こんばんは、加熱式たばこブロガーのゲンキ(@MOQLOG_JP)です。
今日は新商品やキャンペーン情報ではなく、タバコとモータースポーツについて書いてみたいと思います。
昨今の禁煙ブームで、飲食店でタバコが吸えなくなったり、喫煙所が閉鎖されたり様々な影響を受けましたが、モータースポーツの世界も大きな影響を受けたんですよねー。
ゆい様からBATさんのF1ネタを頂いたので、思ったことをツラツラと書いていこうと思います。
尚、ただいま酔っ払っているので、誤字脱字があったらゴメンナサイ。
モータースポーツとタバコ
モータースポーツと言えば、普段私たちが乗るような自動車とは似ても似つかない、スピードを追求した洗練されたデザインや、最新技術の粋を集結したテクノロジー、そしてチームワークやドライバーの信じられないテクニック、音や異次元のスピードなど、サーキットでしか味わえない魅力がたくさん詰まったスポーツですよね。
ですが、同じくらい面白いのが”スポンサー”という視点で、莫大な資金が必要なF1チームをどこが支えているのか?というのも楽しみの1つだと思っています。
世界中にファンの多いモータースポーツなので、その宣伝力も絶大・・・名だたる企業がスポンサーに名乗りを挙げているわけです。
そんな中、たばこメーカーもスポンサーとして有名で、まだタバコをよく知らなかった頃の私にとっては、Marlboroって車のブランドだと思っていたくらい定番でした。
今ではメッキリ見かけなくなってしまいましたが、実はBATさんがひっそりと継続中なんです。
たばこブランドが掲載できなくなった
冒頭も書いたとおり、世界中で禁煙ブームとなり、たばこメーカーが撤退を余儀なくされました。
特に、欧州(EU)での「たばこ広告禁止法」の影響が強く、ブランドロゴの使用ができなくなったことが最大の要因です。
ルノーのメインスポンサーだったJTが2006年に撤退、グローの販売元BATもBAR(ブリティッシュ・アメリカン・レーシング)のメインスポンサーでしたが、欧州でのたばこ広告規制に伴い同年撤退。
アイコスのPMだけがスポンサーを続けていたわけですが、ブランドロゴが掲載できないことから、ブランドカラーの赤と白のデザインのみになってしまったんです。
加熱式たばこの出現で風向きが変わる
動きがあったのは加熱式たばこが広がり始めた頃、これまでスポンサーになってもブランドロゴすら出せない状況が続いていましたが、2018年PMが変化球でメッセージを掲載することに成功。
「MISSION WINNOW(ミッション・ウィノウ)」・・・もっとも価値あるものを選別する、という意味で、紙巻タバコからアイコスへの移行を示唆した感じ?パッと見はよくわかりませんが、何も掲載できなかった頃から比べたらだいぶ前進しましたよね。
次いで2019年には、今はなきアイコス互換機のJOUZが、F1ではないですがSUPER GTと、GT300クラスに参戦するAudi Team Hitotsuyamaともチームスポンサー契約を締結、もちろんJOUZのロゴがペタっと貼られてました。
更に同年にはBATがマクラーレンのスポンサーに復帰、たばこブランドのロゴこそ掲載しませんでしたが、「A BETTER TOMORROW」の文字を掲載しています。
フェラーリからの完全撤退を決めたPM
Marlboroのロゴを載せられなくなったことで、代わりにつけた「MISSION WINNOW(ミッション・ウィノウ)」ですが、この活動すらも厳しいことから、PMは不満を感じていたのだとか。
昨年2021年、フェラーリに対してPMから、スポンサー料(年間約68億円)の投資を控えたいという申し出があり様々な協議が行なわれてきましたが、残念ながら完全撤退となったそうです。
PMとの契約が終了したことで、苦肉の策だった「MISSION WINNOW」も消え、あの特徴的な赤白デザインも見納めということです。
「MISSION WINNOW」を掲載した2018年も目を付けられていたようなので、それだけタバコ資本を排除しようとする動きが強いということなのでしょう。
BATは「A BETTER TOMORROW」ではなく「VELO」
PM撤退=「MISSION WINNOW」撤退の動きがあったからなのか、似たような手法でロゴを掲載していたBATにも動きが。
これまではPMのように”たばこブランド”などではなく「A BETTER TOMORROW」というメッセージをつけていましたが、今季はなんと「VELO」のブランドロゴなんだそうです。
2019年にスポンサーになったときは、タバコ産業との関連はないと言っていたはずなんですが・・・EUにVELOが認められたってことなんでしょうか?
ただのメッセージでもある「A BETTER TOMORROW」ならまだしも、VELOはもろにブランド名なので今後の展開がちょっと心配です。
モータースポーツとたばこ資本
PM撤退の話でも書いたように、メインスポンサーともなると約70億円の投資が必要になります。
こんな大金を宣伝のためにポンっと払ってくれる企業は少ないので、たばこ資本はモータースポーツ界にとっては重要な役割を担っていたわけです。
一時期それが消えたことで資金不足が叫ばれていましたが、BATがスポンサーについたことで兆しが見えたと思ったら、今度はPMが撤退。
F1を始めとしたモータースポーツは、技術開発やレースそのものに多額の費用が掛かります。
お金がないから開発できない、レースが出来ない、なんてことにならないように、双方うまいことやってくれないかな、と願うばかりです。
あとがき
唯一スポンサーだったPMの撤退は驚きましたねー、これでフェラーリの赤白も見納めだと思うと感慨深いです。
「MISSION WINNOW」くらいいいじゃん!って思うんですけど、やっぱりタバコ嫌いな方からするとPMがスポンサーっていうだけで嫌気がさすのな・・・。
これで残ったのはBATさんだけ、なんとか頑張ってほしいものです。
それでは今日はこの辺で、おやすみなさい。
コメント
ゆいです
昔のF1は他にも
ロータスがキャメル
ベネトンがマイルドセブン
リジェがジタンやゴロワーズ
ウイリアムズがウィンストンなど
メインスポンサーがほとんどタバコ会社だったのにね
あと
マクラーレンがウエスト
ティレルがキャビン
だったと思う
スピカさん
さすがよくご存知ですね!!
https://motorsport-photography.net/tobacco-brand/
に色々載ってましたが、キャメルなんてめちゃカッコいいじゃないですか!!
なんか寂しいですねー。