東京都「受動喫煙防止条例」可決

こんにちは、モクログ管理人のげんちゃんです。

ついに東京都受動喫煙防止条例が可決され、ネット上ではタバコを吸う人、吸わない人から様々な声が上がっています。

今回は、この条例の内容と、施行によって「どんな影響がありそうなのか?」この辺を中心にツラツラと書いていきたいと思います。

国より厳しい東京都の条例比較

国より厳しい東京都の条例比較

施設の種類国法改正都条例
小、中、高等学校敷地内禁煙
(屋外の喫煙場所設置は可)
敷地内禁煙
(屋外の喫煙場所設置も不可)
保育園、幼稚園
大学敷地内禁煙
(屋外の喫煙場所設置は可)
医療機関
児童福祉施設
行政機関
バス、タクシー、航空機
ホテル、運動施設など*1屋内禁煙
(喫煙専用室のみ)
屋内禁煙
(喫煙専用室のみ)
大規模飲食店
(101㎡以上)
小、中規模飲食店
(100㎡以下)
規制対象外
個人経営飲食店
(従業員なし)
規制対象外

未成年の教育施設

国と東京都における「たばこ規制」で異なるのは、未成年の教育施設と飲食店における規制内容です。

高等学校までの施設については、東京都では敷地内が完全に禁煙とされ、屋外喫煙所の設置も認められていません。

ウチの子供たちの運動会では、当日だけ裏門あたりに灰皿を設置してくれていたのですが、東京都ではそれもなくなるということですか・・・。

飲食店における規制

愛煙家としては、お酒やコーヒーと「たばこ」はセットだと思っていましたが、東京都ではマスター1人で経営しているようなお店以外、たばこは吸えなくなるそうです。

喫煙専用室の設置(助成金あり)は認められていますが、10坪そこらの小料理屋さんなんかだと、そもそも、そんなスペースなんてありませんからね、対応できるのは中規模以上の飲食チェーンさんくらいじゃないでしょうか。

規制対象の製品

規制対象の製品

分類たばこ製品規制対象の有無
紙巻たばこメビウス
マールボロ
ケントなど
対象
葉巻きたばこコイーバ
モンテクリストなど
対象
パイプたばこ小粋
宝船など
対象
嗅ぎたばこスナッフ
スヌースなど
無し
噛みたばこグトゥカー
パーン
無し
水たばこナハラ
ローハンなど
対象
加熱式たばこヒートスティック
ネオスティック
たばこカプセル
シャグ各種
無し
(今の所・・・)

副流煙が発生するか否かが基準

東京都が条例を定めた目的は、以下のように記載されています。

屋内での受動喫煙による健康影響を未然に防止し、誰もが快適に過ごせる街を実現するため、「人」に着目した都独自の新しいルールを構築していくことです。
健康影響を受けやすい子供や、受動喫煙を防ぎにくい立場である従業員の方を受動喫煙から守ることを、対策の柱としています。

噛みたばこやか嗅ぎたばこは、副流煙が発生しないことから規制対象外とされていますが、加熱式たばこについては、有害性がハッキリしていない為、明確になるまでは対象外とされました。

なぜか対象にされてしまった水たばこ

同じ意味で言えば、たばこ葉を加熱して成分(ニコチンなど)を蒸気と共に吸引するという「水タバコ」も、加熱式たばこと似たような仕組みです。
ですが、加熱式たばこはOKなのに、なぜか水たばこは規制の対象となることが東京都の公式ホームページに記載されていました。
この結果を見ると「金と権力の力は凄いなー」、と改めて思いましたね(汗)

施行時期

施行時期
段階的に施行されていくとのことで、2019年9月には学校や病院、行政機関などで規制が始まり、2020年には全面的に規制が始まるとのこと。

2019年と言えば「ラグビーワールドカップ」、2020年は「東京オリンピック/パラリンピック」がありますので、それらのビッグイベントにあわせて、国際社会へのアピールに利用されてしまったようです。

増税も同時進行していることから、愛煙家の7割近くを占める「紙巻きたばこ」ユーザーは、かつてない厳しい環境に追い込まれています。

喫煙者からも非喫煙者からも懸念される声

喫煙者からも非喫煙者からも懸念される声
本来は、受動喫煙による健康被害を「都民から守る」ために制定されたワケですが、非喫煙者さんからも思ったより評価は低く、様々な心配ごとが囁かれています。

いくつか見かけた懸念事項をここで紹介したいと思います。

禁酒法の再来か?

