こんばんは、加熱式たばこブロガーのゲンキ(@MOQLOG_JP)です。
今日は久しぶりに自分が引き継ぐ側として話を聞いていましたが、やはり部署が違えば業務内容も違うので、かなりチンプンカンプンでどっと疲れました(汗)
慣れるまで大変そうな予感しかせず、ちょっと心配です。
さて、まだ余裕がある今のうちに・・・ということで、連日同じネタで申し訳ありませんが、今日も噂の新型「リル」のお話です。
エリア限定発売なので、通常のルートでは当分手に入らないだろうデバイスですが、気になっている方はお読み頂ければ幸いです。
※実機をお借りできましたのでレビューしました!!
lil HYBRID(リル・ハイブリッド)は低温加熱式?
「加熱式タバコ」と一言で言っても、アイコスやグロー、プルームエス、パルズのような”高温加熱式”もあれば、プルームテック、プルームテックプラス、プルームテックプラス・ウィズが牛耳っている”低温加熱式”というように、2つのカテゴリーに分類することが出来ますよね。※ウィズは11月より発売
で、ココで気になるのが、リル・ハイブリッドってどっちなの?って話。
結論から言うと、一応”低温加熱式”デバイスに分類されると思ってますが、このカテゴリーは、かつてBATさんから「グローセンス」という低温加熱式デバイスが発売されましたが、プルームテック兄弟の前に破れ、あっという間に撤退した経緯も。
ということで、PMさんも差別化ポイントを引っさげてJTさんに戦いに挑む模様です。
今日は差別化ポイントについてご紹介致します。
従来の低温加熱式タバコの構造
JTさんの公式サイトに非常にわかりやすい画像があったので拝借してご説明します。
1.電気のチカラでカートリッジに含まれるリキッドを加熱して”蒸気”を発生させます。
発生した蒸気が、先端に差し込んである「たばこカプセル」内を通り抜けて口に入ります。
その際に、たばこカプセル内に含まれるニコチン成分や香り、味わい成分などが吸着されるので、ニコチンを感じたり味や香りを楽しむことが出来ます。
この構造は、プルームテックだけでなく、プラスも、今度発売されるウィズも、そして撤退したグローセンスも同じで、基本的には電子タバコとまったく同じ仕組みを採用しています。
電子タバコとの違いは、先端の”たばこカプセル”に蒸気を通すかどうか、これだけなんですが、ニコチン入りのリキッドを取り扱えない日本としては、この先端に「たばこ葉(加工済)」を取り付けてニコチンが摂取できるというアイデアが画期的だったんですね。
更に、蒸気を通すだけでニコチンや風味、香りを吸着させるという控えめな仕組みが、有害物質の少なさや、ほぼ無臭とも言える匂いの少なさを実現しています。
ただ、デメリットもあって、直接タバコ葉を加熱してニコチンを気化させ吸引するアイコスなどの高温加熱式デバイスと比べると、明らかにニコチン不足で熱量も少ないことから吸いごたえには劣る・・・という欠点もありました。
これらのことから、ガツンっとした吸いごたえを求める人は高温加熱式を、軽めでも匂いが少ないほうが良い!という人は低温加熱式をチョイスするという構図ができたワケです。
lil HYBRIDは何が違うの?
リキッドを加熱式して発生した蒸気を吸う、ここまでは同じですが、大きな違いはニコチンや風味、香り付けを担当する「たばこ」部分です。
ですが、ここからが面白いのですが、使う「たばこ」も仕組みもまるで違うんですよ。
まずは「たばこ」からご説明します。
lil HYBRIDの専用たばこ
プルームテック・シリーズやグローセンスは、たばこ葉を粒子状に加工してカプセル(ポッド)に閉じ込め、その中に蒸気を通すことでニコチンなどを吸着させましたが、リル・ハイブリッドは、パッと見ヒートスティックみたいなものを使用します。
低温加熱式=粒上に加工されたタバコ葉・・・そんな認識を根底から覆す、新しい発想ですよね。
リル・ハイブリッドは、発生させた蒸気を、ヒートスティックみたいな「たばこスティック(MIIX)」に通すことで、ニコチンや風味、香りを楽しみます。
lil HYBRIDの仕組み
ここが一番の違いですが、リル・ハイブリッドは、たばこスティックそのものも加熱されるそうです。
ご存知の通り、たばこ葉は加熱することでニコチンや味わい、香りが気化しますよね。
その気化した成分を蒸気と一緒に吸い込む、そんな仕組みなんだそうです。
つまり、アイコスのように「たばこスティック」を加熱して、発生した成分をプルームテック・シリーズのように吸う・・・そんなデバイスなんです。
考えられるメリットとデメリット
吸ったことがないので、あくまでも推測の域での話です。
低温加熱式ではカギとなるタバコ部分の形状の違い、そしてニコチンや風味、香りを口まで届ける仕組みの違いから、リル・ハイブリッドで考えられるメリットとデメリットを考えてみました。
メリット
