プルームテックの大人の事情が垣間見える!
こんばんは、加熱式たばこブロガーのゲンキ(@MOQLOG_JP)です。
前回の記事から更に調べたところ、プルームテックだけでなく、アイコスやグローも税金がおかしいコトがわかりましたので共有します。
ぶっちゃけ色々想像が膨らむ内容です。
まずは、そもそも「たばこの税金」ってどんななの?という説明から、本題「次世代たばこの税金」について書いていきますので、アイコス・ユーザーさんやグロー・ユーザーさんも是非読んでみて下さい。
たばこ税とは?

税金がたくさん掛かっているのは知っていましたが、まさかの6割超えとは知りませんでした。
大きくわけると「たばこ税」と「消費税」の2つの税金からなるのですが、「たばこ税」というのも総称で実際は3つの税金のことを指します。
たばこ税の種類
たばこ税とは、たばこに掛けられる個別消費税のことで、当初は「たばこ消費税」と言われていたそうで、消費税法が施行されたことで、たばこ税と名を変えて、二重、三重と課税されるようになったみたいですね。
1.国税としての「国たばこ税」
・・・酒税などと同じく間接税の1つ、財やサービスの価格を通じて転嫁される性質のものだそうです。
2.地方税の1つ「地方たばこ税」
・・・「道府県たばこ税」という、まさに都道府県に落ちる仕組みの税金と、「市町村たばこ税」という市町村に落ちる仕組みの税金の2つからなります。
3.期間限定?の「特別たばこ税」
・・・簡単に言うと、国のお金がないから財源の確保の為に、当分の間課税するよっていうものです。
他の製品との比較

このグラフを見ると一目瞭然ですが、たばこの税金って他のどの製品よりも課税率が高いんですね。
というか、ビールやガソリンの半分近く税金だったということに驚きましたけど・・・
もしですが、たばこに消費税しか掛かっていないとしたら、460円のたばこが204円で買える計算です。
よく愛煙家が言う「オレらは税金いっぱい払ってんだぞ!」という話もあながち嘘ではないことが判明しました。
それこそ、ビール大好き!車もばんばん運転する!たばこもヘビーだぜ!という人は、相当な税金を払っていることになります。
この気持ち・・・なんなんでしょうか。
たばこ税収の年間推移
これを見ると凄いなーと思うのですが、毎年2兆円以上の税金が捻出されているのがわかります。
中でも恐ろしいのは、年々たばこを吸う人は減っているにも関わらず、税収が落ちていない点。
これって、値上げ=税負担額アップにより、維持しているのが明白です。
国や地方公共団体も、この2兆円の税収を捨てることは出来ないハズですから、喫煙者が減れば減るほど値上げという手段にでて、残された人たちの負担が大きくなるという図式・・・いつか本当にたばこを辞めなければならない日が来そうです。
次世代たばこの税率について
デバイス | 銘柄 | 価格 | 税率 | 税額 |
---|---|---|---|---|
アイコス | ヒートスティック | 460円 | 49.2% | 226.3円 |
グロー | ネオスティック | 420円 | 36.0% | 151.2円 |
プルームテック | たばこカプセル | 460円 | 14.9% | 68.5円 |
この税金の差っておかしいですよね。
明らかにJTだけが優遇されているように見えます。
カートリッジが付属していることを加味しても、もう少し「たばこカプセル」は安くても良いのでは?と思うのは私だけでしょうか。
税率が違う理由
次世代たばこの税率は、なぜか「パイプたばこ」に分類されるそうで、課税額を決める方法がそもそも紙巻きたばこと違います。
パイプたばこでは、重量1グラムを紙巻きたばこ一本に換算して課税されます。
となると、重量を決める対象は、葉たばこが詰められているスティックやカプセルになるので、そこが問題になったワケです。
普通のたばこであれば、本数による課税を行うようですが、なぜパイプたばこに分類されたのか、ここに疑問が残ります。
デバイス毎のたばこ部分の重量
デバイス | 銘柄 | 本数(個) | 重量 |
---|---|---|---|
アイコス | ヒートスティック | 20本 | 15.7グラム |
グロー | ネオスティック | 20本 | 9.8グラム |
プルームテック | たばこカプセル | 5個 | 2.8グラム |
プルームテックは5カプセル入っていますが、実際は紙巻きたばこ3本分しか課税されていないということです。
そりゃ安いワケですね。
販売価格が同じワケ
税率がこれだけ安ければ、価格に転嫁してくれても十分良いはずですが、残念ながら3社ともほぼ同じ価格です。
ここでグレーな話ですが、小売価格を認可するのは財務省なんだそうです。
税金が少ないのに460円で販売するとなると、これまでの紙巻きたばこを販売するよりもずっと売上が取れるんですね。
紙巻きのメビウスを売ったときの税金を除いた金額は「163円」にしかならなかったのですが、たばこカプセルだと「392円」と、実に2.4倍もの金額が売上として手元に残るワケです。
カートリッジなどを差し引いたとしても、めちゃくちゃ儲かるNEWタバコなのは間違いありません。
JTと財務省の関係
更にここで登場するのが、JTの大株主の話です。
JTの株の3割を持っているのが、なんと財務大臣(国)なんですね。
JTの業績があがれば財務大臣(国)も潤う、という裏の図式も見えてきます。
素人目には色々とおかしいと思うのですが、私だけでしょうか。
あとがき
なんと言うか、今回もまた非常に考えさせられました。
もちろん、私の知らない色々な事情があって、こういう状況になっているとは思うのですが、アイコスやグローにとってはフェアな環境ではないことは確かです。
とは言え、税率が変わって値段が上がってしまっても困るし・・・。
この記事を書いた結果、自分が偽善者であることを改めて認識させられましたよ。
そろそろ思考回路が停止しそうなので、この辺で終わりにしたいと思います。
今回も駄文にお付き合い頂きありがとうございましたm(_ _)m
コメント
煙草に限らず、すべてにおいて税金の仕組み自体がおかしいですよ、最近ではビールに掛かる酒税、開発者を馬鹿にしていますよね、ユーザーに安く楽しんで欲しいから、って、一生懸命開発して発泡酒を作ったり、第三のビールを造っているのに、国はそこからも増税していますよね。車に関しても二重取りどころか、様々な税金を課しているし、ガソリンでも二重税が掛かっていますよね。っで、すべての国民が同じ条件で払っているのならまだしも、国会関係者は一切払っていないのですから。。。
煙草も無税の販売機が議事堂内にあるし、国鉄も無料だし、おかしいところだらけですよ。(`へ´)フンッ。
かてニャンさん
え!?無税の販売機があるんですか!!
知らなかった・・・というか、それは可笑しな話ですね。
二重、三重の税金は国会議員さんの為にあるということでしょうか(# ゚Д゚)
ホント、おかしいことだらけですね!!
18年度の税制改正で 加熱式たばこの増税が検討されるとかなんとか。。。
標的にされるのはプルームテックなのかしら?
受動喫煙を減らすなどと言い喫煙エリアを狭くしまくって 加熱式たばこに移行する人が増えたら増えたで 加熱式たばこの増税だぁ?
偉いひとたちって 斜め上の発想するから すげえなと思う(-.-)y-゜゜゜
菊丸さん
税制改正の話は私も拝見しました。
正直プルームテックは標的にされてもおかしくないと思います(汗)
たばこの税収って結構デカイですからね。
しかし、まわりの人へ配慮しようと努力しているのに、この矛盾ってなんだかなーって感じです。