こんばんは、加熱式たばこブロガーのゲンキ(@MOQLOG_JP)です。
来週は出張や会議があったりとバタバタしそうなので今のうちにと書いています。
さて、今回ご紹介するのは、アイコス互換機でありながら、パーツを交換するだけでヴェポライザーとしても使うことができる面白ガジェットのご紹介です。
しかもこのデバイス、構造が面白いんですよ、マニアにオススメな一品ですよ。
二刀流の加熱式たばこデバイス
アイコス互換機としての利用については説明も不要ですよね、要はヒートスティックを挿して吸うことができるという意味です。
ヴェポライザーという言葉はあまり耳慣れないかもしれませんが、こちらはヒートスティックのような専用のタバコを必要としないので、紙巻きタバコやシャグ(手巻きたばこの葉)などを加熱して吸うことができるというもの。
ヴェポライザーはコスパに優れており、紙巻きたばこ1本で4~5本分使うことができ、好きな紙巻きたばこの銘柄を楽しむことが出来るので、密かに人気の喫煙ガジェットです。
今回紹介する面白ガジェットは、アタッチメントを交換するだけでアイコス互換機としても、ヴェポライザーとしても使えるというのがポイント。
ちょっと上級者向けですが、加熱式マニアの方は是非読み進めてみてください。
二刀流の加熱式たばこデバイス「無煙君」
この面白ガジェット、もちろん名前があります。
もしかしたらご存知の方もいるかもしれませんが、その名もズバリ「無煙君(MUENN KUNN QV_1 Type)」です。
この無煙君、知る人ぞ知る・・・でして、実は個人の方が製造から販売まで手掛けている、完全お手製の加熱式タバコなんです。
その開発の歴史はアイコスよりも古く、定年退職した後、2008年から本格的に開発をはじめ、これまでに数多くの無煙君をリリース。
今では3Dプリンターのおかげで個人でも自作VAPEなんかが売られる時代になりましたが、コアなファンが多い、自作加熱式タバコの元祖とも言うべき製品です。
加熱式たばこ「無煙君」の特徴
冒頭説明したように、この無煙君はヒートスティックを使うこともできれば、紙巻きたばこやシャグを使ってヴェポライザーとして使うことも出来ます。
構造なども踏まえて、無煙君の特徴をご紹介しましょう。
加熱式たばこ「無煙君」の特徴①ヒートピン
無煙君は、加熱方式がヒートピン・タイプになっています。
このタイプの加熱式タバコというと、まず一世を風靡したibuddy、そして今話題のPULZEなんかもヒートピン・タイプです。
アイコスで採用されているヒートブレードよりも折れにくい、挿しやすいなどのメリットがあります。
加熱式たばこ「無煙君」の特徴①ヴェポライザーアタッチメント
ヴェポライザーとして使うためのパーツが面白い構造で、筒にスペーサーを装着して、ヒートスティックを押し込むように挿し込んで使います。
これはナイス・アイデアですねー、この方式によりヒートスティックしか使えなかったデバイスをヴェポライザー互換に仕上げてあります。
抜く時も同様に引っこ抜き、筒からスペーサーを取り出して簡単にシャグポンでだって出来ますよ。
加熱式たばこ「無煙君」の特徴①アトマイザー付属
もっとも驚いたのがこの点、なんと小型のアトマイザーが加熱パーツの下にくっついているではないですか(汗)
主にヴェポライザーとして使うときに活躍しますが、蒸気をプラスしたいときにこの装置を作動させることで、無煙のヴェポライザーから蒸気が出ます。
従来のヴェポライザーだと、シャグにリキッドを混ぜて加熱したりしますが、これはプルームテックの仕組みを応用して、気化した成分を蒸気と一緒に吸い込むことが出来ます。
加熱式たばこ「無煙君」の特徴①バッテリー交換式
アイコスやグロー、プルーム・シリーズなど、どれもバッテリーが内装式のため、寿命が来たらデバイスごと捨てないといけません。
その度に新しいデバイスを買うというのは経済的にも結構負担になりますが、この無煙君が違います。
14500という規格のバッテリーは、交換式となっており寿命が来てもバッテリーだけ交換すればいいので、また買う必要がないんです、経済的ですよね。
加熱式たばこ「無煙君」の特徴①モード切替機能
無煙君にはモード切り替え機能が内蔵されており、好みの仕様で楽しむ事が出来ます。
出力調整が「強」「中」「弱」の3段階、喫煙時間も「10分」「6分」「4分」と3段階設定が可能です。
ただし、出力については「強」がアイコス相当、喫煙時間も長いほど味が薄くなってしまうので、私は「強」×「4分」で固定してます。
加熱式たばこ「無煙君」のデザイン
全体の雰囲気などを撮影しました。
形状はPULZEのような縦長デザインですが、中の構造が見れるのは無煙君の面白いところ。
基盤部分以外の部分が取り外せるので、機械いじりが好きな人だと楽しいかも。
