こんばんは、加熱式たばこブロガーのゲンキ(@MOQLOG_JP)です。
お店の借金を払い終わったばかりの私が審査に通るとは思わないのですが、ダメ元でローンに申し込んでみました。
コレでダメだったら今年中の外壁塗装や屋根の修繕は諦めて、来年か再来年に実施しようと思ってますが、なんとか通って欲しいと願う今日このごろです。
さて、今回は福岡で先行販売されている”噂の”パルズ(PULZE)をゲットしましたので、実際の使用感などをご紹介したいと思います。
アイコス、プルームエス、グローに次ぐ第四の加熱式たばこ「パルズ」の実力、興味のある方は参考にしてくださいませ。
パルズ(PULZE)の基本情報
パルズの発売情報
製品名:パルズ(PULZE)
メーカー:インペリアル・タバコ・ジャパン
タイプ:高温加熱式たばこ
たばこ:IDたばこスティック(全3種類)
販売価格:2,880円
販売箇所:全国のコンビニエンスストア
販売開始:2019年5月6日より順次
約2年の販売期間を終え終売、現在パルズは国内では販売されていません。
アイコス、グロー、プルームエスに次ぐ、4番目の高温加熱式たばこデバイスがパルズです。
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、世界4位のたばこメーカー「インペリアル・タバコ・ジャパン」さんから発売された高温加熱式たばこデバイス。
電子タバコのマイブルーを発売している会社さん・・・と言えばわかりますでしょうか。
専用タバコも用意されており、加熱式たばこブロガーの中では話題の一台なんです。
パルズ実機レビュー
公式サイトなどでは見ていましたが、実際にパルズを手にすると感慨深い気持ち。
やはりメジャーリーグの大型新人なだけに、互換機のような野暮ったさはなく、スタイリッシュなデザインが格好良いです。
見た目については、文字にするよりも目で見てもらったほうが早いですからね、参考にどうぞ。
パルズの化粧箱
化粧箱の側面にカラーやセット内容について書かれているシールが貼ってあります。
この辺はプルーム・エスやプラスと同じですね。
パルズのセット内容
箱を開けると”どーん”とPULZEが鎮座しており、取り出すと今度はユーザーマニュアルやデバイス登録を促す紙が何枚か入っています。
これを取り出し更に開けていくと、底にアクセサリー類が並んでいました。
パルズの本体
メモリースティック型のように見えますが、今流行りのポッド式VAPEと比べると圧倒的に重くて大きいです。
ちょっとデカイですが、先進的なデザインで個人的には結構好きです。
パルズの本体(細部)
底に刺さっているクリーニングピンも取り外すのに苦労しました、これまた凄く硬いんです(汗)
本体上部のキャップはクリーニングキットを使わないと外せない仕様なので、間違っても手で引っ張ったりしないように気をつけてください。
パルズの同梱アクセサリー
なんと充電ケーブルはアイコス3と同じCタイプを採用。
最近のスマホはほとんどCタイプなので有り難い!クリーニングキットは後述しますが、ブラシ側とキャップ取り外しツール側の開け方が違うので要注意。
パルズの使用感についてのレビュー
実際に使用してみていくつか気付いた点をまとめました。
要改善して欲しい点があるんですよ・・・例えば、もっともスタンダードな操作方法の「吸う」という動作でいきなりツマヅキましたからね(汗)
パルズの操作方法については公式サイトの動画を見ながら一度まとめていたのですが、実際にはちょっとしたコツがあったんです。
他にも色々と気付いた点がありますので、これから買う予定の方は必見です。
パルズの気になった点①使い方がわかりにくい
以前まとめた記事でも、公式サイトの動画でも、更には本体に同梱されている説明書を見ても手順は以下の通りです。
1.カバーを外してIDスティックを差し込む
2.ボタンを一回押して電源を入れる
3.ボタンを長押しして加熱開始(1.5秒だとスタンダード、3秒だとエコモード)
簡単に書くとこんな感じですが、実際は赤字の部分が重要です。
