禁煙したくてアイコスを買ったワケではない

こんばんは、モクログ管理人のげんちゃんです。

思い起こせば、始めてアイコスを買ったのが2015年の秋頃、某イベントに参加していた際にアイコスがブースを出していたので、とにかく「たばこ」を吸いたくて、ブース内で試し吸いをさせて頂けると聞き、飛びついたのがキッカケです。

その後暫くは出番がなかったアイコスですが、徐々にアイコス・ユーザーが増えていき、私自身もプルームテック・ファンサイト(モクログの前身)を立ち上げたこともあって徐々に加熱式タバコにシフトしていきました。

当時から考えると加熱式タバコや電子タバコを始めとした「次世代たばこ」とは2年以上付き合ってきたワケですが、お陰様で無駄にたばこの知識がつきました。

今回は、様々な点から「たばこ」について考察し、たばこの未来を考えてみたいと思います。

たばこは身体に悪い

これは誰でも知っていることですが、百害あって一利無しと言われるほど、たばこは身体に悪いものですよね。

発がん性物質でもある「タール」と依存性の高い「ニコチン」を含むだけでなく、有害な「一酸化炭素」なども発生してます。

しかも、吸っている本人だけが有害物質にさらされるならまだしも、近くにいる人にまで同様のリスクに晒されてしまう。

そりゃ嫌われてしまうワケですよ、ホント。

この有害性こそが「たばこ」が嫌われる最大の原因であることは言うまでもありません。

徹底比較!やはりアイコスに変えるべきでは、紙巻きたばこの健康リスクをまとめてみた!

辞めたくても辞められないのはどっち?

ニコチン依存症なんて言われますが、たばこに含まれるニコチンにより、辞めたくても辞められないという特徴もあります。

厚生労働省の調査によると、禁煙外来などに通う方で禁煙を継続できているのは3割程度・・・そのほとんどが喫煙を再開してしまうそうです。

ましてや、たばこは国によって作られた嗜好品であり、広く親しまれてきたモノ、何より貴重な財源なのはご存知の通りでしょう。

辞めたくても辞められないのは喫煙者も国も同じで、こうした背景が「たばこ天国」日本をカタチ作ってきました。

たばこハーム・リダクション

ハームリダクション(harm reduction)とは、個人が、健康被害や危険をもたらす行動習慣(合法・違法を問わない)をただちにやめることができないとき、その行動にともなう害や危険をできるかぎり少なくすることを目的としてとられる、公衆衛生上の実践、方略、指針、政策を指す。
引用元: wikipedia

たばこを吸ってしまうのはニコチンによる常習性ですが、健康被害の原因となるのはニコチン以外の成分によるものがほとんどの為、たばこハームリダクションを考える時は、いかに害の少ないニコチン伝送システムに置き換えるのか?が重要になってきます。

最もシンプルなのが「ニコチン・パッチ」、肌にペタッと貼るだけでニコチンが吸収出来てしまうというんですから驚きです。

ただし、先程も紹介した通り、禁煙外来で7割も失敗してしまう実態から推察すると、ただニコチンを吸収するだけでは足りないのは明らかですよね。

そこで登場したのがアイコスやグロー、プルームテックなどの次世代たばこと言うワケです。

ニコチンを摂取するためのツールであることは変わりありませんが、紙巻きたばこを吸っていた頃と同じような所作、同じような煙(蒸気)を発生させることで、ただニコチンを摂取するだけではなく、喫煙の疑似体験をすることで満足度を高める工夫がされています。

加熱式タバコを継続して使いたい人98%

あなたは今後、「電子たばこ/加熱式たばこ」を使用してみたい(または使い続けたい)と思いますか。回答
引用元: 電子たばこに関するアンケート調査 MARSH調べ

このグラフは「あなたは今後、「電子たばこ/加熱式たばこ」を使用してみたい(または使い続けたい)と思いますか。」という質問を700人した結果だそうです。

この700人の中に加熱式たばこ(電子たばこ)のユーザーは100人いたそうですが、なんと98%もの人が今後も使いたいと答えているんですね。

2017年5月に行われた調査結果なので、今とは少し違うのかも知れませんが、たばこ自体は辞められていないですが、紙巻きたばこを辞めて次世代たばこに置き換えることには概ね成功したと言っても良い結果です。

