こんばんは、加熱式たばこブロガーのゲンキ(@MOQLOG_JP)です。
最近あまり話題にあがってきませんが、調べていたらよからぬフレーズが飛び込んできました。
「プルームテックを吸うと肺がんになる」
吸い応えは少ないものの、臭いも無臭に近い!と評判のプルームテックやプルームテックプラスですが、この噂は尋常ではありません。
そこで、この噂の真相を解明するべく色々調べてみましたよ!
プルームテックやプラスを吸うと「肺がんになる」は嘘!
まずは結論から申し上げますと、プルームテックやプルームテックプラスを吸うと「肺がんになる」というのは真っ赤な嘘、デマですのでプルームテック・ユーザーさんは安心してください。
嘘だという根拠は、プルームテックやプルームテックプラスの構造と発生する蒸気の成分ですが、そもそも皆さんは、たばこを吸うと肺がんになる理由をご存じでしょうか?
プルームテックやプラスの構造や成分の解説をする前に、まずは「たばこを吸うと肺がんになる」理由から説明していきます。
たばこを吸うと肺がんになる理由
喫煙習慣は、肺がんの主な原因であることがわかっています。 欧米では、たばこを吸う男性の肺がんリスクは、吸わない男性に比べ、少なくとも10倍以上と非常に高くなることが報告されています。
国立がんセンターより抜粋
なぜ「肺がんになりやすくなる」のかと言うと、たばこを燃やしたときに発生する煙には、多くの有害物質や発がん性物質が含まれているからです。
これらの発がん性物質は、タバコの三大有害物質の1つ「タール」に含まれており、このタールを煙と一緒に吸い込むことで、発がん性物質を体内に取り込んでしまう為、肺がんを引き起こす原因になるということです。
つまり、肺がんの原因となっているのは、たばこ葉を燃焼させたときに発生するタールに起因する、ということ。
プルームテックやプラスはタールを発生させるのか?
紙巻たばこが肺がんを誘発するのはタールが原因、ということはお判り頂けたかと思いますが、それでは本題のプルームテックやプラスはタールを発生させるのか?
もし紙巻タバコ同様にタールを発生させるようなら、噂のとおり「肺がんになる」わけですが、それを知るにはプルームテックとプラスの構造を知ると良く分かります。
なお、プルームテックもプラスも基本的な構造は同じなので、ここからはプルームテックを例に解説していきます。
プルームテックの蒸気を発生させる仕組み
- STEP01電気の力でカートリッジ内のリキッドが加熱され蒸気が発生。
- STEP02発生した蒸気が「たばこカプセル」内を通過。
- STEP03通過する際にカプセル内の粉末についているニコチンや香り、フレーバーを蒸気に付着させて口内に届く。
見てのとおり、タバコ葉を火で燃やすことはなく、蒸気をくぐらせた際に成分を付着させるだけの控えめな構造。
また、蒸気も電気ケトルでお湯を沸騰させるのと同じ要領で、カートリッジに含まれているリキッド(液体)発生させているだけなので、タールを一切発生させない仕組みになっています。
タールが発生しないので発がん性物質も発生しない
蒸気を発生させる過程で、タールは一切発生しないので発がん性物質も発生しません。発がん性物質が発生しなければ、肺がんとの因果関係はありませんから、仮に肺がんになった方がいたとしてもそれはプルームテックが原因ではなく、他の事象が原因だと言えますよね。
つまり、プルームテックを吸っても肺がんにはならない、ということです。
余談ですが、アイコスやプルームX、グローのように、直接、ないしは間接的でもタバコ葉を加熱するデバイスは、加熱の際にごく微量のタールの仲間を発生させることがわかっています。
ですが、紙巻たばこの煙に含まれる量と比べれば無いも同然で、これがアイコスなどが有害物質9割削減、プルームテックやプラスが有害物質を99.9%削減できた!という根拠でもあります。
プルームテックやプラスの蒸気に発がん性物質が含まれているのでは?
