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グロー専用たばこ銘柄のみ11月から値上げの謎。そんな裏技があったとは・・・知りませんでしたぞ!

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こんばんは、加熱式たばこブロガーのゲンキ(@MOQLOG_JPです。

ついに明日10月1日からタバコをはじめ、様々な商品が値上げとなります。

と言っても、今回はフタを開けてみたら、各社主要銘柄の値上げをせずに据え置くことを発表した”異例”のたばこ税増税となったんです

そんな中、更にイレギュラーな事件が起きておりまして、それと言うのが「グロー専用たばこ銘柄」のみ11月から値上げされるという謎の展開・・・今日はこのあたりを掘り下げてみたいと思います

2022年10月たばこ税増税に伴う値上げ

2018年から5年連続で行われた「たばこ税の増税」は、毎年10月に増税されることから、10月1日より毎回数十円の値上げが行われてきました。

2022年10月も、主要銘柄こそ据え置かれましたが、一部のたばこ銘柄は値上げされることになっており、メジャーからマイナーな銘柄まで一部のたばこが値上げとなります

ところが、今回グローさんの専用たばこ銘柄だけ11月から値上げされると言うじゃないですか!!

これは一体どういうことなのか?その答えは申請日にありました。

主要3メーカーの値上げ価格”どたばた劇”の流れ

2022年8月16日申請 フィリップモリスがアイコス製品の値上げを発表
2022年8月25日申請 JTがプルーム・シリーズ製品の値上げを発表
2022年8月26日申請 ブリティッシュアメリカンタバコがグロー製品の値上げを発表

3社ともに10月から値上げします!と発表したものの、ここで「ちょっと待った!コール」が入ります

なぜなら、8月25日に申請したJTさんが、プルームエックス銘柄を全品据え置くと発表したからです。

ライバル会社からすれば、ちょっと待て!と言いたくもなります・・・そこで異例の再申請という手段をとったんです。

2022年8月30日再申請 フィリップモリスが再申請
2022年8月31日再申請 日本たばこ産業(JT)が再申請
2022年9月1日再申請 ブリティッシュアメリカンタバコがが再申請

結局3社とも再申請することになり、PMは主力アイコスイルマ銘柄全品、JTプルームエックスだけでなくプルームテックプラスも据え置きになり、BATグローハイパー・シリーズの9割を据え置くことに

2022年10月からの最終的な値上げ額は後述しますが、ここで注目してほしいのはBATさんの再申請日です。

値上げの申請は30日前まで!という財務省のルール

たばこ製品の値上げは、財務省に申請・認可されて初めて適用されます。

財務省によると新価格(値上げ後の価格)は30日前までに提出することがルールとなっており、BATさんは9月1日に申請したことから、10月1日に間に合わなくなった、ということなんです。

提出時期、手数料、主幹窓口について

提出時期変更実施の日より30日以上前に申請してください
手数料 手数料は必要ありません
相談窓口特定販売業の登録をしている税関のたばこ事務担当
または財務省理財局総務課たばこ塩事業室

文字通りだと、10月2日や3日から値上げも出来たと思うんですが、キリの悪さから11月にしたのではないでしょうか。

いずれにしても、各社ともに主要銘柄は据え置きではありますが、1メーカーだけ11月から値上げ、というのは良くも悪くも目立ちますので、いい宣伝になちゃってるんですよね。(私も書いちゃってるし)

意図的かどうかはともかく、上手く話題を作ったな・・・という印象です。

製造たばこ小売定価変更の認可申請

2022年10月からの価格はどうなるのか?

デバイス銘柄増税前の価格2022年10月
増税後の価格
2022年11月
増税後の価格
アイコスイルマ・シリーズTEREA
SENTIA
580円
530円
580円
530円
580円
530円
アイコス3シリーズMarlboro
HEETS
580円
530円
600円
550円
600円
550円
グローハイパー・シリーズKENT
neo
KOOL
LUCKYSTRIKE
500円
540円
520円
290円 / 300円
500円
540円
520円
290円 / 300円
500円
540円
540円
290円 / 300円
グロープロ・シリーズKENT
neo
500円
560円
500円
560円
530円
580円
プルームエックスMevius
CAMEL
570円
500円
570円
500円
570円
500円
プルームテックプラスMevius
Pianissimo
580円
580円
580円
580円
580円
580円
プルームテックMevius
Pianissimo
570円
580円
580円
580円
580円
580円

上の表を見て頂いてもわかるとおり、2022年の値上げはほとんど行われないので、そこまで気にする人はいないでしょう

また、グロー専用銘柄もハイパーシリーズは据え置きですし、11月と言っても延命期間は1か月なので、お財布に与えるインパクトは少なく、これでデバイスの切り替えを考える人はまずいないんじゃないかな。

話題作りとしては良かったと思いますが、グローだけ11月から値上げという事実が、他メーカーを使っている加熱式たばこユーザーにどう映るのか?ちょっと心配ですね。

2022年のたばこ税増税はメーカーの首を絞めただけ

再申請が行われたり、ほとんど値上げされなかったりと、今回は波乱の増税でした

毎年行われる「たばこ幾らになったら辞める?」というアンケートも今年はなさそうですし、そういう意味では注目も薄そうなだけに、BATさんが最後に盛り上げてくれてよかったかも。

キッカケを作ってくれたJTさん、それに続いて据え置きを決めてくれたPMさんとBATさんには感謝です。(旧型機種を使っている方にとってはキツイ値上げでしたが・・・)

私の吸っている銘柄は3社とも据え置きなので、当分タバコを辞めないことを宣言します!

あとがき

食品は最多の6500品目超えですって。

そんな中で値上げされなかったタバコって・・・マジで奇跡ですよね。

なんでもかんでも値上げされて溜息ばかりですが、唯一の愉しみのタバコが昨年と変わらなくて本当に良かった。

今日もタバコを堪能させて頂きます!

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