1.カバーを外してIDスティックを差し込む
2.ボタンを一回押して電源を入れる
3.LEDが順番に点灯していくので点灯している間にボタンを長押しして加熱開始(1.5秒だとスタンダード、3秒だとエコモード)
※全部消えると2からやり直し
電源が入るとLEDが順番に点灯して最後に全部消えるのですが、消えてから長押ししても電源を入れ直しただけ、と認識されるみたいです。
私は電源が入ったのを確認(=LED点灯から全部消える)してから加熱しようとしていたので、最初の数分間吸うことが出来ませんでした。
イメージ的にはカチッと一回押したらすぐに長押し、これが加熱までの正しい流れです。
パルズの気になった点②デバイス掃除の手順が複雑
パルズは専用のクリーニングツールを使わないと掃除できない仕組みなのですが、このツールの使い方が説明書に載っていないんですよ。
特に困ったのは、クリーニングツールのキャップを取り外すのに使う部分で、ブラシ部分はネジ式なのにキャップ取り外しツール側はハメ込み式で取り外し方が違います。
しかもめちゃくちゃ固くて、最初はツールの全貌すら見ることが出来ませんでした。
更に使い方も書かれていないので、公式サイトの動画を見てようやく理解したくらいです。
掃除の仕方については後日まとめようと思いますが、スターターキットに使い方すら書かれていないのは、随分と不親切だな・・・と思いました。
まだストアで説明を受けながら購入した人なら良いですが、コンビニで手に入れた人は困るんじゃないですかね。
パルズの気になった点③キャップカバーがなくなりそう
以前の記事でも書きましたが、キャップカバーを無くす人が続出して、早々に対策をとらざるを得なくなると思います。
*公式サイトのアクセサリーとして売られていますが、600円弱します(汗)
素材はゴムで出来ており落としても壊れることはなさそうですが、いかせん小さいパーツなだけにあっという間に無くなりそうです。
外しておくと言うと選択肢もありますが、その場合、挿入口にフタが出来ないので、ホコリが入るなどのデメリットに繋がる他、臭いが漏れるなどの弊害も。
アイコス3マルチ、グロー、プルーム・エスともにスライドカバーを採用しているだけに、他社製品と比べるともう少し工夫が必要だと思ってしまいます。
せめてキャップカバーと本体をゴムヒモなんかで接続するようにして欲しいところです。
パルズの気になった点④IDスティックが折れやすい
専用たばこ「IDスティック」にも問題が・・・アイコスのように差し込んで吸うワケですが、1つ欠点があるんです。
それは、めちゃくちゃ”折れやすい”ということ。
IDスティックのフィルターが詰まっている部分と、ネオスティックのような空洞部分があるのですが、差し込む際にグッと押すとフィルターの境目でポキっと折れます。
力の入れ過ぎ?にしても20本のうち3本折れるってどうなの?
更に付け加えると、折れなかったときも押し込み過ぎるとフィルターが空洞部分を押し潰してしまい、ぐにゃっとなることがありました。
空洞部分にも厚紙で強度を強めるなど、対策をとってほしいものです。
パルズの使用感まとめ
正直に書きますが、まだまだ改善の余地あり・・・といった印象です。
もちろんインペリアル・タバコ・ジャパンもこれで”完成形”だとは思っていないでしょうけど、操作方法についても掃除のやり方にしても説明不足な気がします。
特に掃除の仕方はサイト上では「簡単」などと書かれていますが、数々のデバイスを見てきた私から言わせれば「一番めんどくさいよ、パルズ」って感じです。
まずはスタータキットのパッケージに同梱する説明書の改善からですかね。
キャップカバーやIDスティックの折れやすい点はすぐには改善出来ないと思いますので、バージョンアップのタイミングにでもやってもらえると良いかと。
IDスティックなんかは価格面でも他社より優れてますし、デザインも格好良いのでちょっと勿体無いな、と思いました。
パルズの味についてのレビュー
巷ではアイコス以上の味わい・・・などと言われたりしてますが、実際はどうなのでしょうか?
