こんばんは、モクログ管理人のげんちゃんです。
最近、忘年会やら飲み会やらで、とにかくお酒を飲んでノックアウトされる日々が続いております。
待望の旗日ということで、以前から気になっていた「プルームテックの有害性」について調べてみたので共有致します。
プルームテックの有害性
プルームテックと言えば、無臭と言っていいほどニオイがしないことで有名な加熱式デバイス。
なんだかんだ有害性が問われるタバコ製品ですので、ちょっと気になりますよね。
そこで今日は成分などから、プルームテックの有害性についてご紹介させて頂きます。
プルームテックの公式に発表されている成分
プルームテックで吸引したときに発生するミスト(たばこベイパー)の成分について、公式サイトでは以下のように公開されています。
プルーム・テック使用時に生じるたばこベイパーには、ニコチンなどのたばこ葉由来の成分のほか、グリセリン、プロピレングリコール、トリアセチン、水、香料が含まれます。
プルームテックは構造上、3つのパーツに分解できますので、ここで公表されている成分のうち、ニコチン、たばこ葉由来の成分、香料は「たばこカプセル」に含まれている成分。
グリセリン、プロピレングリコール、トリアセチン、水の4つの成分は、付属するカートリッジに含まれる成分だと推測します。
たばこカプセルに含まれる成分
プルームテックの場合は、発生したミストへの吸着率がポイントになりますが、使用されているたばこ葉をMebius(メビウス)と同じと仮定して考えてみます。
紙巻たばこ:メビウスのニコチン量はたばこ葉0.8g/1本に対して0.8mg、たばこカプセルはたばこ葉0.6g/1個に対して0.05mgなので、12分1(8.3%)くらいしかミストに吸着していないと言えます。
成分によってはミストに吸着しやすいモノ、しにくいモノがあると思いますが、たばこカプセルに含まれている他の成分も、吸引に際して、本来の成分の10%も付着していない可能性が高いと推測出来ます。
・フィルターで7割、空気穴による調整で2割、たばこ葉の種類で1割くらいがニコチンの摂取量に影響すると言われています。
・様々な銘柄のたばこがありますが、ニコチンなどの量を左右するのは、ほとんどがフィルターによって調整されていると言っても過言ではありません。
・また、空気穴は軽いたばこに良く見られますが、これは空気でニコチンなどを希釈する為のモノなので、重いたばこにはないんですね。
・たばこ葉による違いはフィルターに比べればほとんどありませんが、バージニア葉という種類のたばこ葉だけは別格です。
・他のたばこ葉と比べてニコチンなどの成分が強い為、重めのたばこに使われることが多く、バージニア葉主体のpeace(缶ピース:フィルターのない両切りたばこ)なんかだと、ニコチンは2.3mgもあります。
カートリッジに含まれる成分
たばこカプセルによる有害物質の吸引はかなり少ないだろう、ということはおわかり頂けたかと思いますが、もう1つのパーツ(カートリッジ)に含まれる成分はどうなのでしょうか?
プルームテックの各パーツの役割はシンプルで、バッテリー部分=電気、カートリッジ部分=蒸気発生装置、たばこカプセル=発生した蒸気にニコチンや味わいを付着させる、こんな感じ。
この構造からも、カートリッジに含まれる成分はVAPEのリキッドと同じもので作られていることがわかります。
グリセリン
毒性が極めて低いことから、食品や化粧品、医薬品など様々なモノに使われているのがグリセリンです。
アルコールの一種ですが、仲間というだけで酔っ払うワケではありません。
特に、化粧水やシャンプーなどにはほぼ使われており、食品でも保湿剤や軟化剤として使われるなど、かなり身近な成分と言えます。
VAPEなどのリキッドの主成分でもあることから、ミストの元となる水分を保湿する役割がメインです。
プロピレングリコール
低毒性で、こちらも食品や化粧品、医薬品など、日常生活で食べたり使ったりするものには大抵入っている成分の1つです。
グリセリン同様、プロピレングリコールを一切摂取しない生活は不可能と言われるくらい日常的なものなので、ほぼ無害と言っても過言ではありません。
化学物質を運ぶ性質がある為、ミストにたばこカプセルの成分を付着させる役割があると思われます。
トリアセチン
どれも似ていますが、トリアセチンも食品添加物として調味料の溶媒や保湿剤等に使われているようです。
ヒトの摂取カロリーの半分をトリアセチンに置き換えても安全だと考えられており、一般に安全と認められる食品添加物として米国では認められているとのこと。
