こんばんは、加熱式たばこブロガーのゲンキ(@MOQLOG_JP)です。
ニコチンの含有量について改めて調べようと思ったのは、先日届いた読者様からの情報提供から。
どういうことかと言うと、私が認識していたニコチン摂取量と、読者様から教えて頂いたニコチン摂取量が違っていた為なんです。
気になるプルームテックのニコチン摂取量
あるときJTのホームページにプルーム・テックで発生するベイパーに含まれる成分が公表されました。
ニコチン量も記載されていたのですが、問い合わせてみたところプルーム・カスタマーセンターからは別の答えが返ってきたんです。
どちらも公式見解として伝えられている為、どっちが正しいのか?気になりますよね。
プルームテックは、その軽さから「これニコチンってどれくらい入っているの?」と思った方も多いでしょう。
諸説入り混じっていますが、質問を続けた結果、ついに真実が判明しましたので共有いたします。
プルームテックのニコチンは0.05mg説
そもそもプルームテックやアイコス、グローなどは、パイプたばこに分類されることから、タールやニコチンの量を記載する義務はありませんでした。
発売された2016年頃は、「体感では○○mgくらいだと思う・・・」といったあやふやな情報が先行していました。
そんな中、スカパーで配信されている情報番組「モノクラーベ」でプルームテックのニコチン含有量は0.05mgであると放送されたんです。
実際にその番組を見たワケではないので、どのような実験から導き出されたのかはわかりませんが、2017年2月に放送されてからというもの、プルームテックのニコチンは0.05mgだと言われていました。
JTが公式発表!プルームテックのニコチン摂取量は0.02mg
2018年3月頃、突然JTがたばこカプセル吸引時のミスト中に含まれる成分を公表しました。
これによると、どのフレーバーもニコチンは0.02mgであることが示されており、全て2017年12月に測定したとのこと。
“当社調べ”との記載はありましたが、検証方法も記載されており、JTとしての公式見解として公式サイト上にもアップされています。
ちなみに、ちょっと変な書き方をしますが、この数値は「1吸いあたりのニコチン摂取量」が0.02mgですよ、という内容です。
なぜ、こんな書き方をしたのか?それは次の段落を読んでみて下さい。
プルーム・カスタマーサービス公式見解は10回吸引で0.1mg
これは読者様からの情報提供で知ったのですが、プルーム・カスタマーサービスのマニュアルでは、ニコチン摂取量を以下のように教えられていたそうです。
「10回吸引あたり0.1mg」
いつの頃からこの数値が伝えられるようになったかは不明ですが、試しに問い合わせてみたところ、同様の回答をもらいました。
どのような根拠で「10回吸引あたり0.1mg」と言っているのかは聞きませんでしたが、少なくともプルームテック・チームの見解は10回吸引につき0.1mgということになります。
一体どの数値が正しいのか?
さて、ここからが本題ですが、それなりに多くの方に見て頂けるブログになったので、読者様に嘘の情報をお伝えするワケにはいきません。
そうなると気になるのが、JTの見解とPloomTECHチームの見解が違うことです。
未だにJTのページは生きており修正もされていませんので、数値の違いについて、その理由を聞くことにしました。
すると1つの事実が判明したのですが、そもそもプルーム・カスタマーセンターでは、JTの当該ページを認識していなかったんです。
JTの公表値の話をするとカスタマーセンターの方も困ってしまったようで、改めてプルームテックのニコチン摂取量について調べて、翌日電話をいただくことに。
統一見解について
結論から言うと、JTの1吸いあたり0.02mgが正しいということでお電話をいただきました。
なぜ見解が違ったのか?なぜ10吸いあたりを基準にしたのか、など、気になることは多々ありましたが聞くのはやめました。
これ以上問い詰めるのは野暮ですし、何より「10回吸引あたり0.1mg」と一点張りで押し通しても良かったのに、キチンと認識不足だったことを謝罪したり、昨晩から今日にかけて真摯に対応してくれましたからね、むしろ好印象でした。
たまたま良い人が対応してくれたからなのかも知れませんが、プルーム・カスタマーセンターはレベル高いな・・・と思いました。
対応してくださった方、ありがとうございますm(_ _)m
プルームテックのニコチン摂取量まとめ
0.05mg説:真偽も定かではありませんし実験内容もわかりませんが、唯一外部で調べた数値。
0.02mg説:JTの公表値で、今回の問い合わせによりプルームテックの公表値となるでしょう。(1パフあたり)
0.1mg説:プルームテック・チームの公表値でしたが撤回、根拠は不明。(10パフあたり)
最後に、情報提供してくれた読者の「lui××××@gmail.com」さん、貴重な気付きを与えてくれてありがとうございます。
先日プルームテックを購入されたばかりと伺いました、ぜひ素敵なプルームテック・ライフをお過ごし下さい!
