こんばんは、好奇心旺盛なげんちゃんです。
今日は長女がテニスの試合に行っていたのですが、弁当を忘れていったので届けにいったんです。
普段なら車で行くところですが、なんとなく自転車で向かうことに。
若干息切れしましたが、草木の臭いや人の笑い声など、車で向かっていたら気づかなかったようなことが良い刺激に。
普段は室内にいることが多いので、五感に刺激を与えるっていいことだなー、とつくづく思いました。
今日は気になっていたグローセンスとプルームテックの違いを”たばこポッド“の構造と中身にフォーカスして解説します。
たばこポッドの役割
「たばこポッド」というのは、先月BATから発売された、低温加熱式たばこ「グローセンス(glo sens)」の3つのパーツのうちの1つ。
プルームテックをご存知の方ならわかると思うのですが、「たばこカプセル」のセンス版が「たばこポッド」です。
たばこポッドはニコチンを蒸気に付着させ、口まで運ぶという重要な役割があるので、吸ったときのキックの強弱に大きく影響します。
更に、マウスピースの役割もしているので、ドローにも関係がある大事なパーツなんです。
今回は「たばこポッド」を分解してみましたので、興味のある方は是非ご覧になってください。
ドロー・・・吸った時に強く吸わないといけない状態を「ドローが重い」といい、すーっと吸えるものを「ドローが軽い」といい、ある程度重いほうが吸いごたえを感じます。
たばこポッド切断に使ったもの
最初はペンチでマウスピース(黒い部分)を引っこ抜こうとしたんですよ。
でも全然取れないし、精密ドライバーを差し込んでテコではずそうとしてもダメ・・・困っていたらあるものを思い出したので切断することに。
プルームテックを分解するときに使ったミニルーターです。
ステンレスのプルームテックのパーツを削り取るくらいなので、コイツなら簡単に切断してくれハズ。
さっそく作業開始です。
表裏で切れ目を入れる
片面に切れ目を入れたんですがこれでも分解出来なかったので、裏面も同様に切れ目を入れました。
するとマウスピース(黒い部分)がちょっとぐらついたので、マイナスドライバーでグリグリやったら取ることが出来ました。
パカッと割れなかったのは、たばこ葉の粒が入った透明のパーツが切断されてなかったからのようです。
ですが、マウスピース部分さえ取れれば中は丸見えなので、これで中身を取り出せます。
glo sensとPloomTECHの専用たばこ比較
冒頭、先端に装着するこの専用たばこ部分がキックやドローに影響がありそう、と説明しましたよね。
これは構造や中を見ることである程度推測することが出来ます。
それぞれの分解した写真を乗せますので、まずはご覧になってください。
すべてのパーツ
glo sens / neo pods
PloomTECH / MEBIUS tobacco capsule
味や蒸気量にはまったく関係ない話ですが、センスのネオ・ポッドは金属パーツが使われていたり、プラスチック・パーツが2つあったりとお金が掛かってそうです。
役割はほぼ同じですが、こんなにも違うんですねー。
容器の違い
glo sens / neo pods
PloomTECH / MEBIUS tobacco capsule
ここで注目してほしいのは、プルームテックのたばこカプセルは、吸口部分にはフタの変わりにフィルターが備わっていること。
グローセンスのたばこポッドは、底面も吸口部分も金属製のメッシュが設置されており、中のたばこ葉の粒がこぼれないようにするフタの役割と、蒸気が通り抜けやすくなっています。
すぐに想像できると思いますが、フィルターに発生した蒸気を通すことになるので、吸うのに抵抗が掛かるだけでなく、蒸気がフィルターに絡め取られてしまうので蒸気量も減ると思われます。
容器がこのような構造をしていることから、以下のことが言えそうです。
ドローが軽い、蒸気量が多い
PloomTECH / MEBIUS tobacco capsule
ドローが思い、蒸気量が少ない
たばこ葉の違い
全体比較
拡大比較
含まれる量はセンスの方が多そうです、ただ拡大した写真を見てもらえればわかりますが、たばこポッドのほうは粒がかなり大きいんです。
たばこ葉の量については容器の容量や1つで吸えるパフ数も違うので考えないことにしましたが、粒の大きさからもわかることがあります。
この”タバコ葉の粒”は、蒸気が粒と粒の間を通り抜けるときにニコチンを付着させるための重要な役割でして、粒が小さく数が多いほうがよりニコチンを蒸気に乗せることができます。
その代わりに、粒が小さいと蒸気が通り抜けにくくなるので、ドローや蒸気量にも影響しそうです。
これらのことから、以下のような特徴に繋がると考えます。
キックが弱い、ドローが軽い、蒸気量が多い
PloomTECH / MEBIUS tobacco capsule
キックがある、ドローが思い、蒸気量が少ない
比較について
いかがでしたでしょう、実際吸ってみた感想とも合致しますので、概ねあってるんじゃないかと思ってます。
こうやって見てみると、glo sensがPloomTECHと差別化したいポイントは明確で、蒸気量の多さでしょう。
ですが蒸気量の多さは諸刃の剣でして、VAPEで同じことが言えるんですが、蒸気量が多いとドローが軽い、味がぼやけると言った副作用もあります。
まあ爆煙ってワケではないので、そこまで影響はしないと思いますが、キックが弱いのが弱点ですかね。
ですが、今回の真っ二つ分解記事とは逸れますが、グローセンスはもう1つ工夫をこらしています。
カートリッジの違い
これは分解してませんが、センスとプルームテックにはカートリッジでも大きな違いがあります。
それはカートリッジに含まれるリキッドの違いです。
プルームテックのカートリッジはグリセリンなど無味無臭なリキッドを添加しており、味わいはニコチンと同じように”たばこカプセル”から付着させるような仕組みです。
ですが、グローセンスはカートリッジには、味のついたフレーバー・リキッドが添加されているんです。
無味無臭のグリセリンに香料や味わい成分を付着させるプルームテックと、もともと香りや味のついたリキッドを吸引するグローセンス。
どっちの味わいがしっかりしているかは言うまでもありません。
つまり、グローセンスは蒸気量だけでなく味もしっかり出すことで、ドローの軽さとキックの弱さを補おうとしているんですね。
[nlink url=”https://moqlog.jp/glo/products-glo/review-sens/”]
あとがき
蒸気量だけでなく味わいもしっかりしている・・・グローセンスはかなり良く考えられたデバイスだと思いました。
あとは60パフを教えてくれる機能が搭載されればいいんですけどね。
プルームテックに強敵現る!と言っても過言ではないと思いますよ。
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