柔らかく形を変えやすくする為の成分としても使われるようで、カートリッジ内の綿、もしくは蓋部分を柔らかくするために使われているのかもしれません。
プルームテックの有害性まとめ
色々調べましたが、1つだけリスクになりそうなのが、ホルムアルデヒドが発生する可能性が挙げられます。
グリセリンとプロピレングリコールを加熱すると発生するらしく、シックハウス症候群の原因物質であり、発がん性物質でもあることが知られています。
ただし、グリセリンやプロピレングリコールはプルームテック程度の熱量で加熱しても気化しない(沸点が190度くらい)ので、ミスト(たばこベイパー)のほとんどは4つ目の成分である水が蒸気化したものでしょう。
この状態で、ホルムアルデヒドが発生するのかどうか?発生するならどれくらい発生しているのか?はわかりませんが、健康に対するリスクは紙巻たばこと比べると極めて低いと思います。
プルームテックの健康リスクについて
プルームテックだけでなく、アイコスやグロー、VAPEなどについては、最近になって普及し始めた為、これらを吸い続けることがどれくらい健康へ害があるのかどうかはわかっていません。
そもそもニコチンを吸引する為のものですから、どうやったって健康に良いワケはないんです。
ただ、紙巻きたばこをと比べたら・・・断然良い、これは間違いないと思うんですけどね。
ちなみにプルームテックなどのミストがどれだけ空気を汚すのか?一度実験もしているので参考にしてください、なかなか見ものですよ!
あとがき
いかがでしたでしょうか。
今回は「プルームテックの有害性」について書いてみました。
あくまで仮説をベースに書いているので「絶対に紙巻たばこより安全だ!」とは言えませんが、私の所見では有害物質はかなり低減されているのでは?と思います。
ただ、プルームテックなどを吸引して吐いたミストには、少なからずニコチンなどは混ざっていると思いますので、紙巻きたばこ同様にマナーとモラルを守って楽しむのは必須です。
本格的な実験や検査などはJTさんやPM社、BAT社にお任せせざるを得ませんが、普及を進めるためにも是非研究を続けて頂きたいですね。
コメント
お疲れ様です(^.^)
いつも様々な角度からの記事ありがたく拝読させて頂いてますm(__)m
加熱式タバコ利用者として一つ確実に言えるのは「締め切った部屋で吸っていても空気が汚れていない」ということでしょうか。
但しあくまで【視認できる(目で見てわかる)範囲として】ですが(;^_^A
私の部屋には某大手電機メーカーの加湿空気清浄機が稼働しています。
紙巻きたばこの頃はこの空気清浄機のフィルターと加湿機能の部分の水が【1週間でかなり茶色く】なっていましたが、加熱式タバコに替えてからはほとんど茶色くならなくなりました。
パソコンのモニターや液晶テレビの画面を拭いても、紙巻きたばこの頃のようにクリーナーが茶色く汚れることがなくなりました。
これは紙巻きたばこから発生していた【ヤニ】が出なくなったためだと思います。
他に視認できない有害物質も出ているかもしれませんが、この【ヤニ】が出なくなった分だけでも健康に対する害が少なくなったと勝手に思ってます(;^_^A
KENさん
そうですねー、正直目視できるレベルでしか体感は出来ないんですよね。
でも、仰る通りヤニがなくなっただけでも凄いことです!
たばこ=ヤニでしたからね、あとはおエライ方々に色々と立証してもらうしかないっす。
最近、加熱式タバコは有害だー!みたいなニュースが流れたみたいですが、当たり前ですよね、だってニコチン入ってますから。
早くちゃんとしたデータを出して欲しいものです。
ごぶさたしております(;´∀`)
たばこカプセルの交換をあまりせずにもくもくして遊んでおります←おい(-_-;)
先日ジョンズホプキンス大学の研究発表があり 電子タバコによってどれだけのゆうどく金属にさらされるかなるレポートが出ましたね。
紙巻き煙草の喫煙者が減ったため 電子タバコユーザーがターゲットになるのか思いましたわ。
税金は多く支払っているにも関わらず 肩身の狭い喫煙者( ノД`)…
菊丸さん
ご無沙汰しておりますーヽ(´ー`)ノ
私もそのレポートは読みました。
有毒な金属物質が混ざっているってヤツですよね。
なんかもう、気にしないのが一番かと思います。
何やっても、ちょっとでも疑わしい結果が出れば、とにかく危険!と叫ぶような感じですから。
これまで通り、人様に迷惑をかけないように楽しませてもらえれば文句ないんですけどねー(汗)