スパスパ吸ってみましたので、共有します。
また、もう1つ気になるのがアイコス「ヒートスティック」も吸えるという話。
もちろん試してみましたので、参考にどうぞ。
パルズでIDスティックのレギュラーを吸ってみた感想
スタンダードモード、エコモードともに共通して言えるのは、とにかく立ち上がりが悪いこと。
加熱が完了したので、「良し、吸うぞ!」と吸ってみても1、2吸いはスカスカでした。
ただ、3吸い目あたりから深めに吸うと味、蒸気ともにかなりいい感じに出ます。
どことなく味もスムースレギュラーに似ていて、たばこ感もあるので美味い。
一般的には高温加熱のほうが味や香りが出やすいのですが、エコモードでも結構美味しく吸えましたね。
アイコス以上・・・ということはありませんが、立ち上がりの悪さを除けばアイコス並に満足度は高いと思います。
パルズでアイコスのマールボロ スムースレギュラーを吸ってみた感想
IDスティックよりも数mm短いのがヒートスティック。
この程度の差ならイケるだろうと思い、早速パルズにヒートスティックを差し込んでみました。
結果・・・一応吸えるけど微妙、というレベル。
立ち上がりの悪さはデバイスのスペックによるものなので同じですが、喫煙可能時間が残り30秒くらいになると無煙タバコ状態に(汗)
中盤はいい感じで吸えてたんですが、最後はほとんど蒸気が出なくなりました。
やはり専用たばこはそれに合ったデバイスで吸うのが一番だというのが結論です。
パルズでプルームSのメビウス レギュラーを吸ってみた感想
プルームSのたばこスティックはヒートスティックとは逆に、IDスティックよりも少し長めのタバコです。
プルーム・エスもあと数ヶ月でコンビニ販売が始まるので、気になるところです。
結果・・・激マズでした(涙)
最初から最後まで蒸気は発生せず、常に吸い心地はスカスカ。
アイコスでも全然ダメでしたので、プルーム・エスのたばこスティックはヒートピンやヒートブレードを用いた内部加熱型デバイスには向かないということが判明しました。
不思議なのは吸い終わりのタバコです、見るとちゃんと焦げているんですが全然ダメなんですよ。
プルーム・エスのたばこスティックは、巻紙にグリセリン等が添加されているのかもしれませんね。
パルズの味についてのまとめ
他社製品も含めて吸ってみましたが、やはりパルズで吸うなら「IDスティック」が一番、これが結論です。
立ち上がりの遅さはプルーム・エス以上に悪いですが、数回吸ったのちは最後まで美味しく吸えましたし、味もなかなか良かったです。
IDスティック自体が他社製品よりも安めの価格設定(460円)なので、十分アリだと思います。
ヒートスティックについては、当たり前ですがアイコスで吸ったほうが美味しいですし、たばこスティックはプルーム・エス以外は使い物になりません。
やはり、専用タバコは専用デバイスで吸う、これが一番間違いない組み合わせですね。
パルズの販売状況
まだ福岡でしか販売されていないパルズですが、公式サイト上では「オンライン近日販売開始予定」と書かれていました。
その案内は、おそらくメルマガなどで送られてくるんじゃないかと思いますので、欲しい人はまずは会員登録をしておくことをオススメします。
Twitterの公式アカウントもありますので、あわせてフォローしておくと良いですよ。
ちなみに転売状況ですが、メルカリだと8,000円前後、10,000円超えるモノはスルーで問題ないでしょう。
楽天などの転売業者の平均的な価格は9,000円前後、メルカリよりも割高ですが、送料無料などもあるので余り変わらないかもしれません。
約2年の販売期間を終え終売、現在パルズは国内では販売されていません。
パルズ実機レビューまとめ
ちょっと辛口レビューとなりましたが、ほとんどの人がコンビニなどでキチンとした説明も受けずに購入することを考えると、ユーザーマニュアルの改善は必須だと思います。
「詳しくはホームページを見てください」と説明書には書かれていますが、それは不親切というもの。
デバイス自体はモード切替やセーフティロックなど、これまでのデバイスにはない機能が搭載されており、専用たばこの味も悪くないので今後に期待しましょう。
最後に1つだけ、まだ1箱も吸い終わってないので確証はないんですが、パルズの良いと思われる点は臭いが少ないということ。
IDスティックを抜いたあと、キャップカバーをつけるのが面倒だったのでそのままにしているんですが、アイコスみたいな臭さはないんですよ。
挿入口に鼻を近づけて臭いも嗅いでみましたが、臭いは少ない方なんじゃないかと思います。
こればっかりは暫く使ってみないとわかりませんが、プルーム・エス並に臭いがしないのであれば注目が集まるかもしれませんね。
あとがき
私の部屋を見渡すと色々なタバコがそこら中に置いてあるんですよ。
アイコスのヒートスティックが3箱、グローのネオスティックが4箱、プルーム・エスのたばこスティックが3箱、そしてパルズのIDスティックが6箱。
それだけじゃないです、プラスのカプセルが5箱、プルームテックに至っては13箱ありました(汗)
ちょっと考えちゃいますよね、この状況。
さて、今日は何を吸おかなー・・・。
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