施設・飲食店等)が既存の喫煙専用室の基準適合改修や新設を行う場合、厚生労働省の『受動喫煙防止対策助成金』の対象要件を満たせば、工事費や設備費の一定割合(上限100万円等、年度要綱による)の助成を受けられる場合があります(※必ず着工前に労働局へ交付申請し、交付決定を受けてから発注・着工することが絶対条件です)。
Q4. 喫煙室のドアに付いている「ドアクローザー(自閉装置)」の閉まるスピードは速い方がいいですか?遅い方がいいですか?
A4. 実はこれもプロの盲点です!開き戸(スイングドア)の場合、ドアクローザーが「バタン!」と急速に閉まる設定になっていると、ドア板が風を切る速度が速すぎて大きな渦(ピストン効果)を生み、煙を廊下へ煽り出してしまいます。また、開けっ放しを防ぐために自閉機能は必須ですが、閉まる速度(第1速度・第2速度)は「ゆっくり静かに(約5秒〜7秒かけて)確実にラッチまで閉まり切る設定」に調整する方が、気流の乱れと開閉音の両方を抑えられます。
Q5. 喫煙室内の空気清浄機やエアコンのフィルター、加熱式デバイスを掃除する際、早く冷やすために冷蔵庫や冷凍庫に入れてもいいですか?
A5. いいえ、電子機器や加熱式タバコデバイス、センサー部品を冷蔵庫・冷凍庫で急冷する行為は絶対NGです!急激な温度差で内部基板や光学センサーに「内部結露(水滴)」が生じ、ショート故障や火災・誤作動の原因になります。必ず常温環境で自然冷却させてから清掃・点検を行ってください。
Q6. ホワイエ側に「業務用の空気清浄機(プラズマクラスターやナノイー、光触媒脱臭機)」を置くだけでも効果はありますか?
A6. 喫煙室の「中」だけに空気清浄機を置くよりも、喫煙室のドアを出たすぐ外側の「前室」または「ホワイエの扉横」に、活性炭フィルター搭載の業務用脱臭機・空気清浄機を補助的に配置するのは非常に有効です。万が一退室者の衣服や呼気から微量の臭気が持ち出された場合でも、ロビーのソファ席へ拡散する前にドア際で素早くキャッチ・脱臭することができます。
「のれん(ビニールカーテン・スリットカーテン)」をドアの内側に垂らす方法はホテルでも使えますか?

開口面積を物理的に減らして流入風速を0.2m/s以上に高める手法として、工場やバックヤードでは透明ビニールカーテンがよく使われますが、高級ホテルのロビーでは美観を損ねやすく、またのれん自体にヤニ臭が付着して利用者の肩や髪に触れるデメリットがあります。ホテルでは「ガラス引き戸+前室」または「垂れ壁(固定ガラス)+エアカーテン」の方が圧倒的に品格を保てます。

前室(二重扉)を作る場合、前室の中には灰皿を置いてもいいですか?

いいえ、前室はあくまで「煙を遮断するための緩衝通路(エアロック)」ですので、前室内に灰皿を置いてはいけません。喫煙は必ず2枚目の扉を入った奥の「喫煙室本体」の中だけで行ってもらうよう案内してください。

人感センサー式の「自動ドア(引き戸)」を喫煙室に採用する場合の注意点は?

廊下を通りすがりの人が歩いただけで自動ドアが毎回開いてしまうと無駄な開閉が増えるため、センサーの検知エリアを絞るタイプではなく、「手をかざす非接触タッチセンサー式」または「軽く触れるタッチスイッチ式」の自動引き戸にするのが、不要な開放を防いで防煙性能を高める鉄則です。

新設時は風速0.3m/sあったのに、2年経ったら0.15m/sに落ちて煙が漏れるようになった原因は?

9割以上のケースで「①天井換気扇のシロッコファン羽根車へのヤニ付着」「②排気ダクト内の防火ダンパー(FD)網や屋外ベントキャップ防虫網のヤニ目詰まり」「③扉ガラリのホコリ詰まり」が原因です。これらを専門業者(またはアルカリ洗剤清掃)で除去すれば、ファンを交換しなくても新品時の0.3m/s以上の風速が復活します。

ホテルの喫煙室に「使用中(満室・空室)ランプ」を付けるメリットは?

人感センサーやCO2センサーと連動して、廊下側の壁に「現在2名利用中 / 満室(定員3名)」とLED表示するシステムを導入すると、定員オーバーの状態で外から人がドアを開けて覗き込む(無駄なドア開閉による煙漏れ)回数を半分以下に減らすことができ、ゲストの満足度も大幅に向上します。

喫煙室の中で電子タバコ(VAPE)や加熱式タバコを吸う人も同じ喫煙室を使えますか?

はい、「喫煙専用室」であれば紙巻きタバコ・加熱式タバコ・葉巻・VAPEのすべてを吸うことができます。ただし、ホテルによっては紙巻きの臭いが加熱式ユーザーの服に付くのを防ぐため、「紙巻き・加熱式兼用室」と「加熱式タバコ専用室」の2ブースを分けて設置する先進的なホテルも増えています。

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