加熱式タバコの有害性

厚生労働省の研究結果が3月30日に公表されていますが、その結果から以下の3つのことが判明しました。

・加熱式たばこの主流煙には、紙巻たばこと同程度のニコチンを含む製品もある。
・加熱式たばこの主流煙に含まれる主要な発がん性物質の含有量は、紙巻たばこに比べれば少ない。
・加熱式たばこ喫煙時の室内におけるニコチン濃度は、紙巻たばこに比べれば低い。
引用元: 0330加熱式たばこの科学的知見 厚生労働省

ニコチン含有量

紙巻きたばこA1,100(μg/㎥)
紙巻きたばこB2,100(μg/㎥)
アイコス1,200(μg/㎥)
グロー510(μg/㎥)
プルームテック200(μg/㎥)
前評判通り、アイコスがもっともニコチンを含んでおり、グローは紙巻きたばこの半分程度、プルームテックは5分の1以下という結果。
これは吸った時の満足度とも同じ順位であることから、ニコチン量が満足度にも影響しているのかも知れません。

発ガン性物質含有量

製品名アイコスグロープルームテック
アセトアルデヒド12.5%16%0%
ホルムアルデヒド11.5%24.5%0%
ベンゼン1%0.1%0%
ベンゾ[a]ピレン2%2%0%
クリセン5.5%6%3.5%
ベンゾ[a]アントラセン2.5%2.5%1%
ナフタレン0.5%1%0.1%
あまりピンと来ないと思いますが、この表は紙巻きたばこに対して何%だったかを示しています。
棒グラフから数値化しているので若干の誤差はあるかも知れませんが、ほとんどの発がん性物質が紙巻きたばこの10分1以下であることを示しています。
付け加えると、この実験結果だと、プルームテックは発がん性物質がほとんど発生しておらず、有害物質99%カットもまんざら嘘ではないのかな?とも思えました。

満場一致で支持されない理由

ハームリダクションの見地から言えば、今の加熱式ブームによる利用者の増加は近年稀に見る成功と言っても過言ではないでしょう。

喫煙を続ける多くの人が、紙巻きたばこよりも有害性の少ない「加熱式たばこ」に移行することで、紙巻きたばこしか選択肢のなかった頃と比べても、周囲の方への影響も自身の健康においても、大幅に改善されるであろうことは明白です。

しかしながら、加熱式たばこの増税をはじめ、受動喫煙防止条例の規制対象になったりと、改善に向けて進んでいるハズなのに締め付けは強くなる一方なんですね。

では、なぜ国から支持されないのか?

いくつか理由はありますが、一番は税収が大幅に減少するからだと推測します。

増税は仕方ない?

国にとって一番の理想系を考えてみました。

1.たばこ税2兆円の財源は確保したい。
2.国民の健康を守らないといけない。
3.たばこ農家を守らないといけない。
4.先進国として紙巻きたばこを野放しには出来ない。

2、3、4は加熱式たばこに移行することで、ある程度は達成する見込みがあるのですが、1の税収だけは確実に減っていくんです。

だからこその増税で、最初から紙巻きたばこと同様の税金を納めていれば、もしかしたら国の対応も少しは違ったのかもしれないですよね。

ましてや、税率が高い、低いは私達には関係なく、ヒートスティックなどの価格が既存の紙巻きたばこと同価格であることから、企業にとってはより儲かる「たばこ」だったワケですから、増税された後も値上げするなとは言いませんので、最低ライン紙巻たばこと同水準を維持してもらいたいものです。

増税に繋がりかねない、アイコス・グロー・プルームテックにかかるタバコ税がおかしいぞ!?各デバイス毎の税率を大公開

たばこの未来

ツラツラと書いてきましたが、結論としてはタバコはまだまだ無くならないだろうと言うこと。

ただし、紙巻きたばこについては、加熱式たばこなどの選択肢が出てきたことで、より風当たりが厳しくなるかも知れません。

数年後には増税によって税収を確保できるようになり、また一方では技術革新によって、もっと害の少ないたばこが生まれてくるでしょう。

この2つが重なったタイミングで、次世代たばこは国からのお墨付きをもらい、紙巻きたばこからの移行を促される・・・そんな未来が近い将来訪れるような気がします。

あとがき

ハームリダクションを調べている際に、とても印象に残った一文がありました。

”個人の嗜好の自由は尊重されるべきですが、その自由が他人に被害を与えることが容認されるべきではないのは社会的常識”

そうなんですよね、たばこを吸うのは自由だけど、他人に迷惑をかけてはいけないんです。

いくら害の少ないものであっても、少なからず有害物質は発生しているワケですから、その点は忘れてはいけませんね。