アイコスのように「たばこスティック」を加熱して成分を気化させるという点から、低温加熱式に似た構造はしているものの、吸いごたえはかなり期待できるのでは?と思っています。
プルームテック・シリーズは、たばこ葉(粒子化された)を通り抜ける際に、成分を吸着させるだけなので、よりタバコの成分を吸い込めるのは直接加熱したリル・ハイブリッドに軍配が挙がりそうな気がするんです。
これは良く考えましたよねー、低温加熱式の唯一の弱点「吸いごたえ」を攻略できるかもしれませんよ。
デメリット
吸いごたえと匂いは比例していて、加熱温度が高ければ高いほどニコチンが気化して吸いごたえも高まりますが、その分「匂い」も強くなっていくんです。
そういう点から、リル・ハイブリッドはプルームテック・シリーズのように”ほぼ無臭”とはいかないんじゃないかと。
また有害物質の多さという点でも怪しくて、高温加熱式が90%削減と謳う一方で低温加熱式は99%削減と言われていますよね。
それって、たばこ葉を加熱しているかどうかの違いなので、蒸気を通したところで、加熱の際に多少なり発生してもおかしくありません。
低温加熱式”風”ですが、特徴は高温加熱式に近いのでは、と思っています。
別に安いわけではない
専用たばこの「MIIX」が500円なので一見するとリーズナブルに見えますが、リル・ハイブリッドはカートリッジも別売りで60円。
トータルで考えたら560円ということになりますので、プルームテック・シリーズとこのあたりの価格は同じなんです。
ただ、PMさんが許すかはわかりませんが、カートリッジ部分はサードパーティ製がどんどん作られると思いますので、これを別々にしたのは個人的にはアリだと思います。
色々な味のカートリッジが売られるようになったり、コイルを強化して蒸気量アップ!なんてものも出てくると思いますので、楽しみ方の幅は広がりますよね。
本体価格も6,980円と高めなので、この不景気にどれだけ受け入れられるかが見ものです。
専用たばこ「MIIX」価格
銘柄名 | MIIX レギュラー MIIX ミックス MIIX アイス |
本数 / 価格 | 20 本入り 500 円(税込) |
カートリッジ | リキッドカートリッジ (全フレーバー共通) |
本数 / 価格 | 1 個入り 60 円(税込) |
lil HYBRIDのスペック、価格
製品名 | lil HYBRID リル・ハイブリッド |
サイズ | デバイス : 112(H) x 33(D) x 22(W)mm カートリッジ :30(H) X 11(D) X 17.7(W)mm |
重さ | 95g(カートリッジ除く) |
価格 | 6,980円 |
セット内容 | デバイス AC パワーアダプター タイプ C USB ケーブル クリーニング スティック クリーニング ピン ユーザーキット |
充電 | タイプ C 約 1 時間 40 分 (100 分) |
使用時間 | 14 パフまたは 4 分 20 秒 どちらか早い方 |
加熱温度(℃) | 平均 160 度 |
加熱方式 | 180度加熱 (周辺加熱) |
連続使用 | 1 回:3 セッション チャージャー:20 セッション |
低温加熱式ユーザーが重要視しているのは?
一番重要な点だと思うんですが、現在プルームテック・シリーズを使っている人って何を重要だと思って使っているか?って点です。
たぶん、このカテゴリーは吸いごたえじゃない気がするんですよねー。
だって、プルームテックが軽すぎる!って思った人はアイコスなどの高温加熱式たばこを使ってるワケですから。
低温加熱式を好んで使っている人は、吸いごたえではなく、匂いや味を重要だと思ってるんじゃないかと思うんですよ。
このあたりはフタを開けてみないとわかりませんが、自社ブランドのアイコスと食い合わなければいいな、と思います。
lil HYBRIDまとめ
グダグダ書きましたが、忘れてはいけないのが、アイコスではないと言う点。
この「lil HYBRID」は韓国KT&G社の製品で、日本の販社がアイコスを作ったフィリップ・モリスってだけなんですよね。
もちろん、販社としてアイコス並のアフターフォローはあると思いますが、アイコス・メッシュの方がインパクトあったと思うのは私だけでしょうか。
いずれにしても吸ってみないことにはわかりませんので、頑張って手に入れるつもりですが、レビューした途端にすっげー褒めてたらゴメンナサイ(笑)
その時は諸々訂正してお届け致します。
あとがき
久しぶりに長文になってしまいました、最後までお付き合い頂き感謝しております。
最初は前向きな内容をイメージしてたんですけど、書きながらネガティブな感じになっちゃったんですよ。
まあ、こういうのはブログあるあるなのでお許しください。
また明日も引き継ぎなので、今日はこの辺で失礼します、それではまた明日(*´∀`*)
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