加熱式たばこ「無煙君」のセット内容/本体
セット内容は一通り揃っており、本体、アタッチメント、ヴェポライザー用筒、USBケーブル、アタッチメント用ドライバー、リキッド、スペーサーとてんこ盛りです。
本体は既にカバーが装着された状態で、スペーサーを入れるための缶が別で付属しています。
加熱式たばこ「無煙君」の本体構造/パーツ
主要なパーツのほとんどは脱着可能で、加熱システムはもちろん、バッテリーにアトマイザーも取り外すことが出来ます。
加熱システムとアトマイザーは別回路で作動する仕組みなので、アトマイザーを使わないでアイコスの互換機として使うことも出来ますし、アトマイザーを使ってヴェポライザーを楽しむことも出来ます。
加熱式たばこ「無煙君」のパーツ細部/アタッチメント
加熱システムは先述した通り、ヒートピン・タイプを採用。
アタッチメントはタバコ差込口のネジを外すことでヒートスティク用、ヴェポライザー用と使わけることが出来ます。
加熱式たばこ「無煙君」その他付属品
ヴェポライザーの仕組みは革新的で、筒の中にスペーサーを入れることで、ヒートスティックを挿すのと同じように装着することが出来ます。
これはかなりのアイデア商品だと思いますよ。
加熱式たばこ「無煙君」の操作方法
説明書がついてくるのですが、ぶっちゃけ非常にわかりにくいので、簡単に使い方をご説明します。
基本操作と、ヒートスティックを使う場合と、ヴェポライザーとして使う場合でご説明します。
加熱式たばこ「無煙君」の基本操作
基本的には電源スイッチをONにするだけで加熱がスタートします。
底のツマミはわかりにくいのですが、スイッチを上にした状態で左側が時間調整用、右側が出力調整用のツマミです。
アトマイザー作動ボタンは最込口の金色のボタンの下にあり、これを押すとアトマイザーが1吸い分作動します。
*ヒートスティックではあまり効果はありませんでしたので、ヴェポライザーとして使う方だけ覚えておくと良いです。
加熱式たばこ「無煙君」でヒートスティックを吸う場合
先端のアタッチメントをヒートスティック用のものに変更するだけです。
ただし、使い始めの前に初期設定(時間ツマミ3:出力ツマミ3で電源ON)が必要です。
加熱式たばこ「無煙君」をヴェポライザーとして使う場合
ヴェポライザーとして使う場合は、先端を専用アタッチメントに変更した後、専用の筒にスペーサーをセットして、ヒートスティックを挿すように挿入します。
吸い終わりは高温になっていますので、シャグポンする際にはお気をつけください。
加熱式たばこ「無煙君」のデメリット
アトマイザーを内蔵していたり、ヴェポライザーとしても使えたりと、非常に面白い互換機の無煙君ですが、唯一の難点は初心者向けではない点でしょうか。
説明書がわかりにくいことも理由の1つですが、何よりボタンやツマミが多くて、構造や操作方法を理解するのに時間が掛かりました。
パーツの換装が必要だったり、掃除に分解が必要な点などもユーザビリティを損ねる可能性は高いです。
その意味でも、誰でもすぐに使えるとは言い難く、上級者向け、マニア向けのデバイスかな・・・と思います。
アイコスやグローをばらしたことがある人や、機械に強い人にはとても面白いんですけどね、この難しさはデメリットですね。
加熱式たばこ「無煙君」まとめ
ヒートスティックを使ってアイコス互換としても合格ラインで、蒸気は若干少ないものの味はしっかりと出ており、満足度は高めでした。
何より面白いのは、ヴェポライザーとして使っている際に、アトマイザー作動ボタンを押すことでシャグなどにリキッドを入れることなく蒸気を発生させることが出来る点でしょうか。
この辺の工夫は他にはないもので、個人的には凄く面白いと思いましたね。
あとがき
ものづくりが出来るって羨ましいですよね。
先日、我が家のクルマが大打撃を受けまして、できるならば自分で直したいのですが、いかんせんクルマは運転以外したこともないのでサッパリ・・・。
頼みの綱のクルマ屋さんも連絡つかないし・・・どうしたものか。
コメント
こちらの開発者がpax3の修理、改良を始めたようです。現在かなり開発が進んでいるようです。しかし故障品のpax3の入手に苦労されているようです。もし可能なら知名度の高いこちらのサイトで取り上げていただけないでしょうか?
80歳を目前に奮闘されている開発者を応援したい者です。
ご検討お願いします。
kさん
コメントありがとうございます。以前も同じような内容でご連絡を頂いていますよね。
ただ、前回も返答したかと思いますが、まず開発者さんにお話し頂けますか?
私自身も開発者さんとは何度か連絡を取り合ったこともありますので、先方からご連絡を頂ければもちろん対応致します。
宜しくお願い致します。