構造的にタールが発生しないことはわかったけど、そもそも発生した蒸気に発がん性物質が含まれていたら、構造どころの話ではありません。
そこで、次はプルームテックを吸ったときに発生する「蒸気」の成分について調べてみました。
実は、蒸気に含まれる成分については公式で発表されているため、まずはオフィシャルな内容から紹介します。
プルームテック喫煙時の蒸気の成分
プルームテックで吸引したときに発生するミスト(たばこベイパー)の成分について、公式サイトでは以下のように公開されています。
プルーム・テック使用時に生じるたばこベイパーには、ニコチンなどのたばこ葉由来の成分のほか、グリセリン、プロピレングリコール、水、香料が含まれます。
JT official site より抜粋
プルームテックは構造上、3つのパーツに分解できますので、ここで公表されている成分のうち、ニコチン、たばこ葉由来の成分、香料は「たばこカプセル」に含まれている成分。
グリセリン、プロピレングリコールの2つの成分は、付属するカートリッジ内のリキッドに含まれる成分です。
続いて、たばこカプセル、カートリッジ内のリキッドの成分を見ていきましょう。
たばこカプセルに含まれる成分
プルームテックの場合は、発生したミストへの吸着率がポイントになりますが、使用されているたばこ葉をMebius(メビウス)と同じと仮定して考えてみます。
紙巻たばこ:メビウスのニコチン量はたばこ葉0.8g/1本に対して0.8mg、たばこカプセルはたばこ葉0.6g/1個に対して0.05mgなので、12分1(8.3%)くらいしかミストに吸着していないと言えます。
成分によってはミストに吸着しやすいモノ、しにくいモノがあると思いますが、たばこカプセルに含まれている他の成分も、吸引に際して、本来の成分の10%も付着していない可能性が高いと推測出来ます。
カートリッジに含まれる成分
たばこカプセルによる有害物質の吸引はかなり少ないだろう、ということはおわかり頂けたかと思いますが、もう1つのパーツ(カートリッジ)に含まれる成分はどうなのでしょうか?
プルームテックの各パーツの役割はシンプルで、バッテリー部分=電気、カートリッジ部分=蒸気発生装置、たばこカプセル=発生した蒸気にニコチンや味わいを付着させる、こんな感じ。
この構造からも、カートリッジに含まれる成分はVAPEのリキッドと同じもので作られていることがわかります。
グリセリン
毒性が極めて低いことから、食品や化粧品、医薬品など様々なモノに使われているのがグリセリンです。
アルコールの一種ですが、仲間というだけで酔っ払うワケではありません。
特に、化粧水やシャンプーなどにはほぼ使われており、食品でも保湿剤や軟化剤として使われるなど、かなり身近な成分と言えます。
VAPEなどのリキッドの主成分でもあることから、ミストの元となる水分を保湿する役割がメインです。
プロピレングリコール
低毒性で、こちらも食品や化粧品、医薬品など、日常生活で食べたり使ったりするものには大抵入っている成分の1つです。
グリセリン同様、プロピレングリコールを一切摂取しない生活は不可能と言われるくらい日常的なものなので、ほぼ無害と言っても過言ではありません。
化学物質を運ぶ性質がある為、ミストにたばこカプセルの成分を付着させる役割があると思われます。
プルームテックやプラスの蒸気にも発がん性物質は含まれていない
カートリッジに含まれるグリセリンやプロピレングリコールは日常生活の至るところで使われている安全な成分ですし、唯一の有害物質「ニコチン」も微量しか含まれていません。
同時に、発生した蒸気はもちろん、たばこカプセルにもカートリッジ内のリキッドにも「発がん性物質」は含まれていないということがお判り頂けたと思います。
ニコチンは微量ながら含まれていますので、無害とは言えませんが、限りなく有害性の低いたばこ製品であることはわかりますよね。