あとがき
いやー、今回のニコチン摂取量の件はかなり勉強になりました。
特に一度調べたものって、既にインプットされてしまうので、自分で情報を取りに行かなくなるんですね。
結果としては、「プルームテックに慣れたら、禁煙まであと一歩?1吸いあたりのニコチン量は0.02mg」で紹介した内容が正しかったワケですが、プルームテック・チームでは違う見解だったなんて知りませんでしたから。
アンテナを貼るって大事だな、と改めて思いました。
コメント
会社が大きくなればなるほど「横(違う部署同士)の繋がり」はないに等しくなりますからね(;^_^A
JTだけじゃなくPMもBATも本社とそれぞれのデバイス担当部署との相互連絡等はほぼないんじゃないでしょうか(^。^;)
今回の場合は【親方】のJTが、自分たちが公表している数値に合わせるように通達したんでしょうね(^^;
感覚的には正直、PloomTechはニコリキが入ってないVAPEと同じ感覚で吸っているように感じます(;^_^A
やはりこれまでの喫煙歴から「ガツンと来る喫煙感覚」に一番近いのはアイコスかなぁと(^。^;)
Ploom S がどの程度の喫煙感覚を出してくるかが楽しみです(^.^)
高温加熱式なので「0,02mg」ということはないと思うんですが、喫煙感覚次第ではアイコスを手放す日は遠くなるかも・・・(^。^;)
KENさん
大企業によくあるヤツですかね・・・連携不足が露呈した形になってしまいました。
でもカスタマーセンターの対応は良かったですね。
認識不足をしっかりと謝罪して、ちゃんとJTが正しいと認めましたからね。
もやもやっと済ますこともできたと思うのですが、対応してくれた方に感謝です。
アイコスのニコチン摂取量がつい先日、韓国の調査で判明しましたが、0.5mgってもはや紙巻きたばこと変わらないレベルです。
燃やさないでここまでニコチンを摂取できるようにしたのは、やはり発明と言っても良さそうなんですけどね。
JTの新型も最低でも0.1mgくらいには合わせてくるんじゃないでしょうか。
まだ半年ほどありますが、期待しちゃいますねーヽ(´ー`)ノ
アイコスの0.5mgはニコチン体内摂取量ではなく、ひと吸い辺りの水蒸気に含まれるニコチン含有量ではないでしょうか?
