こんにちは、加熱式たばこブロガーのゲンキ(@MOQLOG_JP)です。
実は昨日からジム通いを再開したんですが、まさかの初日で全身筋肉痛になり本日断念。
さすがに3ヶ月行ってなかったので、もう少し軽めのメニューでやるべきだったと後悔してます。
そんなわけで、どうせ出掛けないなら・・・とブログを書くことにしました。
今日はグローハイパーが大幅値下げされましたので、その価格から想像を膨らませたいと思います。
グローハイパーの驚きの販売価格
かれこれ4年以上グローの販売価格を追い続けてきましたので、私は今更驚きはしませんが、お値段はなんと 480円 になりました(汗)
発売当初の3,980円でも十分安い印象でしたが、数カ月後には1,980円になり、昨年末から今年にかけては980円、780円、そしてついに480円に。
少し前までであれば「なにやってくれちゃってんの?」的なコメントをしたんでしょうけど、最近はなるほど、アリだな・・・と思うようになりました。
この一見とんでもない値付けの裏に隠されたBATさんの思惑に迫ります。
その1:シェアの獲得による本業の売上増
よくよく考えてみると、こういうビジネスモデルは結構あるんですよね。
パッと思いついたのが「ウォーターサーバー」なんですが、あれと今のグローのビジネスモデルって似てると思うんですよ。
ウォーターサーバー
サーバーを無料で提供する代わりに、専用の水を買ってもらうことで収益を得る。
グローシリーズ
本体デバイスを安く提供する代わりに、専用たばこを買ってもらって収益を得る。
専用のサーバーを無料で貸し出す代わりに、水を買ってもらい収益を得る。
本体デバイスを安く提供する代わりに、たばこを買ってもらうことで収益を得る。
無料と有料の差こそありますが、仮にグローハイパー本体で赤字だったとしても、専用タバコを買ってくれるユーザーが増えればトータルはプラスになる・・・そんなイメージです。
特にコロナ禍で急激に懐が冷え込んだ人も多いので、非常に効果的な戦略ですよね。
その2:「太いスティック」にシフトすることで製造コスト削減
これは中長期的な戦略ですが、最終的には旧デバイスで使用されているスリムサイズの「たばこ」を辞めたいのではないか?と思っています。
スリムサイズと太めのスティックを両方製造するよりも、どっちかに絞ったほうが生産性も上がりますし、コストダウンもしやすいですから。
今回の値下げはこれを促進する為の施策の一貫で、1年、2年後にはスリムサイズの専用タバコは無くなっているでしょうね。
とは言え、初代グローからバラマキを続けただけに、スリムサイズの専用タバコを吸っている人は結構います。
生半可な施策ではハイパーへの移行を促すのは難しいですが、480円なら移行のハードルはぐっと下がります。
480円という価格には、こんな狙いも込められているんじゃないでしょうか。
逆転現象が起きているグローシリーズの価格
製品名 | 販売価格 | 発売日 |
グローハイパープラス | 480円 | 1月12日 (2021年) |
グローハイパー | 480円 | 4月13日 (2020年) |
グロープロ | 980円 | 10月3日 (2019年) |
グローナノ | 販売終了 | 10月3日 (2019年) |
現在発売中のグローシリーズの価格と発売日の一覧です。
旧型のプロ&ナノは値段据え置きなのに、新型2デバイスは1,000円以下という販売価格・・・。
コレを見れば一目瞭然ですよね、スリムサイズを使うグロープロ、グローナノは買ってほしくないんですよ。
その代わりに、太めのスティックを使うグローハイパーとグローハイパープラスを買って欲しい!という想いが見事に価格に反映されています。
シェアの獲得と専用たばこの統一のためには赤字だって構わない!そんな大胆な戦略を実行してきたブリティッシュアメリカンタバコって凄いなー、と思いましたよ。
あとがき
ブランドを重視するアイコス(フィリップモリス)とは正反対のような戦略のグロー。
どっちのデバイスも完成度は高く、ここまでくると製品やフレーバーの差というよりは、マーケティング力が勝負の分かれ目になりそうです。
ただ時代、というか今の経済状況だと、グローに分がありそうな気もしてするんですが、世界屈指のワールド企業同士の戦いですからね。
今後の展開に注目したいと思います。
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