ここまでの説明でもわかるとおり、プルームテックでどうやって肺がんになるのか、聞きたいくらいです。
プルームテックの利用は「禁煙 同等の効果」という調査結果もある
これは北里大学医学部附属臨床研究センター教授が監修した臨床試験の結果ですが、プルームテックを利用し続けると、禁煙したのと同等の効果があったそうです。
どんな臨床試験かというと、喫煙者さんを2つのグループにわけて、1グループは禁煙、もう1グループにはプルームテックだけ吸ってもらい、発がん性物質を含む有害物質の減少度合いを調べていったそうです。
禁煙すると体内から有害物質は減っていくので、それを比較してみたというわけですね。
すると、プルームテックを吸っていたグループは、禁煙しているグループと同じくらい有害物質が減っていったという結果が出ており、禁煙同等の効果を確認できたそうです。
プルームテックやプラスを吸うと「肺がんになる」は嘘!まとめ
もう言うまでもないと思いますが、プルームテックを吸って肺がんになる、なんてことは構造上、成分上あり得ないわけです。
それに加えて、この有害性の低さは目を見張るものがありますよね。
吸い応えの無さもトップクラスですが、プルームテックやプラスは数あるタバコ製品の中で、限りなく無害に近い商品だと思いますので、禁煙や体調のことをお考えの方であれば、ぜひプルームテックの使用を検討してみてはいかがでしょうか?
コメント
お疲れ様です(^.^)
いつも様々な角度からの記事ありがたく拝読させて頂いてますm(__)m
加熱式タバコ利用者として一つ確実に言えるのは「締め切った部屋で吸っていても空気が汚れていない」ということでしょうか。
但しあくまで【視認できる(目で見てわかる)範囲として】ですが(;^_^A
私の部屋には某大手電機メーカーの加湿空気清浄機が稼働しています。
紙巻きたばこの頃はこの空気清浄機のフィルターと加湿機能の部分の水が【1週間でかなり茶色く】なっていましたが、加熱式タバコに替えてからはほとんど茶色くならなくなりました。
パソコンのモニターや液晶テレビの画面を拭いても、紙巻きたばこの頃のようにクリーナーが茶色く汚れることがなくなりました。
これは紙巻きたばこから発生していた【ヤニ】が出なくなったためだと思います。
他に視認できない有害物質も出ているかもしれませんが、この【ヤニ】が出なくなった分だけでも健康に対する害が少なくなったと勝手に思ってます(;^_^A
KENさん
そうですねー、正直目視できるレベルでしか体感は出来ないんですよね。
でも、仰る通りヤニがなくなっただけでも凄いことです!
たばこ=ヤニでしたからね、あとはおエライ方々に色々と立証してもらうしかないっす。
最近、加熱式タバコは有害だー!みたいなニュースが流れたみたいですが、当たり前ですよね、だってニコチン入ってますから。
早くちゃんとしたデータを出して欲しいものです。
ごぶさたしております(;´∀`)
たばこカプセルの交換をあまりせずにもくもくして遊んでおります←おい(-_-;)
先日ジョンズホプキンス大学の研究発表があり 電子タバコによってどれだけのゆうどく金属にさらされるかなるレポートが出ましたね。
紙巻き煙草の喫煙者が減ったため 電子タバコユーザーがターゲットになるのか思いましたわ。
税金は多く支払っているにも関わらず 肩身の狭い喫煙者( ノД`)…
菊丸さん
ご無沙汰しておりますーヽ(´ー`)ノ
私もそのレポートは読みました。
有毒な金属物質が混ざっているってヤツですよね。
なんかもう、気にしないのが一番かと思います。
何やっても、ちょっとでも疑わしい結果が出れば、とにかく危険!と叫ぶような感じですから。
これまで通り、人様に迷惑をかけないように楽しませてもらえれば文句ないんですけどねー(汗)