昔アメリカで施行された法律の1つで、お酒の製造・販売・輸送を禁止するというもので現在は廃止されています。
当時は行き過ぎた規制から密造や密輸が絶えず、治安の悪化や、粗悪品の飲酒による健康被害の増加など、散々な結果に。
更には、違法にお酒を取り扱うギャングと警察との間で銃撃戦が繰り広げられ、死者数千人を出す大惨事にまで発展したという、”いわくつき”の法律です。

まだ禁酒法までの規制ではありませんが、逃げ道のない規制は反発を招くだけで、モラルやマナーの低下に繋がりかねないという心配の声があります。

裏路地の路上喫煙の増加

屋内禁煙は致し方ないとする一方で、屋外の喫煙所まで減らされていることから、路上喫煙の増加を指摘する声が多い。
特に、見回りなどが減る深夜帯や、メインストリートを外れた路地裏などでの路上喫煙が増加しそうです。
居酒屋なんかだと店前での喫煙が増えそうですよね、結果的にはポイ捨てが増加したり、いざこざの原因などになりそうな予感。

欧米諸国では、屋外で吸う場所、吸う権利を有しているからこその「屋内禁煙」との意見がありましたが、その辺りは東京都はどう考えているのでしょうか。

中小規模の飲食店の存続

これも多かった意見ですが、小規模の飲食店や県境の飲食店の存続を危ぶむ声が目立ちました。
私見ですが、小規模飲食店のお客さんってスモーカーが多い印象でして、たばこが吸えなくなることへのダメージが大きそうな気がします。
また、県境の居酒屋などは、まだ「たばこ」への規制が緩い埼玉県や千葉県の居酒屋にお客を取られてしまうのでは?という可能性も。

この話は神奈川県の受動喫煙防止条例が施行されたときに川崎のお店で実際に起きた話で、規制された川崎の飲食店は予約がキャンセルされ、まだ規制の緩かった東京「蒲田」のお店に団体客を取られてしまったそうです。
上司がたばこを吸えるお店にしろと言うので・・・これがキャンセル理由ですから、同じことが起きてもおかしくありません。

経済や財政への心配

中小規模の飲食店が潰れていくと、借金による自己破産や少ないながらも担っていた雇用環境も悪化していきます。
果ては取引先にまで波及して、経済そのものが停滞、もしくはマイナスしていくという懸念です。
更に、たばこを辞める人も一定数いるでしょうから、場合によっては税収の大幅減少による財政への打撃が予想されます。

たばこは地方税の一面もあり、販売されたエリアに配当される性質から、東京でたばこの販売が大きく鈍ると、とたんに財政が厳しくなるのは言うまでもありません。
平成29年だと東京都全体で1,162億円のたばこ税による税収があったと言われていますから、これが大幅に減少したら何で財政を賄うのでしょうか?

紙巻きたばこ辞めました

紙巻きたばこ辞めました
増税でしょ、屋内禁煙でしょ、もうコレ以上「紙巻たばこ」を吸い続けるのは無理だと判断しましたね。

今の所、JTさんや自民党議員さんのお力で、なんとか加熱式たばこは守られているので、早めに慣れた方が良いかなと思いまして・・・(汗)

今日で2週間くらいですかね、お陰であれだけ好きだった赤マルも吸えなくなりましたので、このままイケると確信しました。

やっぱりビールやコーヒー飲みながら吸えないのって辛いんですよ、今後どうなるかわかりませんが、切り替えられそうな人は早いうちにアイコスでもグローでも、プルームテックでも変えちゃった方がいいと思いますよー。

優遇される加熱式たばこ

優遇される加熱式たばこ
おそらくですが、加熱式たばこ優遇はしばらくの間変わらないと思います。

紙巻きたばこがこれだけ規制されれば販売数は確実に減りますから、加熱式たばこまで規制をかけてしまったら、国も地方自治体も大幅に税収を失うことになります。

加熱式たばこも増税対象に入っているのは、紙巻きたばこによる税収減の代替としての役割も大きいので、値上がりはするかもしれませんが規制対象にはならないでしょう。

更に付け加えると、販売側のメーカー(PMBATJT)にとっても利益商材でして、少ない販売数でも倍の利益が出るので、現状、生き残る道は加熱式たばこしかないんです。

特にJTは国と密接な関わりもあり利害は一致していることから、当面は安心しても良いと思いますよ。

あとがき

私が初めてアイコスを吸ったときは「不味い」という思いが先行しましたが、慣れてしまえばなんてことはなく、今では紙巻きたばこの匂いが苦手になってしまったくらい。

アイコスなどの加熱式たばこに変えるストレスと、窮屈な環境で吸う紙巻たばこのストレス、アナタならどちらを選びますか?