ひと吸い辺りのニコチン摂取量であったら、14回吸えて一箱20本入っているので一箱あたりのニコチン摂取量は140mgになります。
ニコチンはLD60なのでちょっと生化学的に計算が合いません。
紙タバコ:
例えばニコチン0.5mgと書いてある場合、単位はひと吸いあたりだと。一本で14回吸えると仮定し、一箱に20本入っているならば、一箱のニコチン量は合計で140mgの計算になります。
すべてのニコチンを体内摂取するわけではないので、次に摂取率を考えなくてはいけません。
ニコチンの体内摂取量としては一本あたり1mgであるとするデータがあったので、摂取率は約14%(=1/(0.5*1.4)程度と考えられます。その場合、ひと吸いあたりの体内ニコチン摂取量は0.07mg。一箱あたりのニコチン体内摂取量は20mgになるかと思います。
アイコス:
アイコスの場合ひと吸い辺りのニコチン含有量0.5mg。紙タバコの体内摂取率は14%でしたが、ニコチンは水溶性であり、水蒸気は煙の約150%の吸収率であると仮定すると、アイコスのニコチン体内摂取量はひと吸いあたり0.11mg(←ここを0.5mgと誤認されてませんか?)。 一本当たり1.5mgでひと箱あたりは30mgになります。
プルームテック:
ひと吸い辺りのニコチン摂取量0.02mg*50パフ*5カプセル=5mg
これに水蒸気係数1.5をかけてひと箱あたりの体内摂取量は7.5mg。
まとめ:一箱吸った時に摂取するニコチン量
紙タバコ(ニコチン0.5mg):20mg
アイコス(ミント):30mg
プルームテック:7.5mg
(ニコチンパッチは15mg~5mgが一般的)
吸い方等によって個人差はあると思いますが、おおむねこのあたりかと思います。
もし認識が間違っておりましたらご指摘いただければ幸いです。
スカイタワーさん
返信おそくなりました、コメントありがとうございます!
おっしゃる通り、摂取量ではなく含有量という表記が正しいですね。
摂取率、水蒸気係数など、大変勉強になりました!
計算式まで書いて頂き感謝します。
スカイタワーさんのコメントをもとに調べてみます。
また、お気づきの点などあれば教えて下さい(*´ω`*)
今後とも宜しくお願い致します。
げんちゃんさん
すいません一点訂正させてください。
プルームテックのニコチン0.02mgについて念のためJTへ問い合わせをし、本日回答がありました。一パフあたりの摂取量ではなく、一パフあたりのニコチン含有量らしいです。(マジで!)
そうなると、一箱あたり=0.02*50パフ*5カプセル=5mgです。
仮に体内吸収率が21%であれば、ひと吸いあたり0.004mgで、一箱分のニコチン摂取量は1.07mgになりますね。(7.5mgと思ってましたが)
試験プロトコールと評価項目については回答もらえずでしたので、あくまで間接+仮定の参考評価ですが、例えばアイコスからプルームテックに完全に切り替えたら、暫く離脱症状がでるレベルですね。
スカイタワーさん
返信おそくなり申し訳ありません(汗)
さすがスカイタワーさんですね、ここまで論理的にご説明頂けると、プルームテックのニコチンの少なさは納得です。
だって、プルームテックは良くも悪くもニコチンをほとんど感じませんからね。
しかし1箱分で1mgですか・・・プルームテックでOKな人は本当に禁煙できちゃいそうですね。
詳しいご説明ありがとうございます、まだ知識不足で記事に出来ないのが悔しいですが、とても貴重な情報を頂き感謝しております。
今後とも宜しくお願い致します(*´∀`*)
プルームテックからプルームSに変えると
どれくらい有害物質が増えてしまうのでしょうか?プルームSに変えてから少し不安です(-_-)
全く同じって事は流石に無いですよね・・
シーザさん
こんばんは、モクログげんちゃんです。
シーザさんの仰るとおり、有害物質は多少増えていると思ったほうが良いです。
JTさんの公式サイトでも詳細は書かれてませんが、プルームテック(プラス)がWHOの懸念する有害物質を99%カットしていると書いているのに対して、プルームエスは90%と書かれていますので、多少増えているのは間違いありません。
詳細な数値は公表されていないのでわかりませんが、アイコスやグローあたりを参考にしていただけるとイメージしやすいかと思います。
厚労省主導で行われた実験結果について書いた記事がありますので、参考にしてみてください。
https://moqlog.jp/column/hikaku-data/