こんにちは、加熱式たばこブロガーのゲンキ(@MOQLOG_JP)です。
6月月初に、喫煙所が必要かどうかについてアンケートを実施しました。
今日はその結果を共有したいと思います。
社会問題と化した路上喫煙やポイ捨て
テレビでも目にしますが、路上喫煙やポイ捨てが社会問題化してますよね。
ニュース番組内では喫煙者のマナーやモラルが欠けているようなシーンが多く納められ、タバコを吸わない多くの人には「喫煙者はルールを守らない輩が多い」みたいな印象を与えています。
もちろん、こういう状況になったのは、コロナで喫煙所が閉鎖されたことが原因なんですが、それに言及するシーンは僅か。
コロナが収まれば喫煙所の閉鎖も解除され、これまで通りの日常が送れる・・・と思っている方も多くいると思いますが、案外そんな話ではないかもしれませんよ。
アフターコロナで喫煙所は更に減る?
マナーやモラルの問題は嫌煙団体にとっては大好物な話題で、ここぞとばかりに攻勢を強めています。
嫌煙団体としては、コロナを機に喫煙所をなくしたいわけです。
参考:喫煙所は必要か:「喫煙者」への「大規模アンケート」から見えてくる「タバコ問題」の本質とは
ロジックはなかなか強引で、喫煙者は喫煙所があっても路上喫煙をするし、そもそも喫煙者自体も喫煙所は使いたいと思っていない、だからコロナが収まっても喫煙所は閉鎖、もしくはなくしましょう・・・と。
今回行ったアンケートは、路上喫煙について、その理由から、喫煙所の必要性を訴えるものです。
アンケート結果
調査の方法:株式会社マーケティングアプリケーションズのセルフ型ネットリサーチツール
調査の対象:登録モニターのうち、全国の20歳以上の男女を対象に実施
当初はブログ内のGoogleフォームで募っていましたが、回答数が足りなかった為、最終的にはセルフ型ネットリサーチツール(Surveroid)にて実施。
調査費用はまあまあ掛かりましたが、有意義な回答が得られたので良しとしています。
リサーチ方法は以下のとおり。
1.スクリーニング調査
20代以上の4,000名を対象に”喫煙者かどうか”のスクリーニング調査を実施し、アンケート対象ターゲットを絞りました。
2.本調査
抽出された約1,500人に対して路上喫煙の有無を始めとした5つのアンケートを行い、その結果をまとめました。(n=1,280)
回答者の属性【n=1,280名】
※コアな世代(30代~50代)までの方を中心になるように回答者を抽出してます。
設問01:路上で喫煙したことはありますか?(単数回答)【n=1,280】
まず最初の質問は、路上喫煙の有無について。
予想通りではありましたが、なかなかの結果となりました。
とても残念な結果ではありますが、9割の方が路上喫煙をしたことがあると回答。
続いて、年齢別と男女別に路上喫煙の有無をご紹介します。
年齢別 路上喫煙の有無
年齢別に見ると、僅差ですが年齢が高くなるにつれ路上喫煙をしたことがある人が増えています。
男女別 路上喫煙の有無
女性回答者の回答数が少ないことも影響しているのかもしれませんが、女性は路上喫煙をしないと答えている人が3割近くという結果に。
設問02:路上で吸う理由は次のどれですか?(単数回答)【n=1,162】
この2つめの設問は、最初の設問で「路上喫煙をしたことがある」と答えた人のみ回答してもらっています。
ですので、回答数は1つ目の設問で「はい」と答えた1,162人の方ということになります。
64%の方が「喫煙所が近くにない」ことを理由として挙げており、次いで「周りに人がいなかったから」が23%を占めています。
ちなみに最後の設問で、「喫煙所に行きたくない」と答えている方の理由もなんとなく見えてきました。
設問03:喫煙所があったら喫煙所で吸いますか?(単数回答)【n=1,162】
ズバリな質問ですが、約9割の路上喫煙者に対して、喫煙所があったらどうですか?という質問をしてみました。
こちらも、回答数は1つ目の設問で「はい」と答えた1,162人の方ということになります。
これは思いの外多くて90%の方が利用すると回答、また残り9%の方も逆に言えば、混んでなければ使うという人。
つまり、喫煙所が混んでなければ99%の人が喫煙所で吸うということなので、路上喫煙やポイ捨ては”喫煙所さえ整備されていれば”ほとんど発生しない可能性を示しています。
設問04:喫煙所に求めることはなんですか?(複数回答)【n=1,459】
これは全てに回答者(n=1,280)の人に、複数回答可として、喫煙所に求めることを答えてもらいました。
この結果から、路上喫煙やポイ捨てをなくすために、喫煙所をどうすればよいのかがわかります。
圧倒的だったのは「数」で、いかに喫煙者が喫煙所が足りてない、と思っているかが明らかに。
続いて「広さ」と「換気」が並びました。
年齢別 喫煙所に求めること
年齢別に見ると20代はあまり換気には関心が少なく、50代の方は喫煙所の数を増やしてほしいと言う声が多かったです。
男女別 喫煙所に求めること
男女別では、顕著なのが女性の換気に対する意識の高さで、この理由は次の設問でわかりました。
設問05:こんな喫煙所が欲しい!という意見があればどうぞ【n=532】
全ての方に対して自由回答とした設問ですが、約500件のコメントを頂きました。
全てを紹介すると膨大な量になってしまう為、集約したもの内容をご紹介します。
様々なコメントが寄せられましたが、中でも特徴的だったのは設備面でして、喫煙所に椅子を設置してほしい、屋根やエアコン(扇風機)などを設置してほしい、自販機を設置してほしいという声が。
確かに喫煙所って狭いだけでなく、夏は蒸し暑く冬は寒い、椅子なども用意されていないので、くつろぐことも出来ない・・・そんな様子が思い浮かびます。
続いて多かったのが換気で、コロナ対策という面もありますが、目立ったのが「臭い」に対するコメント。
喫煙者でも喫煙所を臭い、汚いと感じている人が多く、これが喫煙所に行きたくない理由なんだと推測されます。
内容は多岐に渡りますが、時代を感じたのは加熱式専用や女性専用、個室などのキーワードでした。
有料でもいいので・・・と書かれているコメントも見受けられ、たばこを吸う一服の時間を、快適にすごしたいという思いが伝わってきました。
アンケートの結果まとめ
まず昨今の路上喫煙やポイ捨てについてですが、これを解決するには喫煙所は必須であることが明らか。
キチンと喫煙所を整備してくれれば、多くの方は喫煙所で吸うんですよ。
そして出来るなら喫煙できる場所を増やして欲しい、それは喫煙所というカタチでなくとも、喫茶店などでもいいんです。
吸える場所を用意してくれれば迷惑をかけないようにそこで吸いますよ!これが多くの喫煙者が思っていることだと思いました。
あとがき
最後のコメントは色々な意見があって非常に面白かったです。
もちろん全部を叶えるのは到底無理だと思いますが、少しでもこういったタバコ・ユーザーの声が行政やたばこ関連企業さんにも届くと良いな・・・と思います。
尚、今回のプレスリリースは下記メディアにて取り上げて頂きましたので、あわせてご報告致します。
- @Press(リリース配信元)
- 朝日新聞デジタルマガジン&
- excite.ニュース
- Infoseekニュース
- SankeiBiz
- SANSPO.COM
- zakzak
- Mapionニュース
- @nifty ビジネス、他
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